2007年3月14日 (水)

ああ情けない

故障続きでヤバい飛行機だなあ、と感じていたDHC-8(ダッシュ8)が、とうとうみっともないトラブルを衆人環視の中で起こしてしまいました。世界的に需要が多いコミュータ路線専用機としてブラジルのエンブラエルやスエーデンのサーブと市場獲得競争を繰り広げているこの機体。もともとデハビランド・カナダ社は信頼性の高い小型機で有名だったメーカーですが、国際化・効率化の波に呑まれてタガが緩んでいるようです。日本におけるダッシュ8はあの国産名機YS-11に替わるものとして大量に導入されたわけですが、今でも海外では重宝されているYS-11だったら、こんな無様なトラブルは起こさなかったのではないか、と残念です。国内民間航空会社が早々に見捨てたYS-11も、自衛隊では20機ほどの全機が今なお現役。古いものは製造から40年も経つのにみんな大事に使われて、一部は近代化した「スーパーYS」に改良されてバリバリ働いています。いいものは長持ちするんです。それに比べてダッシュ8はいかにも使い捨て、ジャンクフード的な雰囲気を漂わせている飛行機だと思います(ひいき目ですが)。ものづくりの伝承が盛んに言われる昨今、YS-11の後継機開発を怠った日本の産業界は高いツケを払わされることになるのでしょう。

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2007年3月13日 (火)

軽自動車はピッタンコ

マイカーを買い換えようかなあ、と考えています。自宅には小型の普通乗用車が2台あるのですが、どちらも99%は1人で乗って走っています。どう考えてももったいないと思うからです。ある試算によれば普通車を軽自動車に換えると、年間20万円以上の経費節約になるとか。そりゃそうですよね。税金も車検も保険も軽自動車ならうんと安くなるのだから、当然のことです。そしてその軽自動車の性能も品質もどんどん良くなってきています。全国軽自動車協会連合会によると軽自動車の台数は一貫して増え続けており、最新のデータでは全国平均で100世帯に46.8台(前年45.8台)。これは2.14世帯に1台ということになります。全国で一番軽自動車が普及している鳥取県は、なんと100世帯に94.1台とほぼ1世帯に1台。新潟県も81.9台で1.22世帯に1台という高普及率です。軽自動車のメリットはコストだけではありません。燃費、炭酸ガス排出量、廃棄物量のいずれも普通小型乗用車平均の60%くらいというのですから、地球温暖化対策に私たちでもできる小さな一歩にはなりそうです。ブックレット新潟大学の「温暖積雪地域における水の循環を科学する」や「弥彦・角田山から地球環境を考える」を読んでいて、そう思いました。

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2007年3月12日 (月)

なにか違うぞ

開幕2戦を2引き分け。これをどう見るかは人によって違うでしょうが、少なくともホーム開幕戦の浦和との引き分けは、ほとんど勝ちに等しい値打ちでした。今季、さらにボリュームアップして、ほとんど化け物のような戦力を蓄えた「天敵」浦和。それだけでも軟弱なアルビは萎縮してしまうのに、2点を先制されてもうギブアップになるのがこれまでの常識でしたが、昨日は違いました。後半に相次いで投入されたU20日本代表コンビが値千金のゴーール!しかも河原は交代の1分後、亜土夢はロスタイムでの劇的ゴール。これは何かが始まるのかも、とサポーターを揺さぶるに十分なパフォーマンスでした。サッカーの神様がこの試合に用意した4点を、全部浦和に取られても不思議はなかったのにイーブンとは。アルビは大きく変わっています。昨日のビッグスワンでは特設テントで先行販売しましたが、「アルビレックス新潟オフィシャルハンドブック2007」が出来上がりました。アルビの戦士たちのデータが一目で分かります。J1他クラブのデータや、アウエー応援に便利なスタジアム紹介もあります。この1冊を自分だけのシーズンブックに作り上げるためのシールも増量しました。800円です、お買い求めください。

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2007年3月 8日 (木)

弥生寒波のラーメン

降りましたねえ。弥生寒波があるんじゃないかという予感はあったけど、春の陽気が続いたあとではやっぱり結構こたえます。でも新潟市の雪はびちゃびちゃで、すぐに消えてしまいそうですけどね。寒いと無性に食べたくなるのがラーメン。きょうの朝刊テレビ番組面下のBSNカラー広告は、そんな寒い朝の気分に見事はまりました。題して「新潟はラーメン王国だ!最終回 あのうまいラーメンをもう一度」。うーん、午後6時55分からという時間がちょっと私的には微妙なんですが、見たい!この番組が5年間で紹介したお店に新店情報も加え、登場はズバリ100店、というんですから強力です。「昭和の新潟ラーメン史」という副題まであるんですから、当社発行の「ラーメン道楽」と「新潟ラーメン食べ歩き」を足してテレビ番組化したような感じでしょうか。ぜひ、この2冊を手元に置いて映像と音声の饗宴に浸ってください。番組終了後の今夜8時過ぎから新潟のラーメン店は混むかもしれませんよ。

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2007年3月 7日 (水)

ふるさと新潟出版大賞

今朝の朝刊で発表しましたが、当社主催の第1回「ふるさと新潟出版大賞」に方言文集「もく津がにッ子 しゃべちょ唄」が選ばれました。旧横越村(新潟市)の保科桂子さんが、子どものころの想い出を全編方言でつづった異色の自費出版です。以前、このブログでも紹介したこの本。ページを開いた最初は途方に暮れること間違いない、本の異次元ワールドですが、読み進むうちに文章のリズムと心の波動がシンクロしていくような心地よさがあります。この心地よさはなんだろう、と考えたのですがやはり温かさなんだと思います。この方言が紡ぎだす心象風景は、太陽の光をいっぱいに取り込んだフカフカの稲わらであったり、ミズスマシが泳ぐ静かな水面に揺らぐ陽の光であったりします。まさに癒しの世界なんですね。大賞受賞作品は全国新聞社出版協主催の「ふるさと自費出版大賞」に新潟県候補作品として推薦されます。全国でも高く評価されるのを楽しみにしています。ところで、自費出版と言えば最近、つくった本を全国で販売する、と言葉巧みに勧誘され不当に高い費用を請求されたという話をよく耳にします。被害を訴える方々の主張によると、印刷・製本の請求費用が明らかに高すぎたり、契約どおりの部数が制作されていなかったりで、しかもできた本は誤字や表現などの校正もろくにされていない不良品だったりするそうです。自分の本をつくりたい。その本を大勢の人に読んでもらいたい、という希望につけ込んで、詐欺まがいの商法を行う会社があるとすれば、同業者として残念でなりません。おいしい宣伝文句にだまされないよう、気を付けてください。

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2007年3月 6日 (火)

傲慢なBS受信確認

昨晩、自宅のテレビでNHKBS1のゴルフPGAツアー・ホンダクラシックを見ていたら、いつの間にか画面左下に妙なメッセージが出ています。なんかNHKの受信料を払わない人への注意喚起らしいのですが、私は小心者で払っていますから、放っておけば消えるだろうと思っていました。トーナメントが白熱してきて、パットの行方が気になるのに、このメッセージがホールを隠してボールが見えません。アタマに来てメッセージをよく読んだら「電話かネットかファクスでNHKに連絡すれば消してあげるよ」みたいな内容だったので、憤然としてネットで手続きし、しばらくしてメッセージは消えました。なんでもBSデジタルの視聴を開始して30日くらいでもれなくこのメッセージがサービスされることになっているらしいのですが、ウチはデジタル視聴開始から約1年たっています。今まで出なかったのが不思議です。それにしても有無を言わせず、しかも手続き内容ではかなり詳細な個人情報を一方的に収集するこのやり方って、今どき通用しないんじゃないでしょうか。「国営放送」なら国民に何をしてもいい、みたいな傲慢さがうかがえて気分を害しました。

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2007年3月 5日 (月)

煙たいゴルフ

先週末に相次いで開店した大型書店。どちらもさすがのボリュームで歩いているだけでくたびれました。じっくりと探検するのが楽しみです。本探しでちょっと疲れたので、久しぶりにゴルフの練習場へ行きました。春の陽気が続くとゴルフシーズン目前ということを否が応でも意識してしまい、下手くそなりに練習しなければ、と焦り始める季節なのです。練習場で感じたこと。その1はやっぱり下手くそだなあ。その2は煙たいなあ。そうです、最近は公共の場での喫煙がかなり制限されて、来週末からJR東日本の新幹線と特急は全面禁煙になり、駅なんかでもホームは原則禁煙なのですが、ゴルフという世界は依然として特権意識がまかり通っているのか人前で平気でたばこを吸う人が多いのです。隣の打席の人がやたらとたばこに火をつけ、一口吸ったたばこを灰皿に置き打席でスイング。その間、灰皿からの煙は私の顔面めがけて襲来し、自分のスイングに集中できません。全国的には禁煙打席を設けるゴルフ練習場が増えているようなので、帰りに受付の人に「打席を分煙にしてください」とお願いしましたが、どうなんでしょうか。私の希望としては(もちろん公共の場ですから完全禁煙が本当ですが)せめて1階を禁煙、2階を喫煙としてほしい。煙は上へ上がるから分煙効果は高いでしょう。最近読んだ本で喫煙率は先進国ほど低く、途上国ほど高い、とありました。いわば文明のバロメーターなのです。日本のたばこ価格は安すぎますね。英国の3分の1、米国や豪州の半分です。もっとも韓国は日本の半分、フィリピンは5分の1なんですけどね。伊藤慶夫先生の「長寿に挑戦 身近な健康」でもたばこの害を鋭く指摘しています。青少年や女性の健康のためにも、社会からのたばこ追放を進めたいものです。

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2007年3月 2日 (金)

弥生決戦

今朝の通勤電車で向かいの席の女性が新潟日報折込チラシを念入りに点検していました。白山駅に降りると、駅前では選挙が始まったかと思わせるたすき掛けの人たちがチラシ配りに懸命でした。電車内のチラシはきょう万代シティにオープンする大型店のもの。駅前のチラシはそれを迎え撃つ西堀通のファッションビルのもの。そして今日は万代シティの大型書店オープンと同時に五泉市にも大型書店がオープン。明日は新潟駅南口プラーカ1に大型書店オープンです。さあ始まりましたね「弥生決戦」。ファッションも本も一気に激突モードで、当事者は必死でしょうが利用者としてはこの活気がうれしい限り。「両方がんばれ」と無責任な声援です。さて、新潟日報社発行のハウジング新潟別冊「新潟リフォーム大百科2007」が完成しました。古民家再生とまで大がかりでなくても、家族の歴史を柱や梁に刻んだ大切な家を、より便利に安心に生まれ変わらせるリフォーム。いま需要が急増中です。県内から集めたたくさんの実例について写真や図面で「ビフォー・アフター」を確認できます。計画中の方には欠かせない参考書となるでしょう。

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2007年3月 1日 (木)

自由ってなんだろう

けさの日報抄を読んで悩んでいます。言っていることは理想論としてはありなのだろうけれど、現実論として私個人は納得できない。いろんな考え方があっていいのですが、私の考え方とあまりにもかけ離れているので不安になります。確かに思想・信条の自由は最大限に尊重されなければならないものですが、組織の構成員としての職務・責務より常に個人の思想の自由が優先されるべきものかどうか。業務従事者個人の思想・信条に反する業務指示が憲法違反になるのなら、世の中は動かなくなるのではないでしょうか。社会全体の秩序は根底から揺らぐのではないでしょうか。その組織の一員としてどうしてもやっていけない、納得できないというなら、円満退職など組織を離脱する自由は常に保障されているはずです。それとも、そういう業務指示もパワハラなんでしょうか。「戦争はいやだ」というのはよく理解できるし、それはだれも一緒でしょう。だからといって自分と自分につながる家族や友人や職場で構成しているこの国の過去と現在が許せない、という論理で職務を拒否してしまうのは無理があるのではないでしょうか。人は生かされている、ということを考えます。家族や友人や職場や地域社会や国や世界や大自然に生かされています。そうした自分を生かしてくれている周囲のことを考えずに「自分はこうしたい」というだけで行動するとしたら、それは戦争以上に恐ろしいことになるのではないかと考えるのです。現実にそういう人が急増していて常識はずれな行動や殺人事件まで引き起こしているじゃないですか。結局、自由ってなんだろうということになるんですよね。うーん、考えがまとまらない。今日一日、悩むことになるのかなあ。

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2007年2月28日 (水)

海から上がった角田山

今から2万年くらい前には新潟県(そんなものがあるはずもない昔ですが)には雪が全く降らなかったそうです。そのころは氷河時代の終わりごろで海水面が低く、日本海に暖流が流れ込まなかったため海面からの水蒸気がなくてそうなったんだとか。地球の呼吸ともいえそうな寒期と暖期の繰り返しで海水面が上下するため、海岸線は大きく前進と後退を繰り返し、海底火山だった角田山はやがて新潟平野にそびえる山として残ります。人間の生活の場もそれにつれて移動していたんですね。いつもなんとなく眺めているふるさとの風景が、こんな解説を頭に入れて見直すとまた違った風に見えてきて興味が増します。「弥彦・角田山から地球環境を考える」(ブックレット新潟大学29)は、そんな知的好奇心を刺激する一冊です。いま地球温暖化で海水面の上昇が懸念されています。長い地球の歴史の中では何度も経験した事態なんでしょうが、今回の気候変動の犯人は人間です。何万年かあとの地球で生活する知的生命体は、この温暖化をなんと名付けるのでしょうか。でも、きょうは新潟の冬らしい寒い朝でした。寒い冬は少し安心する、なんて勝手なことを言うと怒られますね。

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2007年2月26日 (月)

春一番はキャンディーズ

「もうすぐは~るですねえ」と口ずさみたくなります(毎度ダンカイしてすみません)。2月は毎年のことながらアッという間に過ぎて、もう弥生3月が目の前。そして新潟の空はひと足早く連日の五月晴れ(そりゃいくらなんでも早すぎるかな)。この分ではやすらぎ堤の桜も、そろそろ開花待機状態に入っているんじゃないでしょうか。さて、ことしの3月はどんな月?。個人的にはやはり新潟市に相次いで開店する書店が楽しみです。2日には万代シティのラブラ万代に、3日には新潟駅南のプラーカ1に、そして6日には新潟駅東自由通路のココロ本館に、と続きます。従来の2倍とか県下最大とか、とにかく規模の大きさに目が行きがちですが、そこは書店です。やっぱり品揃えとか探す楽しみとか、本に親しむ工夫とかに期待したいものです。そういう意味では在来店にも是非この際がんばっていただきたい。老舗書店はいわば「街の知的財産」です。どんなに便利な郊外型大型書店が増えようとも、街へ出たときにぶらりと入る老舗書店には独特の魅力があるのですから。県内ベストセラーに「新装版 新潟県の葬儀と法要」が入り続けています。おかげさまで増刷に増刷を重ねるご好評をいただいて、そろそろ県内全世帯のかなりのパーセンテージで常備していただいたのではないでしょうか(オーバーです)。まさに新潟県の葬儀のスタンダードはここにある、ということですのでご活用ください。

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2007年2月23日 (金)

買ってしまった

書店の新刊コーナーで目に付いた一冊。「10年後、新●と●レビはこうなる」と、目を疑いたくなるような直球タイトルに思考停止し、気がついたら購入していました。ヤラレタ…。10年前ならこういう論調もありふれていたけれど、今の時代にまだそんなことを、というところがかわいいと言えばかわいいのですが…。本は、活字はこわいです。世に出してしまえば「無かったこと」にはできません。2007年2月にこういう内容でものを書いた、ということがいつまでも残ってしまうのです。既存のいわゆるメディアがドラム型洗濯機の中に放り込まれたように天地返しや表裏逆転といったこれまで未経験のあらゆる試練に直面しつつあるのは周知の事実ですが、その先に何が来るのかと言えば、人間の英知とバランス感覚というものが単純に1+1=2というだけでない多様な答えを次第に形作っていくはずです。そうしたあいまいさというのが生硬なデジタル技術と適度に溶け合っていくから世の中おもしろいと私は考えています。それにしても昨今大ベストセラーとなる本のかなりの部分が、一刀両断的なノウハウ本であることに危機感を覚えています。もっと自分の考えを大切にしましょうよ。1億人いたら1億通りの考え方や道筋があるはずじゃないですか。だれかが「白だ」と言うときに「いや赤だ」「黒だ」「青だ」と異議を唱える人がいなかったら、1億人がひとつかふたつのベストセラーや人気番組に洗脳されたら、エラいことになります。

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2007年2月22日 (木)

携帯とベンツ

携帯電話がすごく薄くなっています。先日のテレビニュースでやっていた国際見本市出品の韓国メーカー製品なんかはもうカードと言ってもいいほどでした。そのニュースで、出品されたなかではノキア(フィンランド=世界の携帯電話のシェア第一位)やサムスン(韓国)などが注目と人気を集めたのに、日本製品はさっぱりだったと伝えていました。これだけ普及しても(と言うか、これだけ日本国内で普及してしまったから)日本独自の通信方式に足を引っ張られて国際市場に打って出られない日本の携帯電話は、一昔前のパソコンを思い出させます。世界標準に背を向けて、一企業が独自のスタンダードで開発を進めたため、日本国内では圧倒的なシェアで普及したパソコンが世界の変化についていけなくなり、やがて世界標準に吸収されてしまった。同じことを繰り返しているんですね。日本独自と言えばEUの首脳が環境問題に配慮して日本製ハイブリッド車に乗り換えたいとかなんとか発言し、世界に冠たるメルセデスベンツを激怒させているというニュースもありました。ガソリンエンジンと電池を組み合わせたハイブリッド車は完全な電池自動車が実用化するまでの「つなぎ」のホープで、京都議定書の精神を大事にする日本ならではのアナウンスメント効果があるわけですが、車という技術と文化(と宗教?)を人類に定着させた自負を持つベンツにしてみれば「後進国がこしゃくな」という気分なのでしょうか。

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2007年2月21日 (水)

帰らせて

あのPPMのポールが横田めぐみさんを想ってつくった新曲「ソング・フォー・メグミ」が発表されるというニュース。テレビで見ていたら若い女性キャスターが「有名なフォークグループであるピーター・ポール&マリーのポールさん」と紹介していました。「有名な」ねえ。若い人にはPPMなんて言っても「環境汚染ですか」てなもんなんでしょうか。「500マイル」「花はどこへ行った」そして「パフ」等々。私の青春の1ページにはビートルズや石原裕次郎とともにしっかりとその偉大な存在が刻まれているPPMですが、ポールも69歳!なんだって。時代は変わるわけです。めぐみさんの歌と言えば、先日紹介した作曲家かとうなるきさんの著書「がむしゃら」の中でも、佐野かおるさんの詞にかとうなるきさんが作曲した「帰らせて」(昨年全国発売)の誕生秘話が明かされていました。曲が完成して佐野さんの前で「助け求める悲しい顔が 夢に浮かんで目が覚める」と、かとうさんがギターを奏でて歌っているうちに涙があふれ、歌い終わって2人して男泣きに泣いたそうです。「帰らせて」は静乃かおりさんの歌で「逢いたいよ」とのカップリングCDになっています。

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2007年2月20日 (火)

千の風の縁

このブログで以前書いた「千の風になって」(1月29日)。新井満さんの訳詞、作曲で大ヒットしていますが、この歌が生まれるきっかけとなった新井さんの知人の死、というのが実は私の高校同期で親友夫妻の奥さんの急逝でした。まだ活躍中の惜しまれつつの死であったため、葬儀は会場に入りきれない参列者となったのを覚えています。そしてもうひとつブログで書いた「早すぎる別れ」(06年10月6日)は、糸魚川市をベースに全国レベルで活躍していた知人女性の急逝で、これまた葬儀会場始まって以来と言われるほどの会葬者でした。そして何と、この私にとって忘れがたいふたつの別れがひとつに結びついたのです。来週の月曜日、26日午後7時半からのNHK「クローズアップ現代」。「千の風になって」の歌で肉親を亡くした悲しみが癒された家族として、この糸魚川市の女性のご両親を紹介するのだそうです。アメリカで生まれ、世界中で愛されていた一編の詩が日本の新潟市でひとつの歌となり、その歌で悲しみの淵から立ち上がった糸魚川市の家族が全国放送のテレビ番組で紹介される…。何という不思議な縁でしょうか。ITだの何だのと人間は宇宙を制覇したような驕りの中にいますが、まだ人智を超えたことってあるんだなあ、と厳粛な気持ちになりました。

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2007年2月19日 (月)

オレンジアルビ

J2草津に引き分けたんですね、アルビ。プレシーズン・マッチのことですから、あまり深刻に考える必要もないのでしょう。まあアルビの体質から考えて大勝すれば図に乗ってあとが甘くなるだろうし、大敗すればガックシ来て尾を引くだろうから、ちょうどいいところなんですかね。新しいユニでのゲーム写真を今朝の新聞で初めて見ました。いいと思います。上下オレンジですっきりしました。なんか格好はやっとJ1になった、って感じですかね。それにしても、やっぱりGKは北野なんですね。昨シーズンからだけれど、どうして野澤が使われなくなったのか、是非クラブ側から説明してほしいと思います。ずっとアルビを応援しているファン(あえてサポーターとは言いません。サポと単なるファンは違うんだ、という怖い人たちが多いので)の多くは野澤選手の大ファンでもあり、特に子どもたちにとっては期待の星です。だれを使うかは監督の勝手だろうって?そうかもしれないけど、アルビというチームは応援する人々のものでもあるんじゃないでしょうか。いわばファンは消費者です。重大な成分の変更には消費者が納得できるような説明があってしかるべきだと思うわけです。消費者を無視すれば、いずれその商品は無視されることになるでしょう。全然関係ないことですが、きょう新潟駅で見た試運転の電車。みょうに派手な配色と思ったら、これは電車ではなくて新型の気動車でした。キハE130系といって茨城県の水郡線で使われるんですね。写真を載せておきます。

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2007年2月16日 (金)

がむしゃら

萬代橋を渡りましょう」という歌謡曲を聴いたことありますか?私は残念ながらまだ聴いていなかったので、いまamazonでCDを取り寄せ中です。1200円でした。さて、この曲を作曲したのが「かとうなるき(加藤愛樹)」さん。たくさんの曲を作っていて春日八郎や三橋美智也、大月みやこなどの曲も作っているそうですから、これはもう日本の演歌界ど真ん中の方です。その「かとうなるき」さんのエッセイ集「がむしゃら」が自費出版で出来上がりました。書店販売もいたします。昭和5年生まれということですから、その前年に完成した萬代橋とともに波瀾万丈の昭和と平成を歩んできた新潟人です。ギター一本を抱えて柳がそよぐ西堀界隈を流したころの苦労話にも、この人ならではの痛快で豪快な裏話がてんこ盛り。かと思えば思わず目頭が熱くなる人情話もいっぱいあって、読後の充実感はかなりのものです。なんて、分かったようなことを書くと「こいてけつかれ、このもーぐれ!」と蒲原ことばで叱られそうな、こてこて新潟な一冊です。

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2007年2月14日 (水)

情報化社会って

昔は戦さの結果を左右する情報すべてをハンドリングできるのは総大将だけで、ピラミッド型の命令系統の下へ行くほど情報は減りました。末端の兵士は例え目の前に敵が弓や鉄砲を構えていて、今飛び出せば殺されると分かっていても命令されれば飛び出すしかなかたのです。自分はヤバい状況にいるという限定的な情報を勝手に自分の行動に反映させることが許されなかったのです。しかし現代は末端兵士一人ひとりが高度な通信機器により、総大将(作戦本部)と同じだけの情報を双方向でやり取りしながら自分の置かれている状況を判断し行動できます。ただし、その行動が果たして全体の行動と整合性が取れているかどうか、となると一人ひとりの兵士の資質の問題になってくる、ということが情報化社会といわれる現代社会の最大の課題なのでしょう。みんなが「総大将のようなもの」にはなれるけれど、総大将に負わされる瞬間的で包括的な判断ができるのかどうか。情報環境の変化による実現可能性の際限ない拡大と、そこに求められるべき個人の資質の高まりとが悲しいまでに乖離しているところに現代の混乱の原因があると私は思います。ブックレット新潟大学47「情報社会とはいかなる社会か?」ができあがりました。著者の戸田光彦先生はUCLA、NASA、富士通とまさに情報化社会の真ん中を歩いて来た人。情報とはなにかをコンパクトに解説したこの好著、大学生ならずとも頭の体操にいかがでしょうか。

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2007年2月13日 (火)

暖冬とアレルギー

連休明けの今朝は全国的に晴れ。新潟市も気持ちのいい青空が広がって、「また仕事か」というブルーな気分を多少なりとも和らげてくれそうですね。こんな天気が続く今年の冬は絶対に変です。いよいよ地球温暖化による異常気象の始まりなんでしょうか。北極の氷がどんどん溶けだして、地球上の海抜の低い地帯は海の下になる日が近づいているのでしょうか。そういえばサハリンだったかで凍った海の上で釣りをしていた大勢の人が、氷が割れて沖に流されたというニュースもありました。それからスギ花粉が早くも飛び始めているというニュースがありましたね。ウンザリしている人が多いことでしょう。取りあえず早めの対策が必要ですが、それと同時に対症療法だけでなく根本的に花粉症と闘ってみるのも大事なことです。アレルギーは全般的にやっかいなもので、そう簡単に体質が変わるというものではないのですが、敵の正体を見極めて適切な手を打てば根治も夢ではないそうです。そんなあなたに、まず最初の手掛かりとしてお薦めするのが「正しく知って治すアレルギー」と「日本人はスギ花粉症を克服できるか(ブックレット新潟大学37)」です。

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2007年2月 9日 (金)

食の陣

いよいよ食の陣の当日座が10日と11日に開催されます。年に一度「おいしい新潟」を気軽に満喫できる、ほんとうに楽しみなイベントです。いつまでも内容が更新されなくて心配だった主催者ホームページもどうやら整いました。会場は古町と、万代シティ、新潟駅自由通路、そして新潟ふるさと村ですが、私は古町会場へ行くことが多いですね。やっぱりメーン会場ですし。でも、昨日までのようなポカポカ陽気だったらウオーターシャトルの食の陣割引チケットで信濃川をさかのぼってふるさと村会場というのも魅力的なんですが、天気はどうでしょう。今年の楽しみは何でしょうか。私は新聞でも紹介されていた「新潟バーガー」の海老しんじょバージョンをなんとかゲットしたいのですが、越後もちぶたバージョンともども数量限定で競争率高そうです。食の陣でにぎわう古町5から8番町に隣接して、昨年まではひっそりしていた古町1から4番町の上古町が今年は張り切っているようです。名付けて「食の福袋」。500円で福袋を入手すると、中には上古町のフレンチレストランや中華料理店などの食事券が入っている、というものらしいですが「お祭りは一緒に盛り上がろう」という遊び心がうれしいです。がんばれ!中心商店街。

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2007年2月 8日 (木)

ポッポ焼き

白山駅前のドラッグストア駐車場に、このところポッポ焼きの移動屋台が店開きしていることが多く、結構電車乗降客が利用しているようです。初詣とか神社のお祭りでなければお目にかかれないと思っていた新潟市の名物・ポッポ焼きですが、それなりにメジャーになってきたのかどうか、本町市場にも常設?屋台が店を出しています。なぜか新潟市周辺だけでしか見ることがないというナゾの食べ物。材料は小麦粉と黒砂糖だと思うのですが、蒸し焼き状態にしたホンワリ、フニャフニャのスティックはシンプルな甘さがなつかしく、価格もそれなりにリーズナブルなので満足感は結構あります。英国はレスター市に住む友人の夫妻が今年の正月にわが家を訪れて新潟の年越しを経験していきましたが、彼らも初詣に行った神社でポッポ焼きを食べて「オイシー」と喜んでいましたから、ナットーとかモチとかいうエキゾチック過ぎる食べ物よりも国際的に通用する食品のようです。このポッポ焼きって、いったいいつごろから新潟で売られるようになったのでしょうか。もしかして、と思って「想い出ほろろん<新潟編>」と「ガキ大将がいた街」「新潟 わが青春の街角」の30年代新潟3部作や、40年代を写した「新潟あの日の街角」など写真集をめくってみましたが、残念ながらポッポ焼きの写真はありませんでした。一番期待したのは「おもかげ・にいがた昭和グラフィティ」でしたが、ここにもカルメ焼きやバナナチョコはあってもポッポ焼きは登場していませんでした。どうやらポッポ焼きは新潟市の庶民の暮らしの陰でひっそりと、しかし根強く生きている、やっぱりナゾの食べ物のようです。

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2007年2月 7日 (水)

再増刷と鼓膜切開

申し訳ありません。「新装版 新潟県の葬儀と法要」はつい先日増刷ができて書店配本したばかりですが、また品薄になってしまいました。品切れの書店もあるようですので再増刷の準備を始めています。こういうことはめったにないのですが、どうやら当方の読み違いだったようです。もっと増刷部数をうんと多くしておけば良かったと反省しています。それにしても、この本のようなだれもが必ず直面することに関する生活情報というものは、いかにネット社会とかIT社会とかいわれる時代でも必要とされているんだなあ、と痛感しました。ところで、このところアレルギー性の中耳炎(こどもに多い滲出性中耳炎)で耳の聞こえが悪く、耳鼻科医院へ行ったところ、いきなり「うん、両方とも鼓膜を切りましょうね」と簡単に言われてビックリ(ここから気の弱い人は読まないでください)。片耳ずつ麻酔液を入れられ、電極を付けて麻酔が効くのを待ちました。ちょっとピリピリ、くらくらすることもあります。麻酔が効いたところで(両耳あわせて約20分)目の前の大型カラーディスプレイに自分の鼓膜が映し出されるのを見ていると、そこにメスの刃先が迫り「はい、大きく切りますね」などという言葉と共にざっくりと鼓膜が上から下まで真っ二つ。別に痛くも何ともありませんが「ひえーっ」という感じです。切ったところから内耳の水を吸入するときにはかなり音がひどいのですが、終わると今まで耳にフタをしていたような感じがなくなって、あーら不思議、周囲の人の声がいやによく聞こえるではありませんか。人間の身体って、フクザツでもあり単純でもあるんだなあと感じた次第です。でも、小さい子にこんな切開をするのは大変でしょうね。以上、私事ではありますがこれも生活情報のひとつと思い書きました。

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2007年2月 6日 (火)

就活の句読点

ジョブ日報のスーパーガイダンスが開かれ、いよいよ就活シーズン本番です。新潟日報マスコミ就職セミナーも新潟大学前の「日報キャンパス館」で2回開かれ、現役記者による講演などが好評だったとか。特に新聞社ならではの「作文を書くポイント」講座が人気だったと聞きます。就職試験にほぼ必ずある作文はもちろんですが、履歴書の自己紹介などの書き方も人事担当者や面接担当者に与える印象を大きく左右しますから、この辺は要チェックですね。長年にわたって「もの書き」商売をやってきても、なお毎日のように苦労するのが句読点の打ち方です。日本語の難しさとおもしろさの最たるものが、句読点に集約されているとさえ思います。杉みき子さんの「気らくに文章教室」でも句読点について分かりやすく書いていますから参考にしてください。とにかく書いたものは2度、3度と読み直すのが一番のクスリです。どんな大作家でも名文家でも、自分の書いた文章を読み直せば手を入れるところが必ず出てくるものなのです。ましてや、ふだん文章を書くなどという習慣がない若い人の文章ですから、もしかしたらいつも何げなく使っている「ヘンな日本語」の話し言葉が紛れ込んでいるかもしれないじゃないですか。こうやって毎日書いているブログも、読み直すと必ずといっていいほど不適当な表現やミスが見つかるのです。書いたら読み直しましょう。就活で書く文章は一生を左右するかもしれないのですから。

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2007年2月 5日 (月)

晴れた日の昼食は

いやー、今日はすばらしい天気です。雲ひとつない青空が白山浦の会社の窓からも見えます。暖冬異変のもたらす災厄を思えば単純に喜んでばかりいられないのですが、雪国暮らしにとってこんな日のランチタイムは胸弾む思いがします。時間が許す範囲でちょっと遠くまで足を伸ばしたい、なんてね。足を伸ばすといえば、会社の目の前にある白山駅から一駅先にある関屋駅が最近新しくなって、飲食店の多い駅西側にも出入り口ができたのですが、このお陰で関屋駅近辺が新たにランチタイム遠征圏内に入りました。私のお気に入りは中華料理の「瑞鳳」です。本格的な中華料理をリーズナブルな料金で楽しめる店として以前から知られていますが、これまでは関屋駅で電車を降りても、かなり遠回りして踏切を渡らなければ行けませんでした。今は駅を出て2、3分で到着。ランチメニューの各種一品定食(600円くらいから1000円くらいまで)もよし、ちょっと豪華に日替わり定食(1250円)もよし。このお店はもちろん「新潟ラーメン食べ歩き」にも掲載されているので麺もお薦めで、私のいち押しは瑞鳳麺と五目焼きそばです。忙しいランチタイムでもJR越後線の電車は毎時同時刻の発車ですから便利です。こういうのが都市の公共交通機関なんですね。充実した食事で午後も元気いっぱい間違いなしです。

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2007年2月 2日 (金)

区バスって…

昨日、バスのことを書きましたが、今朝の新聞に区バス路線をめぐって住民から異論が出ているという記事がありました。住民エゴですね。新潟交通の路線バスが、ただでも採算がとれずにいるところへ、競合するように区バスを走らせれば共倒れになるのは火を見るより明らかです。そんなことも分からないのでしょうか。だいたい区バスで問題解決という発想自体が現実離れしています。既存路線が不採算で次々に廃止になる原因をきちんと整理し、現在一部の路線でやっている公費助成を思い切って全路線に適用してバスを安定した市民の足とすることが唯一の解決策です。もはや新潟のバス問題は新潟交通という一私企業の問題ではないはずです。バスの話になるといろんな政治的な駆け引きや、好きとか嫌いとかの感情論までからんでややこしくなるのですが、強力な指導力がないと、いつまでも政令市という看板のど田舎のままです。ニワトリが先か卵が先かみたいな水掛け論はもうやめましょう。さて、品切れでご迷惑をおかけしていた「新装版 新潟の葬儀と法要」の増刷が出来上がりました。ご予約をいただいていた多くの皆さんには今日か明日にはお手元に届くはずです。「家族っていいなあ」の増刷ももうすぐ出来上がります。

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2007年2月 1日 (木)

新潟市の公共交通は

新潟市近郊のJR駅が相次いで新装なり、バリアフリー化しています。乗降客数が新幹線駅並みで断然多い白山駅もようやく順番が回ってきたようです。懸案だったがんセンター側の出入りも可能になるようで、新潟地震当時から変わらない古色蒼然とした姿を見るのもあとわずかでしょう。このような公共交通機関の利便性をアップする取り組みは、いま新潟市がもっとも力を入れなければならないことのひとつです。環境対策からも、事故防止対策からも、高齢化社会の進行による全般的な社会不安対策からも不可欠なのです。そこで問題になるのが新潟市民にとって生命線となるべきバスの利便性です。今朝の新聞にバスの利便性を高める協議会が設立されたことが報じられていました。「オムニバスタウン計画」などと、またお役所的な不愉快語でごまかそうとする気配が濃厚ですが、案の定、報じられているようなICバスカードやバスターミナル、低床バスなどは必要なパーツではあっても根本的な問題解決の役には立ちませんね。ハード優先の議論ではだめです。利便性を高める唯一最大の方法は利用者の心理的障壁をなくすこと。つまり、公的な運営費助成を思い切って投入し、料金を100円から最大400円くらいまでの4種類程度に値下げ・統一することでしょう。新交通システムなどと膨大な公費を要する夢のようなことを語る以前に、まず今あるバスを最大限使いやすくするのが最も効果的な施策だと思うのですが。

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2007年1月31日 (水)

モザイクのころ

94年かそこらだったと思います。ダイヤルアップ接続の電話料金を気にしながら「モザイク」というブラウザーを恐る恐る使ったのが私のインターネット事始めでした。確か最初の頃はお決まりの「観光コース」だった米ホワイトハウスやNASAなどのホームページを訪れて「おーっ」と大喜びしていたのですから、白黒テレビが初めて家にやってきて、プロレスとかお笑い三人組とかを喜んで見ていたのと同じレベルでした。パソコンはDX486の50MHzあたりから、やっと最初のペンティアム60MHzくらいだったでしょうか。まだDOSの時代が尾を引きずっていて(この辺、思いっきりヲタクですみません)、ヒコーキ関係のゲームをやっていたのでウインドウズと半々くらいで使っていたと思います。その後、ウインドウズが95になって、ブラウザーはネットスケープが次々にバージョンアップして、自分のホームページも作って、とネット社会へまっしぐら。私が自費出版をすることになったら、きっとこんな事を書くんだろうなあ、とウインドウズ・ビスタ発売の記事を見て思い出しています。このところ、おかげさまで自費出版のご依頼が相次いで、きょうも2冊が完成しました。ひとつは企業、ひとつは個人の足跡をたどる内容です。当社がお手伝いした自費出版を対象とする「ふるさと新潟 出版大賞」の2006年度最終審査が間もなく行われます。大賞の作品は全国新聞社出版協議会の「ふるさと自費出版大賞」新潟県候補作品となります。さて、どんな本が選ばれるのでしょうか。

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2007年1月30日 (火)

旧軽のトイレに思う

軽井沢の公衆トイレ騒ぎがついに全国ニュースになりました。軽井沢のヘソとも言うべき旧軽ロータリーにトイレを造ろうという動きに、周辺住民から「待った」がかかったというのです。あの街の場合はキャパシティを遙かに超えた観光客が、特に夏場に入り込むために、このトイレ騒動に限らずいろんな軋轢が生じているんですね。なぜ人は軽井沢へ集まるのか。圧倒的多数は「セレブな人たちが優雅な避暑地暮らしをしている雰囲気に触れてみたい」というところでしょう。ちょっと待った!見たり触れたりするのは勝手ですが、そこで暮らす(別荘で避暑するのも暮らしです)人たちに迷惑をかけるのは、世界中どこでも御法度です。観光って何だろう、と私はいつも考えているのですが、すべての間違いは観光を「金のなる木」だと思うところから来ていると考えます。つまり観光が「目的」となっていることです。そうじゃないでしょう。観光は本来「結果」としてあるべきものです。そこにある自然や暮らしや地域社会が外から見て魅力的なときに、人はそこを訪れ、感動するのです。自然や暮らしや地域社会は、観光のためにつくられたものではないはずです(ディズニーランドなどは別ですよ)。お金を落とす観光客が「主」で、そこに暮らす人や昔からある自然が「従」ではありえないのです。結論。旧軽には観光客が勝手に集中し過ぎているだけですから、トイレがなくて不便なら行かなければいいのです。そこで暮らす人々は公衆トイレなど必要としていないのです。今朝の新聞に佐渡観光がまた減った、と出ていました。いいじゃないですか。佐渡に暮らす人のいったい何パーセントが「もっと観光客に来てほしい」と思っているのでしょう。困るのはほんの一部の人です。そんなアブクのようなことよりも佐渡を愛し、住み良くすることに全力を傾注すべきです。そう思います。

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2007年1月29日 (月)

千の風になって

「千の風になって」が中高年を中心に大ヒットしています。先日参列した葬儀で、葬祭センターのロビーや待合室にずっと流れ続けていたBGMもこれでした。歌曲風の静かな、しかし力強い歌を耳にした方も多いでしょう。原詩はアメリカの女性の作品で、なんと著作権フリーになっているためいろんなところで紹介され、愛されているそうです。この原詩から生まれたのが今、日本国内でヒットしているバージョンで、訳詞・作曲は新井満さん。曲が生まれたきっかけは、新井さんの友人で新潟市で開業しているK弁護士の奥さんががんで亡くなった悲しみだったそうです。新潟ゆかりの曲なんですね。オリコン上位というヒットも中高年パワーの現れのひとつでしょうか。中高年と言えば「新潟 大人の遠足」が品切れとなりました。ご迷惑をおかけしていますが、間もなく増刷が出来上がります。若い2人だけの秘密の時間を共有するお出かけや、子育て中のワイワイ、キャーキャーとにぎやかな外出とも違う、長い人生の旅路を乗り切って来て落ち着いた時間を過ごしたいという方々が、近場でちょっと得した気分にも勉強にもなる散策を、という時に便利なこの一冊。大変ご好評をいただいています。そんな方々に是非ともあわせてお求めいただきたいのが「越後豪農めぐり」です。これも品切れになったためご要望をいただいておりましたが、増刷が出来上がりました。県内にたくさん残る豪農の邸宅を文化財として公開されているもの、現住家屋で非公開のもの含めて美しい写真で紹介する一冊で、日本家屋の持つ端正なたたずまいと、今では想像もつかない大地主の権勢とが圧倒的な迫力で往事をしのばせてくれます。そんな散策を日帰り温泉で締めくくれば、それは充実した一日となりますね。明日への元気もわいてこようと言うものです。「ぶらり日帰り立ち寄り湯」もどうぞよろしく。

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2007年1月26日 (金)

一方通行の大通り

新潟市のど真ん中に古町通りをはさんで2本、並列して走る幹線道路が西堀通りと東堀通りです。かつては堀と柳の街の風情を醸していましたが、環境悪化や自動車増加で新潟国体(昭和39年)を機に埋め立てられ、広い道路となりました。現在この2本の通りは互いに逆方向の一方通行。これをともに対面通行にしようという動きが報じられました。西堀、東堀ともに1車線だけを反対通行可能にしたいとのこと。それはダメでしょうね。どうせ1車線は路上駐停車でふさがるのですから、通行車両は反対車線にはみ出すことになり危険ですし混乱します。4車線とか5車線という広い道路が一方通行というのは、よそから来た人には驚きのようですが、隣接・並行する2本の大通りをセットで考えたこのルールには、都市交通のあり方を見据えた何か潔さのようなものを感じます。いいじゃないですか、新潟市では数少ない、なんとなくおおらかな感じのする一方通行道路なんですから。道路といえば市内各所に設定されているバス専用レーン。最近は朝も晩も一般車がわが物顔で通行しているのに、特に取り締まりも指導もしていません。新潟のような地方では(必然的に)マイカーのような私的交通機関に頼らざるを得ないため自分さえよければという身勝手さが助長され、公共交通機関がないがしろにされて交通マナーもレベル低下します。バスレーンがもう必要ないなら廃止すればいいのです。次々に新しいものをほしがって、どんどんそれらを忘れていく新潟の悪い癖ですね。西堀、東堀の懐かしい姿を見たい方は「思い出ほろろん 新潟編」(写真・中俣正義)や「新潟 あの日の街角」(写真・桜井進一)をどうぞ。

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2007年1月24日 (水)

地震と自衛隊

東京出身の代議士が自身のホームページで阪神淡路大震災について「軍隊は国民を守らない」「国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、知事の要請を受けて本格救援に向ったのは、数日を経て後のことであった」と自衛隊批判を書いていることについて、阪神淡路の被災者から猛然と反発の声があがっています。阪神淡路のニュースなどで私が知り得た範囲では、自衛隊各部隊は地震直後から出動待機に入って再三にわたり自治体などに打診をしたのに足止めをされ続けたことや、当時の村山首相の対応が極めて遅かったこと、被災者の多くは自衛隊員の寝食を忘れた救援活動に非常に感謝していたことなどが記憶にあります。誤解なのか意図的なのか分かりませんが、どうもこの代議士の主張と事実との食い違いが大きいようです。もし中越地震に関して自衛隊の救援活動を意図的にわい曲して政治活動に利用するようなことがあったら、被災者のみなさんの多くは憤ることでしょう。政治的な主張は大いにやっていただきたいけれど、人の心のぬくもりや、損得抜きの献身への素直な感謝、といったものを土足で踏みつけるようなことはしないでほしいものです。そうでないとこの国はますます壊れていくのではないかと不安になります。人間社会で一番大切なことは、人の痛みを知ること、人のぬくもりを知ることではないでしょうか。

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2007年1月23日 (火)

方言にひたる

ぜーごのばばさまがじゃべ子らったころのはなしなんらろも、「おせおせガンガラビ」らの「もれぇ風呂」らの、そんげんはなし、ふっとつしゃべくって、ばーかおもしぇーて、おもしぇーて。CDもつえったれね。方言CDてがん、BSNのんがあらあんろも、こんげおもっしぇー本はじめてらて。はよ店えって「くんなせー」てこぉんらわね。

方言文集「もく津がにっ子 しゃべちょ唄」。これは強力です。保科桂子さんが戦争中の旧横越村木津を舞台に、小学校高学年のこどものことばとしてつづったもので、方言の書籍としては先に紹介した「蒲原の暮らしのことば」(野口幸雄著)と同じ”消えゆく蒲原ことば”を扱ったものです。とにかく全編が蒲原ことばでつづられていて、ちゃんと単語の意味がルビ形式で付いているのですが、付録CDを聞かないと、ちょっと途方に暮れるかも。これはもう、津軽ことばに負けず劣らずの異国風。単語や短文でなくセンテンスで方言のニュアンスを楽しめますから、この中からなにか自分なりの表現を身につけておけば、宴会なんかで周囲をびっくりさせる隠し芸にもってこいかもしれません。フランス語やスペイン語に挑戦するような気持ちで読んでみると面白いでしょう。BSNから発売されている「今すぐ使える新潟弁」CDの文法編など全4巻とあわせてご活用ください。

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2007年1月22日 (月)

新潟 安芸路を快走

興奮しました。感動しました。日曜日の全国都道府県対抗男子駅伝。5区で十日町高校の田村が11人抜きして6位でたすきリレーした時には鳥肌が立ちました。続く6区の中里中学・田中もよくがんばって6位をキープし最終ランナーにたすきリレーという夢のような展開。なにしろ過去最高20位というわが新潟ですから、県内のテレビ桟敷は「オイオイ」という歓声に包まれたはずです。最終7区はさすがの強豪ぞろいとあって11位(10位愛知とほぼ同着)のゴールでしたが、これを「よくやった!!」と誉めずしてどうしましょうか。もちろん2区の中郷中学・吉田も8人抜きで13位に押し上げたという大功績が光ります。思わぬアクシデントなどのブレーキが一人も出なかったということも幸いしました。このところ快走していたバスケBJリーグのアルビレックスが突如負けはじめて首位を転落したり、バレーで期待のVリーグ入りした栗山米菓が連敗したりしていただけに「新潟、やればできるじゃん」という元気をくれたレースでした。ありがとう!快走といえば(毎度無理のあるもって行き方でスミマセン)当社近刊の「新装版 新潟県の葬儀と法要」が大変なご好評をいただいて早くも品切れとなりました。連日、書店さんや個人のお客さんからの電話がひっきりなしで、担当者はうれしい悲鳴です。早速増刷に入りましたので、しばらくお待ちください。また「家族っていいなあ」も品薄ですので増刷準備に入っています。

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2007年1月18日 (木)

廃車でビックリ

廃棄物の処理はなんでも有料の世の中。家庭にある古タイヤを処分するにもガソリンスタンドなどへ持ち込んで、処理料金を支払う必要があります。自動車そのものの処理にも2005年に施行された自動車リサイクル法でリサイクル料金の負担が必要です。さらに解体業者などの手数料も必要とすると、自動車1台と不要な冬タイヤ一式そろえて処分するには2、3万円はかかるのかな、と考えていました。実はわが家で不要になった軽自動車を1台廃車処分する必要が生じたのです。もはや中古車としての商品価値はゼロの古い車です。自動車販売店やガソリンスタンドに頼めば簡単なのですが、多分上記の費用がかかります。なんかもったいないなあ。そこであれこれ調べてみたら、ちゃんとそうした不要車を引き取って処分する専門業者があるんですね。行ってみました。驚きました。大手のカーディーラーか車検ショップみたいに明るくてきれいなオフィスで、個人情報保護法のプライバシー・マークも取得済みで安心。ていねいに説明してくれ、ちゃんと車検残期間の重量税払い戻し(口座振り込み)の手続きもやってくれて、引き取り・解体手数料はタダ(リサイクル料金は前回車検で支払い済みでした)。おまけに「このところ鉄の価格が高いので5000円をお支払いします」とお金まで貰ってしまいました。もちろん、冬用タイヤ4本も無料引き取りです。環境ビジネスの最前線というものを初めて目の当たりにしてビックリでした。

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2007年1月17日 (水)

ここにも明治の偉人

新潟県が生んだ偉人の一人の足跡をたどる一冊「情熱の人 関矢孫左衛門」が刊行です。魚沼の大地主の家へ養子として入り家督を継いだ孫左衛門は、戊辰戦争で西軍について戦い、戦後荒廃した長岡を復興するため国立銀行を設立。今の北越銀行になるわけですが、いわば米百俵の小林虎三郎とは違うアプローチで郷土の復興に貢献しました。著者の磯部さんはこの本のなかでご自身の幼少の頃の想い出として年寄りが「関矢様の旦那様が銀行をこしゃって(こしらえて)金を貸してくださった」と話していたことを紹介しています。なにか魚沼らしいじわーっと温かいものを感じさせてくれることばです。やがて孫三郎は関矢家を息子に任せ、北海道開拓のために移住するのですが、そのころには三条出身の今井藤七も今の北海道最大手百貨店である丸井今井につながる小間物店を札幌に開いていたのも不思議な因縁です。ま、とにかく明治の人のバイタリティーというか前向きで一途な姿は、この孫左衛門に限らず現代に生きる私たちにいろんなことを語りかけてくれます。魚沼の語り部・磯部さんの労作、ご一読をお薦めします。

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2007年1月16日 (火)

携帯封じ、しますか?

電車の中での迷惑行為について何度か書いていますが、もはや目くじらたてる気にもならないほど常態化しているのが携帯電話の濫用です。「あのさあ」と大声で話す女子高生や「お前が悪いんだろう」と痴話喧嘩する大学生。「はい、その件につきましては」とビジネスするおじさん。とにかく電車の中は携帯天国。車内放送が何度呼びかけようと知らん顔です。こんな状況に苛立っている人は多いらしく、スイッチ一つで自分の周囲3mから5mくらいのすべての携帯電話を通話不能にするという道具が出回っているんですね(常識でしたか?)。要するに妨害電波を出すらしいんですが、これって法的には大丈夫なんでしょうか。それと携帯は電磁波が心臓ペースメーカーに悪影響があるといわれていますが、この機械はどうなんでしょう。ポケットに入る小さなものから、店舗などで使う据え置き型までさまざまな商品が出ているようですが「よく行く喫茶店は携帯が通じにくくてさあ」なんて場合は、もしかしたら携帯嫌いのオーナーがこっそりこれを設置しているのかも。病院やコンサートホール、葬儀場などはこれが必需品になるかも知れませんね。携帯といえば間の悪いことってあるもので、真剣な議論をしている会議中に限ってマナーモードにし忘れた自分の携帯が突然鳴り出して、それも普通のピロリロとかならまだしも、いたずら半分でダウンロードした「たらこ、たらこ…」なんてのが鳴った日にはもう。あわてて携帯を探そうとしてテーブルの上のコーヒーをひっくり返し、隣の人に謝っているあいだ中「たらこー、たらこー」…。わあー、想像するだけで気絶しそうです。

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2007年1月15日 (月)

電気は天下の…

ビッグスワンのネーミング・ライツに東北電力が名乗りを上げた、という今朝の日報の記事。うーん、そうかあ、という感じでした。M●Nとか●メリとかブ●ボンとか、いろいろありそうだと思ったのですが、やっぱりこの長期不況下、5年間6億円という縛りはキツかったのでしょうか。考えてみれば、確かにビッグスワンはアルビレックス新潟のホームスタジアムというだけでなく、各種競技会やイベント、そして2009年新潟国体のメーン会場というさまざまな顔を持っているのですから、サッカーだけ考えて「本社がベガルタのホームじゃん」などというケチな考えではダメなんですね。新潟県はコウモリみたいだとよく言われます。ある時はケモノだと言い、ある時は鳥だと主張する。東北だったり関東だったり、北陸だったり、中部だったりと器用に使い分けていたわけですが、道州制にもからんでそろそろ立場を決めなければならないようです。東北地方に属するという主要な理由が東北電力のサービスエリアにあるということです。でも考えてみれば新潟県内には東京電力の原子力発電所はあるし奥只見はじめたくさんの電源開発の水力発電所が首都圏などに電気を送っているし、JR東日本は信濃川の3つの水力発電所で総電力使用量の4分の1をまかなっていて、新潟生まれの電車が活躍する山手線も京浜東北線も中央線も、新潟からの電気が止まったらアウトという状況を考えると「電気は天下の回りもの」で地域を規定するものではないようですね。

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2007年1月12日 (金)

新潟駅に中央線快速

今朝、新潟駅のホームで見慣れぬ電車を発見!銀色無塗装のステンレス車体にオレンジ色のラインが2本。あれっ、この前ニュースでやってた中央線快速の新車両E233系ではありませんか。そうか、JRの新津車両工場で完成した一編成を試運転で新潟駅に入れたんだ、と納得しました。グリーン濃淡カラーが多い新潟駅で、あのオレンジ色を見るとなんか違う駅にいるような錯覚に陥ります。ホーム2線をはさんでいたので良く分からないのですが4ドア、6ドアとも各ドアの横にドア開閉ボタンみたいなモノが付いていました。そんなボタン、ありましたかねえ。新潟生まれのあの電車も何日か後には花のお江戸の東京駅を発着するようになると思うと「がんばれよ」と励ましたくなりました。この春、進学や就職で新潟を離れる人も多いでしょう。東京で中央線や山手線、京浜東北線などの新潟生まれ車両に乗ったら「お互いがんばろう」と心の中で連帯してください。ところで先日このブログで紹介した新刊の「家族っていいなあ」が書店に並びました。おかげさまで反響が大きくうれしい悲鳴です。みなさん、心の栄養に飢えているんですね。

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2007年1月11日 (木)

港まち、だったんです昔は

「(新潟は)港への思いを一番強く持っていた」…。今朝の日報朝刊。新しく始まった連載「08サミット 開港都市の挑戦」の中で紹介されていた中田・横浜市長の言葉です。うーん、と首を傾げました。私の印象では新潟市は開港5都市のなかでもっとも港に背を向けている都市だ、という思いがあります。いま市民の意識のなかに新潟港というものが一体どれほどあるというのでしょう。この数十年というもの街と人の歩みから疎外され、まるで汚いものに蓋をするかのような扱いを受け続けたのが新潟港だったと思うのは私だけでしょうか。ずっと以前に関西から初めて新潟へやってきた私の義父が「佐渡へ行こうと思って港へ行ってみたが、まるで場末のバス乗り場みたいなところ。港の雰囲気などまるでない。とても船に乗る気になれなかった」と話していたのが今も鮮明に記憶に残っています。街の真ん中にある西港でさえこうですから、東港にいたっては…ということですね。かつて、新潟日報は新潟港や直江津港に入港する船舶名を記事として掲載していました。経済面の片隅の、ほんの小さな記事でしたが、そこには港とともに生きるという地域の空気が反映していました。いつの間にあの記事が消えてしまったのか。その背景に何があったのか。新幹線ができ、高速道路ができ、航空路線が拡大して新しいオモチャが増えるに連れ、新潟人は港を忘れてしまいました。港から生まれたこの街で、堀と柳はことばとして復活しても港は依然として忘却のかなたです。

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2007年1月10日 (水)

泣けます 笑えます

毎日のニュースはため息が出るような話ばかり。世の中、どうしてこんなに壊れてしまったんだろう、とやりきれない思いが募ります。「頼むからいい話をニュースにしてくれ」という声は高まるばかり。そんなあなたにお届けします。掛け値なしにホッとして、ホロッときて、ニヤッとする本の完成です。新潟日報で2年8ヶ月にわたって好評連載したエッセーをまとめた「家族っていいなあ」がそれ。もうすぐ書店に並びます。新潟市のエッセイスト・藤田市男さんが自身の家庭をネタにして書き続けたエッセーは平凡な日々のなかにひっそりと、けれどもキラリと光って転がっている話題を軽妙な文体でまとめ、読者の感動と共感を集めました。今回の出版については去年から口コミでニュースが広がっていたらしく、いろんなところで「家族って…が本になるそうですね」という声を聞きました。本がみんなこうなら宣伝も不要で助かるのですが…。それはさておき、とにかくすぐに買いましょう。そして読みましょう。最初からティッシュペーパーを用意してください。必ず満足させます。

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2007年1月 9日 (火)

うれしかった

うれしいことがありました。先日ある新年会で初めてお目にかかった方から「おたくの会社で出版した『ネパール・ムスタン物語』(当ブログの9月7日「平成の快男児」参照)に感動した。今どき、あれほどの熱意を持って夢に挑んでいる人がいることに驚いた。こんな素晴らしい本は是非とも若い人に読んでほしい」と言っていただいたのです。この方は職場でも部下のみなさん方にこの本を紹介していただいているとか。編集者冥利に尽きる、というのはこういうことです。この本の第1ページ、タイトルバックの写真をぜひ、じっくりとご覧ください。高齢となった今もチャレンジを続ける近藤さんのすべてがこの1枚に凝縮していると私は思います。感動的な写真です。さて、うれしいと言えばこの日曜日の日報に載っていた県内ベストセラー・ランキング。「新装版 新潟県の葬儀と法要」が長岡市で堂々の第1位でした。さらに「新潟県の高齢者施設」も新潟市で第9位にランクインしました。こいつは春から縁起がいいわい、と思ったことでした。

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2007年1月 5日 (金)

本の一生

きょうは毎年恒例となっている期末の在庫書籍棚卸しです。当社が出版した書籍で工場から納品されてまだ出荷されていないもの。あるいは一度出荷したけれど一定期間が経って返品されてきたものなどが倉庫にはたくさんあります。それらを年に一度(原則)1冊ずつ確認して帳簿と照合し、在庫を確定する作業です。棚卸し自体は多くの業界で一般的に行われているわけですが、出版業界に身を置くとなんとも割り切れない(やりきれない)思いに捕らわれる作業です。その原因は返品された各種の書籍の山です。本は出版すると取り次ぎや小売り書店に出荷します。当然ながら取り引きはすべて売買取り引きとして行われます。ところが小売店は一定期間店頭に置いた本が売れないとみると自由に返品できます。それが書籍流通の商習慣なのです。本の一生がスタートした出版社には、なんと売れなかった本のゴールまでおはちが回ってくるわけです。当然、長い期間店頭にあった商品ですからたくさんの人が手に取って傷んだり日に焼けたりしていて、そのままではもう商品価値のない本が少なくありません。でもそれを買い戻すのが出版社なのです。ね、やりきれないでしょ。なかには再出荷される幸運な本もありますが、多くは処分される運命です。つまり一度は売上計上したんだけど、やがて「あれは売れませんでした」と訂正が必要になる。しかもいつ、なにが、どれくらい返品があるのか神様でなければ分からないなかで営業するわけですから、胃が痛くなるのです。

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2007年1月 4日 (木)

おめでとうございます

みなさん、明けましておめでとうございます。今年の元旦から新潟市は一体どうなってしまったのか、と首を傾げるほどの好天に恵まれています。快晴の初日の出も拝むことができましたし、鏡のように穏やかで真っ青な日本海の波打ち際を散策することもできました。もちろん洗濯物は気持ちよく乾いてくれます。毎年欠かさず見る箱根駅伝も、例年なら「あーあ、関東はあんなに晴れてるよ」と慨嘆するのに、今年だけは余裕をもって(?)観戦することができました。いつもなら「こんな好天がなにを予言するのか」などと憎まれ口のひとつもたたくところですが、お正月でもありますし、まずは素直に天の恵みに感謝し、この1年の開運を期待することとしましょう。それにしても、です。今朝、会社のパソコンを立ち上げて予想通りウンザリしました。このブログに書き込まれたコメントが100近く。ほぼ100%が海外からのもので、怪しげな薬物や違法コピー商品とおぼしきものの宣伝であったり、わけの分からない文字化けした内容であったりです。それだけこのブログへのアクセスがあると解釈すればいいのかもしれませんが、インターネット社会の負の側面を見るようで、気分のいいものではありません。

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2006年12月29日 (金)

良いお年を

3月から始めたこのブログ。今日が164本目の書き込みになります。当社が出版する(出版した)本の紹介をメーンにして、活字離れが言われる現代社会に、少しでも本への興味を持ってもらう内容にしようとスタート当初は考えていたのですが、次第に日々思うことをつづることが多くなり、なんか普通の日記みたいになったかなあ、と反省しています。ま、しかし出版はれっきとしたジャーナリズムです。ジャーナリズムに批判精神は不可欠です。世の中のこと、特に最近権力乱用が目立つように見える為政者の動向については、公平無私の「是々非々」からもう一歩批判的な方へスタンスを寄せて、強いて言えば「是非・非々」(変な言葉ですがフィーリングだと思って許してください)くらいの「くせ玉」で攻め続けてみたいと思っています。新潟市は今朝は雪です。風も強くていよいよ新潟の冬本番という感じです。来年が新潟県にとっても出版界にとっても(ひどい自己中心ですね)活気に満ちたすばらしい年になることを祈りつつ、今年の更新を閉じます。みなさん良いお年を!

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2006年12月28日 (木)

原色で見る戦前の新潟

新潟の原風景を彩色画でたどる貴重な画集ができました。新潟市に生まれて、100歳を目前にする今も新潟市の下町に暮らす画家で彫刻家の銅谷拍洋(どうやはくよう)さんが、10代の少年だったころに絵の練習のため街の中を歩き回って書き貯めた水彩画の画集です。収録された100点の絵が描かれたのは1932(昭和7)年から1935(同10)年の間。今はすっかり市街地となっている場所がのどかな農村だったり、堀や池が緑を映していたり、海岸の砂丘が子どもたちの遊び場だったりという様子が分かります。この時代の様子は写真でも残っていますが、当然ながらモノクロの画像。これに対して銅谷さんの絵は当時の色をそのままに伝えてくれる貴重な歴史資料といえます。私の印象に残ったのは絵の中に描き込まれた人々です。赤い着物の女の子も、もんぺ姿の女性も、みんなこのあと長くつらい戦争の時代を迎えるわけですが、少なくとも絵の中の新潟市は生き生きと、色鮮やかなまま存在していて不思議なタイムスリップ感を味わった気分です。銅谷さんの絵に偶然出会った「カワ・ミチ・マチ研究所」の皆川袈裟雄所長が、これらのすばらしい作品を多くの人に知ってもらいたい、と編集をかって出て画集が実現したのです。絵が描かれた場所がはっきりしている場合は、同じ場所の現在の様子が写真で収められていて比較することができます。この画集は銅谷さんの自費出版(皆川さんが編集)ですが当社が書店販売を担当します。年明けには店頭に並ぶと思います。

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2006年12月27日 (水)

劇場の幕が開く

球界きってのエンターテイナー「シンジョー」は突然の引退表明で世の中を驚かせましたが、引退後の次の仕事についても最近「驚かせます」宣言をしました。あの日本晴れのような笑顔で言われると、なんでも許してしまいたくなりますよね。新庄のプロ野球最後の舞台となった北海道日本ハムファイターズは、あれよあれよのリーグ優勝と日本シリーズ優勝でこれまた「シンジラレナーイ」ドラマを見せてくれて、空前の不況にあえぐ北海道に希望の光を投げかけてくれました。そして今また、サッカーのコンサドーレ札幌が天皇杯でJ2チームとしては5年ぶりのベスト4進出。そりゃもう北海道は大騒ぎです。29日の準決勝は対ガンバ大阪戦。これで大金星をあげることができれば、元日の決勝で(多分浦和に)勝つことは決して夢ではありません。すでに観戦ツアーの予約は準決勝だけでなく決勝までほぼ満員とか。スポーツの持つ地域活性化の力をつくづく感じさせられます。J1昇格へ秒読みとなっていた2003年のわがアルビも、サポーターが遠く九州まで大挙して駆けつけ、本当に新潟がひとつになった熱気というものを感じさせてくれました。今季は降格ラインに首の皮一枚の14位と不本意な結果でしたが、もう一度地域ぐるみで燃えてJ1優勝戦線に駆け上がらせたいものです。今季の結果を再度「熱戦の軌跡」で振り返り、胸の炎を燃え上がらせましょう。

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2006年12月26日 (火)

ああリサイクル

自宅で使っているパソコンのディスプレイは21インチのCRT。とにかく巨大で重いのです。以前はディスプレイを置いていたデスク(木製)が重さでたわんでしまい、あわてて新しい丈夫なデスクを買ったこともありました。現在は分厚い天然木のデスクに乗せて、ディスプレイの直下あたりに床から支え棒を立てています。それにしても、いかにも古くなったので最近の軽快な液晶ディスプレイに替えたいなあ、と思うのですがPCリサイクルの案内を読むとCRTディスプレイは通常4200円で回収してくれるのですが、重さが30キロを超えるものは「エコゆうぱっく」での引き取りができないので通常の回収は不可能なのです。そもそもこんなに重いモノを自宅2階によくも持って上がったものだ、と当時のことをしのんで(もう、すっかり忘れています)驚いたりあきれたり。まあ、ディスプレイの機能自体は全然問題ないし、それどころか液晶なんかよりもズッと画面がきれいなので、いま無理して替えなくてもいいのですが…。ふと気が付けば有料リサイクルが広がっています。パソコン関係しかり、テレビや白もの家電(冷蔵庫や洗濯機)しかり、自動車しかり。前なら「処分してください」と意志表示すればすんだものが、今ではいろんな手続きをしておカネを払って、やっと不要品が姿を消すという時代です。地球環境を守るため、と言われれば反対する理由はないのですが、もうちょっと簡単にできないものでしょうか。

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2006年12月25日 (月)

観音様とスパニエル

いやー、天気予報がきょうは大当たりです。昨日夕方の予報で「明日の新潟県内は一日中晴れ」と力強く宣誓(?)していたので、これで雨にでもなったら大笑いしよう、と手ぐすね引いていたのですが、本当に素晴らしい青空が広がりました。あと1週間で新年を迎えるなんて、シンジラレナーイ。新潟市内はコートもいらないくらいのポカポカで、これじゃ10月くらいの感じです。昨日、わが家のイヌ(ゴールデン・レトリバー)を連れて自宅近くの共同霊園へ行って来ました。ここには人間のお墓だけでなく、一角にペットの共同慰霊塔が建っています。わが家の先代のイヌは10数年前、老衰で眠るように息を引き取り、ペット専門のお寺で供養してもらってこの共同慰霊塔に骨を収めました。慰霊塔は巨大な金色の観音様で、その足下に金色のイヌとネコが観音様のお顔を見上げています。イヌがイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルらしいのが観音様とミスマッチですし、ピカピカの金色というのもちょっとねえ、という感じがするのですが、家族の一員をまつるには十分以上の存在感です。私が慰霊塔に手を合わせている間、当代のゴールデンは全然先輩への敬意も見せずにそっぽを向いてきょろきょろしていました。「新潟県の葬儀と法要」はペットとのお別れについても触れています。ペットロス症候群に打ちひしがれる人が多いという昨今。せめていつでもお参りできる環境を整えてあげましょう。合掌。

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2006年12月22日 (金)

雪と幽霊の関係は

雪の季節。ゲレンデはいよいよシーズン到来のようですが、如何せん昨今はスキー客の激減でどこも経営が大変とか。閉鎖や休業するゲレンデがいつになく多い冬になりそうです。私も以前は冬になるとスキーに行きたくてウズウズしたのですが、毎週末のようにスキーに行っていたのをぷっつりとやめた原因がスノーボーダーの急増でした。もう10年以上も前になりますが、当時はやり始めたスノーボードをやる若い人たちは非常にマナーが悪く、リフトから飛び降りたりゲレンデの真ん中で寝ころんでたばこを吹かしたりで、私のような昔からのスキーヤーにはガマンできないものだったのです。最近はボードも市民権を得たようですが、スキーともども客足は激減しているようで一過性のブームだったようですね。新潟県で雪と言えば「北越雪譜」を思い出します。近世越後を代表する随筆、と言われる鈴木牧之の名著ですが、なにしろ古い文体は読みにくい。そこで田村賢一さんの名訳によって現代語ですらすらと読める「北越雪譜物語」を当社が出版しました。「とき選書」と「電子ブック」でお読みいただけます。本はいきなり幽霊の話から入るので、いやでも引き込まれてしまう短編集です。なかには初雪から12月15日(旧暦ですから、今で言えば2月ごろです)までに特定の場所に降った雪を計って足していったら約54メートルになった、という「雪の堆嵩(たかさ)」のような興味深いトピックスも満載です。今も昔も変わらない、雪国の風情と苦労をかみしめてください。

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2006年12月21日 (木)

ふるさとの自費出版

このところ自費出版のお問い合わせやご依頼が増えています。ご自身の足跡を一冊の本にして残したい、というご希望が多く、なかには出版・編集のプロから見ても脱帽するようなすばらしい業績を持ち込まれるケースが散見されます。つくづくこの世の中には人知れず大きなことを成し遂げている方が多いのだなあ、と感心しています。そんな中で、このほど完成した一冊は全国に数百カ所ある歴代天皇や皇族の陵墓をご夫婦で訪ね歩き、膨大な写真と記録とをまとめげて喜寿の記念にと出版されたものです。非売品ですので一般の目に触れることはないのが残念なくらいに、これは貴重な資料となっています。おそらく、こうした研究をしておられる同好の方には垂涎の的となるであろう、すばらしい業績といえましょう。このほかにも画集、写真集、歌集など長年研鑽を重ねられた業績が相次いで自費出版されています。こうした本の大部分が広く世に出ることがない、というのが本当にもったいないと思うのです。そこで当社が今年度からスタートさせた「ふるさと新潟 出版大賞」は、今年一年間に当社から出版した自費出版の中から優秀な作品を選び、大賞1点を来年度の全国新聞社出版協議会による「ふるさと自費出版大賞」本県候補作品としてノミネートしよう、というものです。こうした取り組みを通して、本県の自費出版のレベルの高さが広く全国に知られるようになってほしいと願っています。

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2006年12月20日 (水)

越後線でGO!

昨日も今日も薄雲の合間にときおり青空ものぞくという穏やかな天候が続いている新潟市です。たしか3、4日前の予報では雨か雪になるはずでしたが…。尼崎のJR福知山線脱線事故。運転士は車掌が駅での停車位置オーバーランに関する報告を輸送指令と無線でやり取りしている内容が気になっていた、とのこと。事故当時もこの停車位置ミスに関する報道に接して、ゲームの「電車でGO!」なら「あれっ、オーバーしちゃったよ」なんてことはしょっちゅうですがプロのJR運転士でそんなことあるとしたら特別にヘタなのかなあ、と感じていました。ところが!あったんですね越後線でも。私はなんとこの数日間で2度も経験しました。一度は内野駅到着時に先頭車がホームを外れかけてひどい急ブレーキをかけ、立っていた多くの乗客が冷や汗をかきました。直後に運転士はどこかに電話連絡するのに時間がかかり、発車が少し遅れました。もう一度はオーバーではなくてショートです。内野西が丘駅に到着した電車がいつもより後ろで停止したため、ホームにいた私や何人かが待っていた場所から移動してドアに手をかけようとした(雪国では冬にはドアが手動開閉になります)瞬間になんの合図もなく電車が動き出し、10メートルほど前進して再び停車したのです。もし私の手がドアの取っ手にかかっていたら引きずられたかもしれません。新米だったのかもしれないけれど、事故は手加減してくれないのですからしっかりと教育してほしいものです。

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2006年12月18日 (月)

巡礼は心の旅

団塊世代の四国八十八カ所遍路が静かなブームだという記事がありました。NHK教育の「趣味悠々」(この番組は本当に嫌らしいくらい団塊世代にターゲットを絞り込んでいます)で取り上げた影響が大きいらしく、テキストは11万部も売れたとか。ま、それはそれとして生まれたときから世間を騒がせ(ベビーブーム)、以来ずっと今まで日本という国の文化を揺さぶり続けてきて、いよいよ大量退職が目前となった「お騒がせ」世代が、やっと自らの来し方行く末を静かに考える余裕を得た、というのが今の時期なのではないでしょうか。お遍路さんは四国だけではありません。わが新潟県には越後八十八カ所があります。「越後八十八カ所霊場 遍路の旅」は弘法大師入唐1200年を記念して写真家の高橋与兵衛さんが県内88カ寺を巡り、写真と紀行文でまとめた一冊。巻頭には正しい遍路の作法がまとめてあり、遍路入門の手引きとしても好適です。内容は第一番札所の能生山光明院(糸魚川市)から始まって第88番札所の瑠璃光山薬照寺(南魚沼市)まで、各霊場ごとに写真と地図、そしてご本尊のお名前(ちゃんとご真言での唱え方も併記)からご詠歌まできっちりとデータがまとまり、それに紀行文が付くという丁寧なもの。「あとがき」で高橋さんは「世の中がどう変わろうと、ゆとりを持って自分を見つめることが大切。ゆとりとは単なる余裕や暇ではなく、次のステップへの瞬間的な時間的余裕だ」と述べておられます。かみしめたい言葉だと思いました。

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2006年12月15日 (金)

街は夜更け過ぎに

天気予報が外れっぱなしです。どうなっているんでしょう。週間予報なんかもう、とてもアテにはできません。2日前でもまだ不安です。前日ならもう大丈夫か、と思えばこれも見事に外してくれます。要するに最近は「天気予報」ではなくて「天気現況」しか信用できないのではないか、とため息です。うちの年寄りが「ものを食べるときに天気予報って言えば食あたりしない(当たらない)」と言っていました。最近のノロウイルス封じにも効果あるかなあ。気象庁の人的能力に問題があるのかシステムの問題なのか、それとも最近の自然界の変動についていけなくなったのか。このハイテク、IT全盛のご時世にやれやれです。防衛庁は防衛省に格上げされそうですが、ご自慢のイージス艦や早期警戒機で天気予報サービスってできないのでしょうか。それにしても暖かい冬です。なんかまだ11月か、と勘違いしてしまいそう。クリスマスまであと10日だなんて信じられません。私が大好きな街、古町ではたくさんのお店が統一した大きさのクリスマスツリーを店先に出し、それぞれに工夫を凝らした飾り付けで道行く人を楽しませています。人気コンテストの投票も受け付けているみたいですので、ぜひ行ってみてください。せっかくそんな風にがんばっているのに、通る人が少ないのは本当に気の毒なことです。みぞれや雪になれば、地下駐車場からオーバーアーケードの繁華街へ出られるありがたさが身にしみるハズなんですけどね。

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2006年12月14日 (木)

葬儀と法要のすべて

新装版・新潟県の葬儀と法要」が出来上がりました。実際にページを繰ってみると、その驚くほどの情報量と、それに反比例する自分の知識のなさに唖然としました。臨終から通夜、葬儀、その後の手続きまで仏式を中心にしながら神式、キリスト教式も交えての詳細な解説は、分かりやすい図解とともにだれもが参考になる内容です。仏壇やお墓の買い方もあります。葬祭場の正しい選び方もあります。遺言についても細かく解説しています。財産相続などについてどのような遺言を書けばいいのかや、遺族は遺言をどう取り扱わなければいけないのか、など参考になります。臓器移植や尊厳死を希望する場合の手続きや、自分の葬儀についての希望、さらには自分の葬儀の生前予約にも触れていて、私なんかは「へえーっ」と感心するばかりです。事情をよく知っているお年寄りが身近にいれば、たいがいのことはお任せですむのですが、ほとんどの人はだれに何を相談したらいいかも分からない、というのが近親者の不幸に直面したときの現実だと思います。また、自分の最後は自分流でという方にとっても、この本はなにをどう準備したらいいのか多くのヒントを与えてくれるでしょう。

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2006年12月13日 (水)

Gacktの謙信

当社から出版した「上杉謙信ゆかりの地を訪ねて」(花ヶ前盛昭著)がにわかに売れ行きを伸ばしています。どうやら来年のNHK大河ドラマ「風林火山」の影響が早くも現れているようです。ドラマは甲斐の武田家に焦点があたりますが、なんと言っても5回の川中島決戦を戦ってその前に立ちふさがり、野望をうち砕いた越後の上杉謙信(川中島の時点では長尾景虎)は影の主役。しかも上杉謙信役に美貌の歌手・Gacktさん、という超・異例のキャストもあいまって前評判はどうやら上々の様子です。そんな中で、上越市の春日山城に生まれ、春日山城で49歳の生涯を閉じた稀代の武将の足跡を、写真と分かりやすい文章とでたどる本書が脚光を浴びているようです。著者の花ヶ前盛昭さんは上越市・居多神社の宮司で新潟県文化財保護連盟理事。居多神社と花ヶ前家は京都の朝廷や謙信の長尾家と深い関係があり、まさに謙信を語るにこの人の他はなし、といった存在です。本書は春日山城をはじめ、林泉寺、山形県上杉神社などの寺社や新潟県内に数多い城跡、川中島古戦場などを丹念に訪ね歩いて美しい写真と文章で構成しています。詩吟で有名な「弁静粛々…」や、故田中角栄氏が愛した「霜は軍営に満ちて秋気清し…」は、すべてこうした謙信の世界の中から生まれたもの。春日山の山城に立って松籟に耳を傾ける気分で本書を読むと、俗世間の煩わしさから一時離れて時間旅行ができます。

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2006年12月12日 (火)

葬式はどうしますか

先日、なにかの中で見かけたのですが、初老とおぼしき女性の文章で「亡夫は生前から葬式にむだな費用をかけるな、と言っていたので簡素にした」という趣旨のことが述べられていました。例えば戒名はランクによって費用が違うからやっかいだとか、大がかりな祭壇は気恥ずかしいとか、49日法要など一定の期間ごとに集まってもらうのは大変だ、といったようなことだったと記憶しています。ただ、棺にはふんだんに花を飾ってほしいし、許されるなら遺灰は海にまいてほしい、という希望だったそうです。まあ、人それぞれに考えがあるわけですが、いずれにしても一般的には現在は自宅葬はほとんどなくて、ホール葬で故人をしのび、送っているのが圧倒的多数派ですね。形式としては仏式、神式、キリスト教式、そしてそのどれにも属さない「お別れの会」式などがありますが、いずれにしても会場は必要です。私の自宅近くにも最近、新しい葬祭ホールができて、驚いたことにほとんど毎日のように利用されています。当社から以前出版していて現在は絶版となっている「新潟県の葬儀と法要」の新装版が間もなく発刊にこぎ着けます。大きく変わった葬祭環境に対応した必携版となります。もう数日お待ちください。

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2006年12月11日 (月)

街が寂しい

最近、テレビニュースとかで全国各地の繁華街が映ると、ついため息が出てしまいます。繁華街に人が多い!東京や大阪なら分かります。しかし、新潟市同等かそれ以下の規模の地方都市で、まるで「お祭りですか?師走のアメ横ですか?」と聞きたくなるくらいに通行人がひしめいているのを目にすると「どうして新潟市の繁華街には人がいないんだろう」と不思議になります。で、新潟市随一の繁華街であった古町をみれば「これじゃ人は集まらない」と納得します。かつては老舗の専門店が並んでいたメーンストリートにはパチンコ店と専門学校とコンビニが並んでいます。新潟市唯一の地下商店街である西堀ローサは、いつの間にか若い女性向けのけばけばしい衣類や下着専門店だけになってしまって、とても家族連れや男性客がそぞろ歩くことはできません。そんな街の中に2つのデパートだけが荒海に浮かぶ岩のように寂しく、がんこに佇立しています。今年8月に「中心市街地の活性化に関する法律」が施行され、関係省庁横断的に活性化支援策を講じることになったようですが、中身を見るとなんか相変わらず駐車場の整備とかハコものの整備に力点があるような…。新潟市が国に提出した活性化基本計画によるとキャッチフレーズは「水都にいがた あじなまち」。でもね、前に書いた「にいがた 冬 食の陣」のホームページは今日現在もまだ「秋の陣」のままですけどね。

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2006年12月 9日 (土)

熱戦の軌跡

昨日書いた「電車内でライターを使って化粧」の件ですが、私の空耳ではなかったようです。どうにも気になってJR新潟支社に問い合わせをしたところ、しばらくして返事が来ました。「調べたところ、越後線で重点的に放送しています。女子高生がまつげをカールさせるビューラーという化粧器具をライターの火で温めて使うケースが散見され、危険なので注意喚起しています」とのこと。うーむ、まつげのカールねえ。いまだにチラホラと生き残りを見かける「やまんば」系の仕業でしょうか。混んだ通勤電車の車内でライターを使うなんて、荒技ですな。すぐにヤメナサイ!!さて、お待たせしました。アルビレックス新潟が発行する唯一の公式イヤーブック「熱戦の軌跡2006」がいよいよ店頭に並びました。毎シーズンおなじみになったサポーター必携の一冊。そろえておけばアルビレックス新潟の涙と笑いの歩みが、そっくりあなたの手元に残ります。ファビーニョの優しい笑顔が、何ともいえずいい味を出していますよ。また、アルビ・レディースの戦士たちが素顔で登場しているのも必見です。

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2006年12月 8日 (金)

地方いじめ

電車通勤しているといろんな人の生態が見えるので、結構腹の立つことが多いことに気づきました。床に座り込み携帯をご神体のように捧げ持ってメールする高校生。人目を気にせず一心不乱に化粧する若い女性(含む女子高生)。荷物を置いたり足を広げたりして座席を2人分占領し寝たふりする若い男女。雪国のローカル線では暗黙の了解事項となっている”開けたドアは自分で閉める”(冬期間はドアが手動になるため=大都市圏の人には想像がつかないでしょうね)を守らない高校生。言い始めたらだんだん腹が立ってきました。先日は車内放送で「化粧のためにライターを使うのは危険ですからおやめください」と叫んでいたように聞こえましたが、そういうことってあるんでしょうか。腹が立つと言えば、最近のいじめ報道が学校や職場、家庭のいじめに偏っていること。国家レベルのいじめはどうしてくれるんだ、と言いたいのです。道路特定財源の一般財源化などはその典型です。道路を整備するためにドライバーは高い税金を払っているのです。特に地方は公共交通機関が不便なので、一家にマイカーが2台、3台とないと生活できません。その税金は道路整備のため、ということでガマンしているのです。公共交通機関が完備し、道路も網の目のように整備された大都市圏の発想で、われわれ地方生活者の税金を勝手な使い方されては困るのです。不要になったのなら税金を廃止すべきです。景気にしたってそうです。なにが「いざなぎ超え」ですか。地方は記録的な不況にあえいでいるのを見て見ぬふりの都市型政治の暴力です。それにしても地方選出の国会議員の皆さんはなにをしていらっしゃるのでしょう。ヘタに文句を言うと「刺客」を差し向けられるから怖くて口にチャックなのでしょうか。こんなことでは近い内に邪魔者は放射性物質で毒殺するような国になるんじゃないかと心配です。

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2006年12月 7日 (木)

トランス脂肪酸

昨日の日報夕刊で一面トップになったのは「ニューヨーク市がトランス脂肪酸を”禁止”」。こういう記事が一面トップになるというのは、ある意味すごいことです。トランス脂肪酸(人工的に水素を添加した自然界に存在しない形状の脂肪酸)は国内でも近年、健康志向の強い一部の人々の間では「悪役」として急成長?していましたが、一般にはあまり知られていないものでした。今回のNY市の措置は、最近アメリカで取り組みが加速している肥満撲滅運動の一環ともとらえられますが、この「異常な脂肪」が人体にもたらす影響についてはすでにさまざまな研究結果が出ています。それによると、これはあきれるくらいの超悪役です。動脈硬化、糖尿病や心臓病と因果関係があり、認知症にも関係し、ドイツではクローン病との因果関係が証明されたというのです。私が個人的に関心を持ったのはアレルギーに決定的な影響を持つという点でした。喘息やアトピー、花粉症などを悪化させるのがトランス脂肪酸だというのです。この悪役が潜む代表的な食品がマーガリン。私も長い間、朝食のパンにはバターよりも健康にいいだろうとマーガリンを愛用していたのですが、どうも雲行きが怪しいので最近はバターに切り替えて様子見をしています。日本マーガリン工業会は食品安全委員会の報告を引用して「諸外国と比較して日本人のトランス脂肪酸の摂取量が少ない食生活からみて、トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さい」と発表しているのですが、今後は恐らくトランス脂肪酸を含まないマーガリンへの切り替えが迫られるのでしょう。戦後復興から高度成長の道のりで、とにかく効率的にたらふく食べる、ということだけを追求してきたツケが回ってきたのですね。

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2006年12月 6日 (水)

格安航空券

私が個人的に登録しているメールマガジンのひとつに格安航空券だけを定期的に教えてくれるものがあります。最近のケースでは1月の成田からニューヨーク直行便往復で、なんと2万7500円…。往復ですよ、これ。ソウル往復は12月で9600円というのもありました。国内航空運賃を考えると、いったいどうなっているんだというレベルです。私が時々利用する新潟-大阪便は正規料金なら片道2万6000円。往復割引で片道2万3000円くらい。運良くキャンペーン期間に当たれば片道1万円ですが、普通は大阪往復で4万円から5万円かかることを思うと、海外格安航空券の異常さが分かるというものです。無論、これにはタネも仕掛けもあって、旅行会社などが自社枠として抑えている座席を放出するなどの「余剰分」が市場に出回る。つまり捨ててしまうくらいなら多少なりとも売り上げがあった方がいい、ということなんですね。この原理を応用したネットビジネスで大成功したケースもあって、米で1997年に創業したプライスラインが有名です。消費者が希望する区間の航空券を○○ドル(正規料金より遙かに安い価格)で買いたい、と注文するとプライスラインのシステムが働いて、この区間を運行する航空会社すべてに希望額を提示。空席のある航空会社がこれを受け入れて商談成立、という仕掛けです。もっとも、こういうダンピング競争が最近の米航空業界の壊滅的な不況を招いたんでしょうけどね。こうした捨て値の航空券を利用して私も何カ国か旅行したのでエラそうなことは言えませんが、消費者にうれしい価格破壊はまわり回って社会全体の景気を悪くすることにつながる場合があることも頭の片隅に置いておく必要があります。

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2006年12月 5日 (火)

横浜FCサイコーッ!

あの横浜FCがついにJ1昇格を決めました。正確にはフリューゲルス正統後継者なのですからJ1復帰、と言った方がいいのかもしれません。最終戦はホームの三ツ沢で愛媛に2-0で勝って、完璧なシーズン終了。おめでとう!横浜FCと言えば、ついこの前のような気もするJ2アルビの試合でビッグスワンや市陸にお迎えしましたが、なぜかアルビは横浜FCと相性が超いいようで、ホームもアウエーもほとんど負け知らず。しかも5点とか7点とかの大量得点をいただいて勝たせてもらっていました。あちらのサポでは超有名な「なかじじ」さんも何度も新幹線で新潟入りしていましたが、ホームページで拝見すると、いつもがっくりしてお帰りになっていた様子。本当にその節はありがとうございました(?)。そして2003年11月のJ2最終戦、超満員のビッグスワンで「新潟、サイコーッ」と叫んだ我らがキャプテン・山口選手が今シーズン横浜FCへ移籍し、昇格請負人として三浦選手と一緒にいぶし銀の活躍をしたのも他人事ではない感じを抱かせてくれます。さあ、今度はJ1の場での対決です。以前のように相性のいいチームなのかどうか。心してあたりましょう。

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2006年12月 4日 (月)

始まりの終わり

14位。うーん、喜べませんね。どん欲さが希薄なんですよね。降格がないと決まったら、とたんに淡泊になってしまう。シーズン中も下位で低迷しているチームとあたると、なんとなく手加減して勝ち点をプレゼントする悪癖がありましたが、あれと根っこはひとつ。要するに「新潟もんのお人好し」がチームにも出ているように感じます。きっと昨シーズンまでソリさまも、その辺でイライラしたんじゃないでしょうか。やればできる力がついてきているのは誰の目にもはっきり映っていると思います。あとは精度をあげることと、どん欲になること。来シーズンのアルビレックス新潟の目標はその辺でしょうか。ファビーニョ、本当にありがとう。日本人以上に日本人のメンタルを持っていたように感じる、すばらしい人でした。新潟はあなたを忘れません。これでマルクス、アンデルソン、ファビーニョとJ1昇格助っ人軍団がすべてチームを去ったわけで、もうJ1ビギナーなんて言ってられない。これからがチームの正念場です。来期のユニはオレンジ一色。エスパルスとは色合いの違いくらいで紛らわしいけど、明らかにかっこいいと思います。そんな節目となった今シーズンを振り返る、恒例のクラブ発行オフィシャルブック「熱戦の軌跡」がいよいよ今週末発行です。書店、コンビニへ急げ!

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2006年12月 1日 (金)

新潟は大丈夫ですか

毎年楽しみにしているイベント「にいがた 冬 食の陣」がきょう開幕しました。新潟市の食文化を全国に発信しようという催しで、今朝の新潟日報朝刊に掲載された広告によると期間は来年3月末まで。恒例の「ふるまち 料亭の味」をはじめとする多彩な食イベントが展開されるそうです。この広告で興味を持ったのが「新潟 鮨 進化論」と銘打った市内寿司店共通メニュー。今年はその名も「極み」と豪華に1人前3000円で旬の味が楽しめるのだとか。「今日からスタート。行かなくちゃ」と思ったのですが、新聞広告にはこれ以上詳しい内容がありません。そこで広告に掲載されていた食の陣ホームページにアクセスして驚きました。なんとまだ秋のイベント終了時のままで更新されていないのです。もうメーンイベントである冬がスタートしたのに、です。念のため(意地悪ですねえ)事務局に確認の電話を入れてみると「はい、まだ更新していません。よろしければ来週(!)には無料の冊子ができますからご覧ください」と、これまた驚いた応対。あのさあ、もう始まってんだよね。ちなみに三業協同組合のホームページでは、ちゃんと今日スタートの「料亭 暖簾の味」コースなどの情報がありました。政令指定都市もいいけど、看板だけ立派にしたって中身がこれじゃあねえ。やれやれ。

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2006年11月30日 (木)

ドカ雪ベタ雪ボタン雪

雪のにおいがし始めました。雪国の人ならこのにおいが分かりますよね。今年は例年よりちょっと遅いようですが、どうやら初雪がそこまで来たようです。雪と言えば新沼謙治の「津軽恋女」を連想します。津軽には七つの雪が降る、という歌ですが新潟にはドカ雪もあるしベタ雪もあるし(?)上から降る雪だけでなく下から舞い上がる雪もあるんですからいったいいくつの雪があるんでしょう。大きなボタン雪が音もなく舞い落ちる中で、露天風呂に身を沈め、天を仰いでいると雪の粒の間を自分が舞い上がっていくような錯覚に陥ります。極楽ですよねえ。お湯がちょっと熱いなあと思ったら、脇に積もった雪を適当にかき寄せて湯に入れ、温度調節するなんて風流じゃありませんか。冬こそ温泉の旬です。そんな季節に向けて当社ロングセラーの一冊である「新潟ぶらり日帰り立ち寄り湯」の最新版が発刊です。初版から11年で6冊目。県内136の立ち寄り湯を収録しました。どうぞご愛用ください。

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2006年11月29日 (水)

みんなの階段

「こういう情報が欲しかったんだ」という声が聞こえてきそうです。お待たせしました。高齢化社会の中で、これまでありそうでなかった県内高齢者施設を網羅したガイドブックが完成です。各施設の協力をいただいて収録した数は413。これは県内全施設の95%にものぼります。各施設のみなさんに感謝です。中には「多忙でとても対応できない」などの理由からデータをいただけなかった施設もあり、100%と行かなかったのは残念ですが、今後の改訂版ではこうしたデータブックの意義をご理解いただき、なんとか収録数を増やしていく努力をします。それにしても、こうした施設の種類が多いことにまず驚きました。そしてそれぞれの施設では限られた人員のなか、お年寄りに少しでも快適で有意義な日々を過ごしてもらうよう苦労しておられることもよく分かりました。もうずっと以前に新潟日報で「みんなの階段」という長期連載がありました。いま、本当にそうなんだなあ、と改めて思います。親も自分も子どもたちも、みんなが必ず一段一段のぼらなければならない階段。時間は万人に平等であり無慈悲です。

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2006年11月28日 (火)

置き菓子

オフィスの男性に手軽なお菓子が人気、という日報の記事がありました。数年前から普及し始めている、いわゆる「置き菓子」というやつです。発想は昔懐かしい富山の薬。家庭常備薬を各家庭に置いて、時々点検・補充係の人が回ってきて使った薬の分だけ代金を徴収し、薬を補充する、というあれです。当社もこの「置き菓子」を置いているのですが、最初は「果たして利用者がいるかな」と半信半疑だったのに、結構ケースの中の菓子は減っているようです。感心なのは代金をごまかす者がいないらしいこと。菓子やカップラーメンなどが引き出しごとに分類されているプラスチック・ケースの上に置いてある、単なる空き缶にみんな律儀に100円硬貨を入れているのです。私もこの「置き菓子」の愛用者になりました。ただ、以前は会社を出て近くのコンビニやスーパーへ行かなければ買えないという一種のバリアーがあったのに、今は廊下の先にいつでもあるという気軽さから、つい甘いものを摂取し過ぎてしまうのが困った点でしょうか。今、私は「コ○ラのマーチ」にはまってしまっています。「置き菓子」で口にするまで食べたことがなかったのですが、これが妙に癖になるんです。きっと今日も100円をチャリーンと入れて買うんだろうなあ。やれやれ。

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2006年11月27日 (月)

家を建てるなら

「あっ、この家は最近あそこに建った家だ!」というページがきっとあります。新潟日報社から毎年発行されている「ハウジング新潟」の最新版が店頭に並びました。464ページにも及ぶ密度の濃い内容で1200円。これから家を建てようという人には必携。そうでない人にも眺めているだけで楽しい「最新の新潟の住宅」をぎっちりと詰め込んだコスト・パフォーマンスに優れた一冊です。最初の発行からもう21年にもなるという伝統の「ハウジング新潟」。最初の頃に見た記憶から考えると、最近の住宅は外観も内装もとにかく格好良くなりました。今回の最新版もご覧になると分かるとおり、ちょっと前なら夢、というか現実離れというか、日本の「ウサギ小屋」住宅ではあり得ないようなすばらしい建築が目白押しです。もう和風住宅とか輸入住宅とかいう区別はできません。まさに国際住宅というのが一番ぴったりするようです。そして目立つのがリビングに鎮座する薪ストーブです。ここ数年の傾向ですが、木が燃えるぬくもりが癒し効果として注目されているようです。でも、燃料の薪はなかなか入手困難で高価です。日本の山は荒れ放題だと言われます。間伐の手が入らずに荒れていく山と、それによって起きる自然災害。なんとかもう一度、森林組合が中核となって山を生き返らせる仕事に取り組んでほしいものです。そうすれば必然的に間伐材が大量に出て、良質な薪も大量に安価に供給されるでしょう。

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2006年11月24日 (金)

クリスマス・ソング

街はいつの間にかクリスマス一色になりました。商店街はこのイベントのテーマカラーである赤と緑の氾らんです。住宅街でもイルミネーションが増えていますが、青色で統一したLEDで屋外を飾るのがが今風なんだとか。子どもはもちろん、大人も何となく浮き浮きした気分にさせてくれるクリスマス。れっきとした異国の宗教行事なのに、ここまで仏教と神道の国で社会に溶け込んだというのも、すごいことです。私もいわゆるクリスマス・ソングというのが大好きで、車の中には一年中、この手のCDがおいてあります。特に真夏のクソあっちぇー時に聴くと、これがいいんですねえ。なんといってもクリスマス・ソングの醸し出す世界は冬、それも真っ白な雪が家も樹木もふんわりと包んだ初雪のころの情景ですから、夏には格好の清涼剤というわけです。つまり南半球における真夏のクリスマスはまがいものということで、やっぱり北緯38度以北くらいでないと正しいクリスマスとは言えないのではないでしょうか(と独断)。以前、ハワイでクリスマスを経験しましたが、アラモアナのショッピング・モールで子どもたちのフラ・スクール発表会があり、サイレント・ナイトや、あのもの悲しいI'll be Home for Christmasなんかがウクレレの伴奏で可愛く明るく踊られたのには固まってしまいました。さあ、今日もCDを聴きますかね。マライア・キャリーなんかも嫌いではありませんが、やっぱりここはビング・クロスビーやナットキング・コールといった正統派でいきたい。ホワイト・クリスマスや赤鼻のトナカイに万歳!です。それにしても、トナカイならぬ赤鹿に5対1で負けるなんて、ちょっとなんとかしてよアルビの皆さん。

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2006年11月22日 (水)

ジェームズ・ボンド

絶版書籍の人気が出ているそうです。復刻もぽつぽつと出ていて、書店で「わー、懐かしい」と思わず手にとってしまうことがあります。先日は紀伊国屋書店の推理小説コーナーにイアン・フレミングの007シリーズが文庫で並んでいて、私はフリーズしてしまいました。007と言えば早川書房の新書版ミステリー(あの、ビニールカバーが付いたヤツ)で井上一夫の名訳。私は中学生から高校にかけて当時次々に出版された新作を読みあさり、映画化されると片端から映画館へ出かけてショーン・コネリーの格好いい007に胸ときめかせ、それでも足りずに原書も買い込んで必死に読解したものでした。今回目にしたのは早川書房と東京創元社の文庫本で、創元社の「ロシヤから愛を込めて」をぱらぱらと斜め読みしてみましたが、昔読んだものとなにかが違うような気配があります。今度買ってきて比べてみよう。それにしてもタイトルの「ロシヤから」って「ロシアより」じゃなかったかなあ。これも調べなくては。イアン・フレミング没後に「もどき」の007シリーズが出ていますが、あれだけは読む気が起きません。とにかく1960年代の東西冷戦下、イギリスとソ連とアメリカに正体不明の中国人や日本人まで登場する一大活劇シリーズ。あの大量核兵器で脅し合っていた世界には、不思議と最近の北朝鮮やイランのような出口のない絶望感がなかったのが不思議です。

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2006年11月21日 (火)

ミニバンの休日

世界のトヨタが造る膨大なラインナップの中で、いまや唯一の純粋なスポーツカーであるMR-Sの生産中止が決定しました。ちょっとポルシェのボクスターに似たミッドシップ・エンジンのオープン2シーターで安っちいけど格好いい。私も以前、車を買い換えようと物色していた際に候補のひとつとしていましたが、試しにシートに腰を下ろそうとして、そのあまりの低さにびっくり。もしかするとぎっくり腰が起きるかもしれないと泣く泣く断念した覚えがあります。効率経営を貫いて世界一の座をほぼ手中にしたトヨタですから仕方ないのでしょうが、ひとつくらい売れなくても趣味性の強い車を残して欲しかったと残念です。でもって今や車の市場はミニバン全盛。一家そろって荷物も積んで、ついでにペットまで乗せてワイワイ楽しくドライブというシチュエーションを夢見るユーザーが多いのでしょう。その割りには走っているミニバンの多くがドライバー一人だけしか乗っていないのが夢と現実の落差というやつでしょうか。さて、正しいミニバンの使い方を実践しようというあなたにお勧めの一冊が刊行にこぎつけました。「温泉大好き② 家族で行く温泉150選」は新潟、山形、福島、群馬、長野、富山、石川の7県からファミリー向けに特色のある日帰り湯、公共の宿、ペンション、温泉旅館、ホテルを厳選して紹介。どれも新潟県内から高速道路を使って日帰りから一泊程度で楽々行ける温泉ばかりです。愛車のミニバンもこんなドライブなら泣いて喜ぶことでしょう。

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2006年11月20日 (月)

心のシートベルト

新潟県のシートベルト着用率が全国最低だそうです。ドアを開けてシートに腰を下ろし、シートベルトを装着し、キーをひねって(最近はボタンを押すだけの車も増えましたが)エンジンを始動。これくらいの簡単な手順を無意識でできるようになるのは、別に高度な技術でもなんでもないと私は思います。少なくとも私だってできています。県外からの転入者などから「新潟県のドライバーはマナーが悪い」という苦情を聞きます。よく聞いてみると暴走族みたいにマナーが悪いと言うわけじゃなくて、暗黙の交通ルールやマナーを理解していない、あるいは無頓着ということなんですね。言い古された言葉ですが「車は走る凶器」です。凶器を操っている自覚と自制はドライバーに求められる最低限のモラルではないでしょうか。昨日は行きつけのゴルフ場でシーズン終了を記念する恒例の大会がありました。ラウンド後のパーティーでは「昨今の交通事故急増という社会情勢を踏まえ、皆様のご家庭を崩壊させることがないように」というゴルフ場側の強い意向でコーラとウーロン茶だけがふるまわれました。それでもかなりの人数の方がビールを要求していました。自制心のない人は社会の構成員として受け入れられなくなりつつあります。喫煙もそうですし過食もそうです。新潟は田舎だから、そう堅いこと言わなくてもいいじゃないか、という逃げ口上は、そろそろ通用しないと思った方が良いようですよ。

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2006年11月16日 (木)

神々の目線

NHKがハイビジョンカメラをスペースシャトルに積み込んで、初の宇宙ライブをやっていました。アフリカの砂漠を見下ろす映像にスタジオから歓声が上がっていました。私はさっそくパソコンに向かい、お気に入りのグーグル・アースで同じ砂漠地帯をさまざまな高度からながめてみました。上空10キロくらいから見ると、砂漠は細かいひだに覆われて単調な模様です。グーッと高度を下げていくと細かいひだに見えたものは巨大な砂丘の連なりであることが分かります。右も左も、前も後ろも、どっちを見ても同じような砂丘が延々と連なっています。樹木も水も、もちろん家もまったくありません。こんなところへ迷い込んだら、確かにちっぽけな人間は生きていけないなあ、と実感する迫力でした。人間なんてちっぽけだ。その悩みもちっぽけだ。生きるということは実に大変なことなんだ、というようなことを悩む子どもたちに教えたいものです。学校は1年間休んでも取り返しが効きます。かわいい子には貧乏旅行でいいからひとり旅でどんどん外国を見せたらいいと思いました。

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2006年11月15日 (水)

がんばれ!子どもたち

連鎖反応というのは怖いと痛感します。なにか一種の憧れのような気持ちを持って子供たちが自殺に走るという風潮をなんとかしなくては、と焦るばかりです。注目されたい、気にとめて欲しい、できたら引き留めて欲しいというような寂しい子供たちの心を、だれがどうやって癒してやったらいいのでしょうか。家庭、学校、地域、行政-。そのどれにも何らかの、ちょっとした手抜かりや油断があって、それらがいくつか重なり合った不幸の中にもがく子どもがいるようです。思い詰めているときに、周囲の大人がどんなに優しい言葉をかけても、それは偽善的にしか聞こえないのかもしれません。どうしてふだんから、もっと気にかけてくれなかったんだ、という怒りの火に油を注ぐのかもしれません。もし、みんなが寝静まった深夜に、悩み疲れた子どもが一冊の本を手にとってくれたら、それがひとりの命を救うかもしれないと思います。自分で読まなければメッセージが伝わらないため、本にはそういう力があります。例えば「心に太陽」とか「山の子たちの中越地震」とか「子どもに伝える32のことわざ」とか。子どもの様子がちょっと心配だなあと思われたら、そっと子ども部屋にこんな本を置いてみるのも一策かもしれません。

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2006年11月14日 (火)

J1とL1のこと

サッカーのアルビレックス・レディースが念願のL1昇格を決め、その祝賀パレードが19日に古町で行われるそうです。われらがアルビの歴史に、また新しい輝かしい1ページが加わるんですね。なんといっても「なでしこジャパン」の一角をオレンジ軍団が担うのですから、これはすごい。私も何度か応援に行っていますが、トップチームとはガラリと趣を異にするこじんまりしたサポーター勢が、しかし心のこもった声援を送っていたのが印象的でした。祝賀パレードといえば思い出しますねえ。2003年11月29日、冷たい風が吹き付ける西堀通りを埋め尽くした大群衆の中を、チアリーダーズの先導で誇らしげに、ちょっと恥ずかしそうにパレードしたJ2覇者・アルビの監督と選手たち。クイーンの「ウイーアーザチャンピオン」が流れて感動的でした。あのシーズンのマルクス、ファビーニョ、アンデルソン(リマじゃないよ)は鉄壁の助っ人トリオでした。マルクスとの別れはちょっと残念な形だったけど、川崎ではコア・サポのいじめにもめげず、きっちり仕事をして最後は完全に受け入れて貰っていたのがうれしかった。アンデルソンは故郷へ帰って自分の牧場経営に専念しているのでしょうか。そういえば反町前監督は最近全国の中年女性の間で「ソリさま」として人気急上昇中とか。これはちょっとフクザツな心境ではあります。なにはともあれトップチームもJ1残留が決まりました。チーム10年目、まずは万々歳で幕を下ろすことができそうです。

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2006年11月13日 (月)

新市長に望むこと

新潟市長選挙は大方の予想通り、二期目現職の強さが出た結果となりました。初当選時には若さと清新さがもてはやされた現職ですが、いまや58歳という年齢は、ほかで30歳代、40歳代という市長が続々と登場している中では、いささかくたびれた感じがしなくもありません。ま、しかしこれまで通り「青空市長」として明るい地域づくりに励んで欲しいものです。その現職が初当選直後に出版した「新潟力」は、平成の大合併と政令指定都市実現へ向けたシナリオでした。いま、再選を果たした市長の前には政令指定都市という看板を掲げた大新潟市があります。ここからこそが力の問われるところでしょう。誠心誠意、住民の幸せのために働いてほしいと祈ります。私は今回の入院で新潟市民病院という存在の大きさを改めて痛感しました。1973年、渡辺浩太郎市長時代に開院した比較的歴史の浅い総合病院ですが、病床数700以上という規模は県内トップクラス。全国的にも有数の基幹病院です。こうした病院の存在こそが市民のQOLを保障する重要な要素なんですね。そう、安心感です。来年秋には鳥屋野潟南西部の中央インターわきに新しい市民病院が開院します。今までの野戦病院のようにプライバシーのない6人部屋がなくなって、個室感覚の4人部屋になるとか。うれしいことです。外向きの派手な施策よりも、こうした市民のイザに備えたシステムに是非とももっと力を入れて欲しいと思います。それしても、医師の数は足りないんですね。入院して見ていると医師の激務ぶりがよく分かって、頭が下がるとともに、何とかしなくてはという思いを強くしたものです。

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2006年11月11日 (土)

手術をしました

長らく更新が途絶えてしまいました。実は私事ではありますが慢性副鼻腔炎の手術を受けるため先月末から入院しておりました。この病気、かなりポピュラーなものらしいので、もうご存じの方も多いと思いますが、さまざまな原因(私の場合はアレルギー性鼻炎)から副鼻腔(鼻孔のずっと奥、眼球の周囲に広がる空洞)にポリープができ、これが慢性的な鼻づまりを招くというものです。私の場合はCT検査で副鼻腔いっぱいにポリープが広がっていることが分かり、全身麻酔の上で内視鏡を鼻から入れてポリープを切除するという手術になりました。この手術の最大の呼び物(?)は両鼻孔の奥まで何枚もギチギチに詰め込む止血用ガーゼで、手術後の顔はまるで自分ではないようです。そしてこのガーゼを普通は手術の3、4日後くらいから少しずつ抜き取るのですが、私の場合は困ったことに手術後すぐにガーゼの一部が鼻孔の奥からノドの方へ下がってきてしまい、これがひどい違和感で水を飲むのも辛い、という状態だったため、手術翌朝の診察でガーゼを一度全部抜いて詰め直すことになったのです。と書けば簡単ですが、手術中は麻酔でなんにも分からなかったこの作業が、覚醒状態だともう拷問以外のなにものでもないくらいの激痛と嘔吐を伴う地獄のようなもの。いやー参りました。完全に降参でした。でも、おかげで今や鼻の通りは「劇的ビフォー・アフター」です。ということで編集者ブログもようやく復活します。

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2006年10月30日 (月)

バスを便利に

ICT未来フェスタ、行かれましたか。今回は新潟県IT&ITS推進協議会が、このフェスタのひとつの目玉として新潟駅と朱鷺メッセを結ぶ路線バスで非接触型ICカードを実験導入しました。私も早速ICカードを購入してバスに乗ってみましたが、言うまでもなくこれはスマートです。JRのSuicaと全く同じ簡便さですね。いま新潟交通はバスカードを導入していますが、これは降車時にカードリーダー読みとりで結構時間がかかります。早くICカードを導入して欲しいと実感しました。ICカードについては今後は携帯電話にその機能が集約される方向です。ただ、JRのSuicaが先行したのに続いてJCBとau、ソフトバンクが共同で新カードを発表し、ドコモは三井住友と共同で新カード、そして従来からあったEdy(ビットワレット)などなど、相も変わらぬ利用者無視の乱立にどうなることか、と思ったのですがどうやらこれらはすべて共通の読みとり端末を使えることになりそうで安心しました。当たり前ですよね。コンビニやレストランのレジカウンターにICカード読みとり機が4台も5台も並ぶなんて、ナンセンスの極みですから。つまり、新潟交通のバスにICカードを導入すれば、SuicaでもiDでもEdyでもすいすいと利用できることに(来年からは)なるわけで、これって結構バス利用者を増やす要因になるんじゃないでしょうか。左欄のアルバムに新潟交通の実験ICカード読みとり機の写真があります。

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2006年10月28日 (土)

未来フェスタ開幕

ICT未来フェスタが開幕しました。メーン会場は朱鷺メッセ内のすべてのホールや会議室を使っての大イベントで、会場を歩いているだけで結構くたびれます。企業や団体の出展は70以上もあって、いずれも暮らしの安全・安心をメーンテーマにさまざまな展示をしています。私が興味を持ったひとつはデジタルペン。ボールペンなんですがそれ自体がスキャナーの機能を持っていて、手書きの文字をそのままデータベース化してしまいます。驚いたのは新潟市のブースで展示していた市内地理情報システムです。市のホームページでだれでも利用できるよう公開しているということを知りませんでしたが、自宅や職場などの住所で検索すると地図が表示され、ワンクリックで航空写真に切り替わります。家が十分に識別できるまで拡大できるので「こんな航空写真はどうやって用意したんですか」と担当者に聞いたところ「まあ、税務関係で持っているんです…」とのこと。なーるほど。あと、ロボットの展示・デモもいくつかあって、二足歩行ロボットがみごとな動きを見せるのには驚かされます。当社ブースでは電子ブックのデモもあります。会期は29日まで、どうぞお越しください。

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2006年10月26日 (木)

しおりいらずの一気読み?!

明日27日から11月9日までは第60回の読書週間です。読書運動推進協議会の広報資料によると「終戦まもない昭和22年、まだ戦火の傷痕が至るところに残っているなかで『読書の力によって、平和な文化国家を作ろう』という決意のもと、出版社・取次会社・書店と公共図書館、そして新聞・放送のマスコミ機関も加わって、11月17日から、第1回『読書週間』が開催されました。そのときの反響はすばらしく、翌年の第2回からは期間も10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)と定められ、この運動は全国に拡がっていきました。そして『読書週間』は、日本の国民的行事として定着し、日本は世界有数の『本を読む国民の国』になりました。いま、電子メディアの発達によって、世界の情報伝達の流れは、大きく変容しようとしています。しかし、その使い手が人間であるかぎり、その本体の人間性を育て、かたちづくるのに、『本』が重要な役割を果たすことはかわりありません。暮らしのスタイルに、人生設計のなかに、新しい感覚での『本とのつきあい方』をとりいれていきませんか」ということです。そこのところ、ドーゾヨロシク。でもって、初日の27日は「文字・活字文化の日」ということなんだそうですが、私は昨日も書いたように「ICT未来フェスタ」の会場で活字離れに手助けするような(?)業務に従事いたします。フクザツです。ちなみに今年の読書週間標語は「しおりいらずの一気読み」というんですが、どうよ、これって感じしませんか。

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2006年10月25日 (水)

ICT未来フェスタ

昨日も書いた携帯電話のナンバー・ポータビリティ開始。各キャリアともに手ぐすね引いていたようですが、どうやら賢い消費者の肩すかしにあったようですね。これを機に、もっと料金割引競争が進むのではないか、など様子見が大多数だったというのは、もっともなことだと思います。だいたい、キャリア変更の手数料が5000円というのは、いかにも高すぎます。さて、27日から29日までの3日間、新潟市朱鷺メッセをメーン会場に長岡、上越、三条、十日町のサテライト会場を結んで開かれる「地域ICT未来フェスタ2006inにいがた」(お役所のイベントって、どうしてこんなに長ったらしいネーミングにするんでしょうか)には多数の企業や団体がブースを出し、セミナーや講演会、体験など盛りだくさんの内容が用意されています。私が個人的に興味を持っているのはICバスカード。電子マネーの「Edy」対応ということです。早速27日朝に新潟駅で購入して会場へ向かいましょう。しかしですね、どうせならここでもう一歩踏み込んで、Suicaも使えるようにしてほしかった。東京では私鉄の一部も使えて便利なんですから。当社も新潟日報グループのブースで電子ブックのデモを行います。お立ち寄りください。

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2006年10月24日 (火)

携帯変えますか?

携帯電話のナンバー・ポータビリティがいよいよ始まりました。本県は全国有数のドコモ王国ですが、果たしてこれで何か変化が出るのかどうか。J-phoneからボーダフォンになって今度はソフトバンクへと目まぐるしくブランドを変えている第3位のキャリアは今朝、市内で「ソフトバンク同士なら通話無料」というサービスの号外を配布していたとか。IP電話のBBフォンの時にも使った同じ手法ですね。「かっこいい系」ナンバーワンといわれるauの動向とあわせて、興味津々です。今朝は新潟三越で始まった「イタリアを描く 絹谷幸二展」の開場式に行って来ました。挨拶に立たれた絹谷氏は「日本はもっと想像力を鍛えなければ世界に置いていかれる。絵空事とか絵に描いた餅とかいうが、そうした想像力がものづくりの根底にないと弱いのではないか」という趣旨のことを話されました。大変興味深いお話でした。作品はどれもとびっきりのラテン、というか何というか。とにかくものすごく鮮烈な色彩で迫ってきます。見る側の想像力を試すかのような絹谷幸二展。一見の価値はあると思います。会期は29日までです。

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2006年10月23日 (月)

地震から2年

新潟市近郊にあるラムサール条約登録湿地の佐潟にも白鳥が帰ってきました。編隊を組んで飛ぶその姿を見ると、また冬がそこまで来たのを実感します。2年前の今夕、新潟県を襲った激しい揺れは多くの県民から平和な暮らし、美しい郷土、明るい未来を一瞬にして奪い去りました。つい先日、小千谷市から川口町方面を通って来ましたが、確かに2年前の惨状は概ね修復され、真新しい住宅や道路にホッとする思いでしたが、依然として仮設住宅は残り、崩壊した田畑はそのままです。そしてまた厳しい冬がやってきます。当社は地震発生以来、たくさんの出版を手がけてきました。そのどれもが「希望を持とう、勇気を出そう」と呼びかけるものでした。今もなお、地震関係の出版作業が続いています。最新刊の「中越地震 復興公論」と「心に太陽」はそろそろ書店に並ぶ頃でしょう。後続の編集作業も急ピッチです。被災地の皆さんが心安らかに暮らせる日まで、私たちのこの仕事は続くことでしょう。

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2006年10月19日 (木)

超硬水はアルプスの味

健康のために水を一日に1.5リットルから2リットル飲みなさい、というのが定説になっています。「新・遅老遅死のススメ」でも佐藤医師は水の補給を十分に、と言っています。でも水道水は殺菌処理がされているので、あまり大量に飲むのがためらわれるため私は市販のミネラルウオーターを大量に買い込んでいます。含有ミネラルの中で一番大切なのはカルシウムとマグネシウムで、この含有量によって軟水と硬水に分けられます。インターネットで見つけたイタリア産のミネラルウオーターは驚異的です。なんと1リットル中のカルシウムが533mg、マグネシウムが66mgで硬度が1635にもなる計算です。国産の平均的なミネラルウオーターはカルシウムが15mg前後、マグネシウムも3mg前後で硬度45前後の軟水ですから、その違いたるや「同じ水ですか」と言いたくなるほどです。でも、さすがにここまでの超硬水となると飲み味にはくせがあって、国産の軟水ミネラルウオーターのようにゴクゴクと飲むのは、ちと辛い感じがします。このイタリア産の超硬水が採取される町はヨーロッパ最高峰のモンブランのふもと。リゾートで有名なフランスのシャモニーからモンブラントンネルを抜けた「裏側」(イタリアから見れば表側でしょうが)にあります。そういえばシャモニーから遠くないレマン湖畔の町エビアンもミネラルウオーターで有名でしたね。

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2006年10月18日 (水)

書店の裏話

中部地区を本拠地として関西、中国地方に店舗展開している書店チェーンのホームページでは、自社書店の商品(本)配置の問題点や、店舗装飾のあり方、商品回転率など書店商売の全般にわたる検証内容を随時公表しています。出版の仕事をしていても、こうした書店さんの苦労話というのは、なかなか聞く機会がありませんから、これはとても参考になります。このなかには、関係者ならだれのことかすぐ分かるであろう表現で担当マネージャーの店舗管理や商品管理の怠慢を厳しく指摘(「いなくてもいい」とまで言い切っています)する内容もあってドキっとします。過去数年分に及ぶ検証のなかで、本県に関わる内容もいくつかあって興味をひきました。ひとつは店舗面積あたりの人口比較で、本県は全国でも最も人口が少ない部類、つまり店舗が過剰気味で書店には厳しい経営環境であることが分かります。また、この書店チェーンが最も警戒すべきライバルとして本県を本拠地とする書店チェーンがあげられており、不利な衝突を避けるため新潟・関東方面への展開は回避すべし、としているのも「へーっ」という感じです。先日、新潟市に関西を本拠地として全国展開を進めている書店チェーンが大型店舗をつくることが報じられました。本が好きな人には、優良な書店が増えることはうれしい限りですが、過当競争で共倒れにならないことを祈るのみです。昨日はブログサービスのサーバー・メンテナンスのため更新ができませんでした。

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2006年10月16日 (月)

サイクリングの季節

天高く、馬肥ゆる秋。ほんとうに気持ちの良い天気が続いています。こんな季節は何をしても快適ですが、自転車でちょっと遠くへというのも魅力的です。すごく軽い自転車はちょっとした作業で収納バッグに入り、そのまま列車に乗ることもできますし、マイカーならルーフキャリアなどに積んで相当遠隔地まで行けます。今朝のニュースでハワイ沖地震のことを報じていましたが、ハワイの路線バスは運転席の前に折り畳み式の自転車ラックが付いていて、空いていれば気軽に自転車をセットできる優れものでした。自転車と言ってもピンからキリまであります。先にミュージシャン・忌野清志郎さんが愛用の自転車を盗まれたニュースで、1台160万円というのにノケぞったのは私だけですか。極めればきりがないのでしょうが、100万円でも1万円でも自転車でさわやかな秋風を感じて走る快適さは同じ。そんなサイクリストに是非持っていてほしいのが「新潟・長野サイクリングコースガイド」です。県内とお隣の長野県にある合計30のサイクリングコースを地図、見どころ入りで紹介しています。一つひとつ走破していくのも、達成感があっていいかもしれません。

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2006年10月13日 (金)

北の家族?

今日配信された泉田知事のメルマガは「厳重な監視体制により県民の皆さまの安心・安全を守ります!」というタイトルです。言うまでもなく朝鮮半島の北の方でわけのわからんことばっかりやってる変なオヤジと、その取り巻き連中がしでかした人類への重大な挑戦についてのことです。一説によると、どうやらあの一派のお粗末な科学技術では、ちゃんとした核爆弾は造れなかったようで、世界中から相手にされずムカついた自己顕示欲の強すぎるオヤジが、なんとか注目を集めようと「スイッチ、オン!」を指令したものの、核分裂反応が途中でショボってしまったのではないか、とか、「核実験するぞ」と公言してみたものの、できないもんだから通常の爆薬で核実験を装ったのではないか、などいろんな分析がなされているようです。泉田知事のメルマガは、それでも万一地上に放射性物質がばらまかれた場合に備えて、県内各地の放射線監視装置での観測を強めます、という趣旨です。まあ、県知事としては当然の発言ではあるんですが、もし異常な数値の放射性物質を新潟県内の大気中で観測してしまった時にはもう遅いわけで、あんな連中が狭い日本海のすぐ向こう側にいるという絶望的な状況を根本的に何とかしない限り「県民の皆さまの安心・安全を守ります!」ということにはならないわけですよね。かといって、日本列島をハワイあたりまで動かすなんてこともできないし、こういう隣人を持った不幸とあきらめるしかないのでしょうか。

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2006年10月12日 (木)

ビル激突のナゾ

ニューヨーク・ヤンキースの先発投手であるコリー・ライドルの操縦する小型機がニューヨーク・マンハッタンのど真ん中で50階建てマンションの40階に衝突。ライドル投手が死亡しました。ライドル投手は今年7月にヤンキースへ移籍したばかりの34歳。松井秀喜選手のチームメイトが、なぜ9.11まがいの事故を起こしたのでしょう。報道によれば自家用機でカリフォルニアの自宅へ帰る途中だった、ということですが、ニューヨークタイムズはニューヨーク市長の談話として、衝突したライドル投手所有の小型機には飛行教官と75時間の経験を持つ訓練生が乗っていて、2人ともビルの中で死亡しているのが見つかったが、ライドル投手はいなかった、と全然違うことを報じています。時間が経てばはっきりするのでしょうが、ミステリーじみています。飛行機はニュージャージー州のテターボロ空港を離陸し、北からビルに衝突しています。マンハッタン島を右にながめながらイーストリバー沿いを低空で飛んでいた、という感じですが、私もパソコンのフライトシミュレーターではよくこんなコースを飛んでいます。でも実機で、50階建てとはいえマンハッタンでは中くらいのビルにぶつかるほどの低空を飛んでいいのかどうか、疑問です。衝突現場の衛星写真は、このブログ左側のサムネイル画像をクリックしてください。

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2006年10月11日 (水)

失われた新潟

今朝の新潟日報朝刊「ワイド新潟」面に広告が出ていた写真展「このまち、あのころ~懐かしいにいがたの街並みと人々」(主催・新潟日報社、東北電力)は必見です。写真家の中俣正義さんと桜井進一さんが撮影した昭和30年代の新潟がよみがえります。堀と柳の街並み、街角のいたるところで群れ遊び、あふれる笑顔で大人たちの心を癒した子どもたち。一瞬の揺れが近代都市を足下からすくった新潟地震と、それを乗り越える情熱に燃えた人々。安倍総理がキャッチフレーズとして口にされる「美しい日本」のひとつの原点がここにあります。古いものを壊して捨てるのだけが上手だったこれまでの新潟が、いったい何を失ってきたのか。この写真展でその一端を垣間見ることができそうです。会場には当社出版の写真集「ガキ大将がいた街」「わが青春の街角」「思い出ほろろん」などを紹介するポスターと、書籍購入申し込み書も置いてあります。新潟版「3丁目の夕日」に涙腺がゆるんだ方はどうぞお申し込みください。写真展は26日まで。会場は新潟市上大川前通5,東北電力グリーンプラザで入場無料です。

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2006年10月10日 (火)

やっぱりラーメン!

少し肌寒いな、と思うようになりました。今朝、通勤電車でボア着きのコートをしっかり着込んでいる若者がいて、これはさすがにたまげましたが、上着だけでなく薄手のコートくらいが欲しい気候ですね。女子高生は夏前までと同じくラクダ色(ばばシャツ色)の長い安物カーディガンをそろって着込んでいますね。あれはいったい何なのでしょう。先月までは真夏の格好だったのに、衣替えと同時に制服の上着プラス毛糸のカーディガンというのですから今は暑いはずです。しかも!彼女らの多くはこの格好のままコートも無しで真冬に突入するんですよね。やれやれ…。寒くなると(暑くても一緒かな)美味しくなるのが熱々のラーメンです。もう20年も前に旧小出町の浦町にあったラーメン店「珍々亭」の味が忘れられません。カウンターのみの店内はいつも大混雑で、食べている人の後ろに順番待ちの人が何人も背後霊のように立ってラーメンの減り具合を監視している、という落ち着かない状態でしたが、とにかくスープの最後の一滴までおいしい。遠く長岡市や新潟市からも車を飛ばして食べに来る人が少なくなかった醤油ラーメン一本の名店でした。主が亡くなって閉店してしまいましたが、残念なことです。当社のロングセラーのひとつである「新潟ラーメン食べ歩き」の最新改訂版が間もなく発行です。県内津々浦々を食べ歩いてまとめた「新潟ラーメン」の大辞典。お楽しみに。

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2006年10月 6日 (金)

早すぎる別れ

昨日は知人の葬儀に参列するため糸魚川まで行って来ました。上越地方だけでなく県内から全国へと活躍の場を広げていた働き盛りの40歳代。しかもまだ小さな子供さんを2人残しての突然の別れは、それは無念であり悲痛なものです。人の値打ちは棺の蓋を閉めるときはじめて分かる、とか人の評価は棺が閉じて10年しないと定まらないとか、いろいろ言われますが、すでに多くの人から慕われ期待され、これからもっともっと伸びようという人の場合は、言うべき言葉もありません。「やりたいこと仕事がいっぱいある。時間が足りない」というのが口癖だったという故人。働き過ぎだったのでしょうか。式後、すぐに高速道路で走る気分ではなくて、海岸沿いの国道をゆっくりと上越市まで走りました。故人が愛してやまなかった故郷の海や山は、いつもと同じ表情でゆったりと迎えてくれました。

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2006年10月 4日 (水)

各地の本が売れました

旧新津市役所近くのショッピングセンター内にある大型書店「英進堂」さんで9月から1ヶ月間開催していただいた「全国地方新聞社ふるさとブックフェア」は、おかげさまで大好評のうちに閉幕しました。北海道から沖縄まで35の新聞社から2000冊を超える出版物を集めての一大展示で、これまでも全国各地で開催しているのですが、今回は1ヶ月間の販売数が800冊近くというまれにみる実績をあげました。新潟市中心部からはちょっと離れていますが、バイパス一本でやって来れる便利なロケーションに、たっぷりした駐車場。同じ駐車場を取り囲んで、なんと古書専門の大型店もあるという大胆な誘客相乗効果もあったのでしょうが、なんと言っても英進堂さんの本にかける熱意というものが、この大きな成果を招いたと思います。まだ行ったことがないという方は是非一度訪れてみることをお薦めしますが、なにしろ本の品揃えがハンパではありません。新刊やベストセラーは当たり前ですが「こんな本が」と驚くようなジャンルまで、言ってみれば「本のオタク」が本屋さんをやっている、という感じなのです。今回のフェアではふだん、なかなか目にすることがない地方新聞社の本がそろいましたが、当社出版物以外の売れ行き第一位は西日本新聞の「食卓の向こう側」。現代社会に深刻な影を落とす食生活の乱れに迫る同新聞の一大企画をシリーズ化した本です。次いで山陰中央新報社の「発信・竹島」で、これは日韓の懸案事項となっている竹島問題の起源や経緯などに迫った力作。そして以前のこのブログでも紹介した琉球新報社の「沖縄戦新聞」といったところでした。

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2006年10月 3日 (火)

電子出版に参入

お隣の韓国ではきょう3日が開天節の祝日で、5日から7日までが韓国版のお盆である秋夕です。つまり事実上きょうから8日の日曜まではゴールデンウイークということなんですね。多くの店が休業したりするそうで、この時期に韓国旅行すると結構大変らしいです。私も以前、確か今ごろの季節に、トランジットだったのですがキンポ空港で郵便局を探したら「きょうは祝日で休みだよ」と警察官に言われた記憶があります。韓国と言えばIT化の先進国。わが国をはるかにしのぐスピードでIT革命が社会に浸透しています。新聞は紙からweb新聞に軸足を移しつつあるようですし、書籍も電子出版が急速に普及しています。韓国の家庭にはブロードバンドが普及しているので、テレビもネットで見るのが主流になっているそうで、パソコンさえあればテレビ受像器もファクスも電話機も新聞や書籍もいらない、という状況とか。そんなお隣の国に少しでも追いつこうというわけではありませんが、当社では恐らく県内初の本格的な電子出版に参入しました。ネット上の理想書店というバーチャルな書店で当社出版の書籍をデジタルフォーマットし、読みやすいアプリケーションとの組み合わせで楽しんでいただけます。手順はダウンロードして読むだけ。縦書きで写真や図版も原著のまま。ページめくりや見出しから各項目へのジャンプもできます。決済はクレジットカードや口座振り込みなどがご利用いただけ、価格は紙の本より安くなっています。世界中どこにいても当社の本を手軽に読んでいただけるようになるわけで、理想書店の書棚?にまず3冊が並びました。

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2006年10月 2日 (月)

ニュートリノって

宮里藍が日本女子オープンで3位、ディープインパクトが凱旋門賞で3着。うーん、外野席としてはちょっと不完全燃焼の週末でしたが、わがJ1アルビは苦手の味スタでFC東京に完勝したし、女子オープンでは本県の期待の星、若林舞衣子がアマチュアながらキャンベルや諸見里しのぶを上回る堂々の6位という快挙で、これなら文句は言えないですね。さて、突然ですがニュートリノって知ってますか。私は何のことかきちんと説明できませんでした。小柴昌俊博士が宇宙からのニュートリノの研究でノーベル賞を受賞したことや、飛騨・神岡の地下深くに建設されたニュートリノ検出装置「スーパーカミオカンデ」でたくさんの光センサーが破壊されたニュースは覚えているのですが…。新刊のブックレット新潟大学No.45「新潟で探るニュートリノの不思議な世界」は物質の究極に迫るニュートリノ研究について、その歴史から説き起こし、スーパーカミオカンデ実験を経ていま、世界最大出力の柏崎刈羽原子力発電所を世界最強のニュートリノ発生器として活用しようという「KASKA実験」の計画に及んでいます。これを読めば世界をリードする日本のニュートリノ研究の一端が理解できるのです。

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2006年9月29日 (金)

田中角栄の真実

52歳の安倍総理が誕生しました。まさに華麗な家系に生まれ、銀のスプーンをくわえて育ったプリンスが、なるべくしてなったという図ですが、多くの新潟県民にはさまざまな思いが去来したのではないでしょうか。当時、もっとも若い54歳で総理となった故田中角栄は西山町の貧しい馬喰のせがれとして生まれ、学歴も家系もなにもないなかで、地べたをはうようにして政界に入り、その異能をもって頂点に立ちました。彼の唯一最大の願いは自らが生まれ育った日本海側、いわゆる裏日本にも平等に光をあて、格差をなくすことでしたが、その思い半ばにして真相不明なロッキード事件で挫折しました。いま、小泉劇場の幕が下り、都市型政治の激流に地方・弱者は辛酸をなめています。そのあとを受けて立った安倍政権は、果たして地方・弱者にも目配りできるのでしょうか。さて、世に数多い角栄本ですが、その中でも田中角栄没後1年という、まだ角さんのぬくもりが残る中で新潟日報が連載し、それを出版したものは、佐藤昭子、早坂茂三、山田泰司の3秘書をはじめ後藤田、福田、中曽根、羽田、竹下といった「戦友、政敵」にも直撃インタビューした貴重な内容でした。絶版となっていましたがようやく当社の「とき選書」の一冊「宰相田中角栄の真実」として復刻できました。復刻の前書きで新潟日報きっての田中通である小田記者は「汲めども尽きぬ井戸水のような政治家。政治をいま学んでいる、あるいは政治のことを知りたいと思っている若者たちにこそ本書は手にとってほしい」と語りかけています。本書の中では随所にロッキード事件に触れる証言があり、長く警察官僚として法律にくわしい後藤田氏が「(起訴は)本当に説明できるのかな。(証拠採用は)僕はどうしても理解できない」などと語っているのが目をひきます。本体価格1400円。好評発売中の同じとき選書「ザ・越山会」とあわせてどうぞ。

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2006年9月28日 (木)

ファイターズ万歳

北海道の皆さん、おめでとうございます。日本ハムファイターズが津軽海峡を渡って3シーズン目。レギュラーシーズン最終戦で1位通過を決め、25年ぶり悲願のリーグ優勝へ近づいたのですから、昨夜のススキノはさぞかし盛り上がったことでしょう。なんか2003年11月23日の新潟市を思い出してしまいます。北の大地に根ざそうと、アイデアをこらして誘客につとめた球団の努力が実って、札幌ドームはいつも大入り。サッカーのコンサドーレがヘタっているだけに、プロ野球の人気復活に大きな成果をあげた北海道日本ハムファイターズの功績がひときわ光るというものでしょう。それにしても、昨夜は背番号63で登場した看板のSHINJO。今期限りの引退を表明し、早速参院選担ぎ出しの動きが表面化しちゃいましたが、まだ現役で活躍してほしいなあ。ああいう濃いキャラクターは今、日本のプロ野球に絶対必要だと思います。それから、仙台の皆さん!なかなか辛いシーズンが続きますが、縦縞軍団・六甲おろしの不屈の精神を見習って、どうかあきらめずに応援を続けてくださいね。以上、はるかコシヒカリの国より。

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2006年9月27日 (水)

遅老遅死のススメ

世はまさに健康ブーム。テレビの通販番組や雑誌の広告などは健康食品や健康器具の情報であふれています。そのどれもが「すぐ欲しい!」と思わせるくらいの超絶的な効能をうたっていて、末期がんだろうが認知症だろうが、肥満も薄毛もたちどころに解決するようなものすごさ。だから日本の高齢化がこんなに進むんだ、と変なところで納得したりして。もちろん、書店に一歩足を踏み入れれば、健康関係の書籍・雑誌は数えるのも大変なくらい並んでいます。でも、そんな「健康情報土石流」状態の中にいるあなたに、肩の凝らないこの一冊はぜひとも読んでいただきたい。その名も「ゆっくり生きよう のんびりいこう 新・遅老遅死のススメ」。BSNラジオ日曜お昼の「飛び出せ健康」でお笑い集団NAMARAの江口さんと絶妙のコンビを組み、分かりやすく楽しい健康情報を届けて注目度急上昇中の佐藤万成医師が、分かりにくい専門用語を極力使わず、一話2ページの「ワンフレーズ医学書」として書き下ろした異色のもの。見出しを見ただけで今話題の健康キーワードが網羅され、しかも各項目のマンガが、これまた出色の出来。「これを読んで120歳まで長生きしましょう」と佐藤医師が呼びかける「読む家庭の常備薬」。本体価格1400円。もうそろそろ書店に並ぶはずです。

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2006年9月26日 (火)

「食べる」介護編

総合大学での広範な研究・講義の内容を軸に、中高生から生涯学習までの教材に活用できる極めてユニークなシリーズである「ブックレット新潟大学」に新刊が加わりました。シリーズ44冊目として発刊したのは「『食べる』介護編」です。このブックレットには「食べる」のタイトルで「成育編」や「新潟発」などすでに4冊があり、今回の刊行が5冊目です。新潟大学歯学部が全学を対象にしている人気の教養科目「食べる」をテーマごとにまとめて刊行しているもので「いつでも、いつまでも、元気に、美味しく食べたい」という願いを実現するための貴重なアドバイスが詰まっています。「介護編」は高齢化社会を迎えて一層重要度を増してきた分野への、いわば「ど真ん中ストライク」の一冊。本の「はじめに」の中で「介護する世代と、介護される世代には食材一つとっても大きなギャップがあります。介護を担う若く健康な方に本書を通して、日常何げなく見過ごしている自らの口から好きな食べ物を食べられる幸せを理解していただき、介護を必要とする人たちに、どのように対処して差し上げればよいのかを考えていただければ幸いです」とあるように、若いみなさんに是非ともご一読をお薦めしたいものです。執筆陣も新潟大学の教授、助教授、講師をはじめ料理研究家、特別養護老人ホーム施設長など多彩です。

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2006年9月25日 (月)

やっと勝ったねえ

アルビ、勝ちましたねえ。なんか、ものすごく久しぶりに勝ったという印象です。もう、このままJ2降格一直線は確実ではないか、というくらいのヒドイ試合が続いたあとだけに、まさに日本晴れのビッグスワンが久々に完全燃焼しました。でも、前日のガンバの試合を見た後だと、その技術の差があまりにも大きいのに驚きます。特にパスの精度ですね。これはJ2の当時からずーっと言われ続けている、いわばアルビの先天的欠陥みたいですが、監督も選手も替わっているのに、どうしてこれだけは変わらないんだろう。昨日も何度か決定的なパスの処理ミスがありました。相手がへたっていたから救われたけど、ガンバやレッズだったら3、4点はこちらのミスで献上していましたね。それから鈴木監督、どうか野澤も使ってくださいね。やっぱりミスター・アルビなんだから。それはそうと、昨日はもうひとつビッグなニュースがあったんですね。アルビレディースが得失点差とはいえ、ついに首位に立ちました。大原もしぶとく負けないけど、もうこうなったらアルビL、持ち前の爆発的な得点力を発揮し続けて悲願の「なでしこ1部」へ行っちゃいましょう。

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2006年9月22日 (金)

国歌、国旗の尊厳

東京地裁のいわゆる「君が代訴訟」判決。個人的に私は釈然としない思いがあります。個人の思想の自由を制約することは認められない、というのは常識です。しかし、教師という次代の世界を担うべき子どもたちに責任を負う特別な立場の、その中の極く一部の人が「その職場、その職務、すなわち教育の場において」個人の主張を優先させ、子どもたちを巻き込んで国旗や国歌、ひいては祖国や家族への尊敬の念を失わせるような行動は、絶対にあってはならないことだと思うのです。今回の訴訟のキモは、東京都がこうした教師に対して罰則まで定めて強制したことの是非です。それは確かに行き過ぎがあったかもしれません。しかし、だからといって「日の丸、君が代は明治時代以降、第二次大戦終了まで皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられてきたことがある」から「現在も国民の間で価値中立的なものと認められるまでには至っていない」として「公立学校の入学式、卒業式で国旗掲揚、国家斉唱に反対する者も少なからずおり、こうした人の思想良心の自由も公共の福祉に反しない限り、憲法上保護に値する」とした裁判長の判断はいかがなものでしょう。国旗や国歌はその国家や国民を象徴する尊敬すべきものとされるのは世界の常識です。日本だけでなくイギリスもアメリカもオランダも、多くの国がその歴史の中で侵略戦争や残虐な植民地支配を行ってきましたが、だからといって国旗や国歌を尊敬しない(ことを教える)自由、などというものを学校という特別な場で認めているでしょうか。それが公共の福祉に反しないなどという判断がまかり通っているでしょうか。わが国の異常としか思えない社会情勢を考えるとき、教師たる人々の矜持に期待するところ大であることを、是非ともわかってほしいと思うのです。

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2006年9月21日 (木)

秋晴れの日は

新潟大人の遠足」がおかげさまで売れ行き好調です。秋空が気持ちよい季節になってきて「さて、今度の休みにはぶらりと出かけてみるかい」などという夫婦や親しい友人の会話に、この本は本当にお薦めです。マイカーで良し、公共交通機関で良し、歩いても良し。さまざまな選択肢を50コースも取りそろえているのですから。そして、こうした「遠足」の大きな楽しみのひとつが食べることですね。磐越西線SLの旅で運が良ければ手に入る「幻の駅弁」といわれる日出谷駅のとりめし、河井継之助や山本五十六の好物だったといわれる長岡「みやじさま」の茶屋にしんなど、話の種になる食べ物も多く紹介しています。そんなに珍しい食べ物でなくても、例えばラーメンなども県下に数あるお店にはそれぞれの特徴があり、隠れた逸品も少なくありません。当社ロングセラーの双璧である「新潟ラーメン食べ歩き」と「ぶらり日帰り立ち寄り湯」も、どんどん新しい情報を盛り込んで改訂を重ねていますので、あわせてご活用いただきたい一冊です。

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2006年9月19日 (火)

基準地価と政令市

全国の基準地価調査結果が発表されました。三大都市圏で地価下げ止まりから一部上昇へ、という反面で地方は依然として地価下落、つまり地域の魅力下落傾向が続いています。まあ、予想されたことではありますが。わが新潟県でも三大市で下落鈍化の動きがあるものの、全般的には下落しています。そうした中で新潟市中心部のマンション建設ラッシュが続いており、その目論見として開発業者のなかに政令指定都市効果への期待を挙げる声があるそうです。大丈夫なんでしょうか。全国の先輩政令指定都市をながめてください。札幌、仙台から名古屋、京都、広島といったところの都市機能集積度は、新潟市なんかはとてもじゃないですが遙かに及ばない高いレベルです。新潟市が政令市になるといっても、もともと中心市街がスカスカになっている、いわば骨粗鬆症の街に周辺の市町村を合併して見せかけの総人口だけふくらましたのであって、他の政令市のような骨太の都市機能はない、という点で特異なのです。支店経済で確固たる地位を築いている近隣の仙台市や金沢市に、どうしても追いつけない新潟市が、看板だけでも威張れる材料を、ということで無理矢理政令市になるとしたら、なんか恥ずかしい気分です。かつて新潟国体で県外から選手をかき集めて初の天皇皇后杯獲得を成し遂げ、その後の国体のあり方に重大な疑念を残してしまった轍を踏まなければいいと思います。

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2006年9月15日 (金)

遙かな尾瀬

きょう配信された泉田知事のメルマガは、知事自らが参加した尾瀬への新潟ルート踏査について書いていました。普通、尾瀬へは群馬県か福島県から入るのですが、新潟ルートはほとんど「登山」をしないですむ沼山峠へ直結する大変楽なコースです。私もこのルートは以前、何度も通っているのですが、銀山平から奥只見湖の周囲を巡って行く国道352号は10数年前まではいたるところ未舗装、未改良で岩がごろごろしている狭い急カーブ(踏み外せばはるか下の湖へ真っ逆様)をのろのろと車を走らせて大変な時間と冷や汗を費やした道でした。最近では改良も進み、トンネルもできて走りやすくなっているのですが、残念なことに1年のうち3分の2以上の期間は雪(雪崩)のため通行止めです。昔はこんな奥地にも開拓部落がいくつもあって、電気もない中で大勢の子どもたちが元気に山の分校で勉強していたんだそうです。あと、シルバーラインを抜けた奥只見ダムから遊覧船で尾瀬口まで渡り、そこから車で沼山峠というすばらしいルートもあるのですが、尾瀬口からのバスがうまくつかまるかどうかという問題はあります。いずれにしても、新潟ルートはすばらしい大自然の景観を満喫できる反面、厳しい自然のための制約も大きいわけですが、それはそれで他とは違う魅力ですから安易に便利にしない方がいいのではないかと思います。2001年に当社がお手伝いして「銀山拓殖株式会社社史」を発行しましたが、奥只見から尾瀬口にかけての昔の様子が豊富な写真とたんねんな取材とで再現されたすばらしい一冊です。非売品ですが図書館などで手に取ることができます。ご一読をお薦めします。

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2006年9月14日 (木)

DD53ばんえつ物語号

今朝の日報にJR磐越西線を走る人気列車「SLばんえつ物語号」の機関車が10月下旬から臨時編成になることが載っていました。人気の「貴婦人」C57-180が”検査入院”するためで、代役の目玉がDD53というディーゼル・ロータリー除雪車です。このニュースは鉄道マニアの間では周知の事実で、全国的にビッグ・ニュースとしてネット上をにぎわしています。新聞にもあったようにDD53というのは日本海側の重い雪に対応すべく開発された強力除雪車で、わずか3両のみの製造。ウィキペディアによれば、すでに1号機は廃車されて碓氷峠鉄道文化むらに静態保存、3号機も廃車済みで、唯一2号機が長岡運転所で現役という、まさにレアものです。除雪能力が強力すぎて、飛ばした雪が沿線民家の窓をぶち割ってしまったという伝説?を持つモンスター。晴れの舞台は11月3、4、5の3日間だけ。ただし運転区間は新津と会津若松の間ですので、新潟駅では見ることができません。きっと沿線は全国から詰めかけたマニアがカメラの放列をつくることでしょう。そんな方々にはぜひとも新潟みやげに「新潟県の廃線を歩く」を買って帰っていただけたらシアワセです。

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2006年9月12日 (火)

だだ茶豆?

新潟駅構内、新幹線コンコース近くの一角に店を出している野菜の屋台で「黒埼だだ茶豆」と説明の付いた商品がありました。「えっ」と思わず足を止めて確認してしまいました。茶豆といえば新潟県では「くろさき茶豆」が立派な全国ブランドで、その姉妹ブランドとして同じ黒埼地区の「びかり茶豆」や「みかずき姫」も売り出し中ですが、もとをただせば山形県は鶴岡の「だだ茶豆」を改良したものです。つまり「だだ茶豆」は「くろさき茶豆」の先祖であり、あくまでも山形県産のものを言うのです。そりゃ、新幹線で新潟駅に降り立った観光客の方々は「茶豆」の名前に「黒埼」と「だだ」の両方が付いていればとびっきりの極上品と思うかもしれません。でもそれじゃあ「甘ナンバンエビ」なんて言うか、ということだと思います。ホッコクアカエビは新潟では「ナンバンエビ」であって、富山や石川のような「甘エビ」では断じてないことは皆さんご承知の通りです。新潟の海水浴場にあるのは「浜茶屋」であって「海の家」では断じてないのと同じです。もっと地場のブランドを大事にしなくては、と考えた次第です。ところで茶豆つまり枝豆ですが、くろさき茶豆もおいしいけれど、実はとびっきりの枝豆というのがあるんですね。お正月のおせち料理に欠かせない高級品「丹波黒豆」の枝豆です。粒は普通の枝豆の1.5倍くらいもあって、その甘みときたら絶品です。めったに市場には出回らないそうですが、うんと遅い初冬のころが旬の兵庫県名産です。

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2006年9月11日 (月)

5年目の9.11

あの9.11から5年が過ぎました。あの日のテレビで、世界貿易センタービルが崩壊する映像を見て、自分の目が信じられませんでした。長くニューヨークの、アメリカの象徴であったツインタワーが濛々たる煙の中に消えていくのを見ていて、この社会は何でもあり、の社会になってしまったと痛感しました。あの日以来、ブッシュ政権はアルカイーダ殲滅を目指してアフガニスタンに侵攻。さらに「悪の枢軸」の一員として名指ししたイラクへも侵攻。イランや北朝鮮への圧力もかけ続けていますが、これらの「報復」はどれも大義名分が怪しくなってきているようです。アメリカは自国本土での戦争というものを南北戦争とハワイ真珠湾攻撃以外に経験していないだけに、直接攻撃で非戦闘員3000人もの生命が失われたことへのショックが大きかったことは理解に難くありません。でも沖縄、広島、長崎をはじめベトナム、カンボジア、イラクなど枚挙のいとまもないほどの「アメリカによる被害」の痛みには意外に鈍感のようです。いま世界のイスラム圏で沸騰しようとしている反米の気運は、まさに「憎悪が憎悪を生む無限連鎖」であることをブッシュ政権に理解してほしいと思います。

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2006年9月 7日 (木)

平成の快男児

すごい本ができました。近藤亨著「秘境に虹をかけた男 ネパール・ムスタン物語」です。なにがどうすごいか、は本の帯に作家・北方謙三さんが寄せた「近藤亨という一代の快男児の記念すべき一冊」という言葉に尽きるでしょう。近藤さんは新潟大学農学部助教授から県園芸試験場の研究員となった農業技術者で、1976年にJICAの果樹栽培専門家としてはじめてネパールへ行き、以来一貫してネパールの振興に尽力した人です。それだけでも十分にすごいのですが、本書はそのあとの尋常ならざる近藤さんの行動が主題となっています。くわしくは読んでいただきたいのですが、JICAを定年退職した近藤さんは家族や知人の止めるのも聞かず、単身ネパールの、さらなる秘境であるムスタンへ渡り、農業指導や学校の建築など奉仕活動に邁進しています。現在85歳。標高3000mという厳しい土地での仕事のさなかに突風にあおられ馬から落ちて大けがをし、現在新潟市内の病院で治療中ですが、なお情熱は衰えを知らず「秋には必ず夢の現場ムスタンへ戻る」と言い切る近藤さん。まさに平成というよりは明治、大正のころの「快男児」を見る思いがします。定価1500円(1429円+税)。

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2006年9月 6日 (水)

紀子様ご出産

秋篠宮紀子様が男子をご出産とのこと、まずはおめでたいことです。少子高齢化が進むこの国にあって、3人の子をもうけるということは立派なこと。このうえは広く国民全般が安心して2人目、3人目の子どもを出産し、育てることのできる社会をつくっていきたいものです。紀子様は結核予防会の総裁です。先にこのブログの「風立ちぬ」の項で堀辰雄の作品に触れました。結核をテーマにした小説ですが、作者の堀辰雄自身が結核で亡くなっています。小説家で結核と言えば正岡子規。「子規」というペンネームが自ら結核を患っていて血を吐いて死にゆく身であることを現しているのですね。司馬遼太郎の「坂の上の雲」では子規の結核との壮烈な闘病を描いていました。明治期には「死病」と恐れられた結核ですが、最近はなんとなく「終わった病気」というイメージが強いようです。でも実際は世界の総人口の3分の1が結核に感染していて毎年200万人が命を落としているそうです。日本国内でも毎年3万人が新たに結核患者となり、2000人が死亡しています。特に最近は大都市部で若い人の結核集団発生が目立って増えているとか。そして、この結核とエイズが合併すると絶体絶命なんだそうです。咳がなかなか止まらないときなどは風邪かな、と軽く考えないで医師の診察を受けましょう。。

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2006年9月 5日 (火)

黄龍・九寨溝

世界遺産に登録されている中国の黄龍・九寨溝への旅への誘いを受けて、すっかり行くつもりになっていたのですが、いろいろ身辺の事情が生じて今回は見送らざるを得なくなりました。テレビの紀行番組で見て、その景色の異常なまでの美しさを是非ともこの眼で確かめたいと思っていた矢先のタイムリーな誘いだったのです。残念です。標高3000mを超す高地に点在する無数の池、滝、渓流。テレビを見ていてさえも、どうしてあんなに不思議な色の湖ができるんだろう(科学的には理解できるんですが)と口をポカンとあけてしまうほどの圧倒的な景観は、きっといずれかの機会に訪れるまでの楽しみにしておきます。ここで有名な景色のひとつが棚田状になった池群です。人が手を加えたわけでもないのに、見事な棚田の畦(?)の造形は山古志や松之山とうり二つ。取りあえずは「にいがた絶景との出会い 農村風景」とか「松代・松之山の原風景 棚田」で美しい写真を眺めて想像の翼を広げることにします。

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2006年9月 4日 (月)

3D絵本

3D絵本って知ってますか?インターネットで検索するとヒットする数がもっとも多いのは「目に効く 3D絵本」というようなタイトルです。ほら、よくありますよね左右に少しずれて印刷された絵を、じっと見つめていると、ある瞬間に立体的に見える、っていうアレを使った絵本です。視力回復や疲労回復にいいとは知りませんでした。左右が赤と青のメガネをかけて見ると立体的に見える絵本もあります。それからデジタル技術を使って造った3Dオブジェクト(パソコンで使う専用の制作ソフトがいろいろ出ています)を紙に平面的に印刷しただけのもの。それから電子ブックで3Dオブジェクトを3Dとして表現したもの。まずこんなところのようです。ところが先日、目からウロコで驚いたのは、アメリカで3D絵本とか3Dブックというと、ページを開くと折り畳んである動物や景色が起きあがって来る、昔からあるあの絵本のことも言うのですね。「飛び出す絵本」とか「立体絵本」と言えば、たいていの人は懐かしく思い出すでしょう。3D、つまりスリー・ディメンション。三次元の立体を現すこの略語は最近のIT革命の中で盛んに使われるようになり、それはまさにIT的な仮想立体のようなものを狭義に意味するように思われていますが、何のことはない、アナログの時代から私たちは3D絵本に親しんでいたんですね。最近言われる3Dは、まさに立体であるかのように見せるもの。昔の飛び出す絵本は折り畳んだ平面の紙が立体であるかのように想像させるもの。こどもの想像力を養う上ではどちらが有効なのか考えさせられます。

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2006年9月 1日 (金)

沖縄戦新聞

「全国地方新聞社 ふるさとブックフェア」が旧新津市役所近くの「本の店 英進堂」できょうから始まりました。北海道から沖縄まで35の地方新聞とその系列出版社が選りすぐったおよそ500点、2000冊もの郷土出版物が展示即売されます。昨日、準備中の英進堂さんへ行って来ましたが、とにかく陳列された本の多彩さには驚くばかりです。あの新聞社はこんな出版をしているのか、と感心するものが多く、どれも購入したくなりましたが、私が一番驚き、感動したのは琉球新報社が出している「沖縄戦新聞 当時の状況をいまの情報、視点で」という、恐らくこれまでどこの新聞社も手がけなかったすばらしい一点です。これは同新聞社が昨年連載して新聞協会賞を受賞したもので、箱を開けると4ページの新聞が14種類入っています。新聞はすべて現在の記者が執筆し、現在の設備で印刷されたものですが、それぞれのニュースは沖縄戦当時の新聞に準拠しています。つまり、戦争当時は大本営発表ばかりで威勢のいい記事だけを掲載していた反省に立ち、同じニュースを戦後の豊富な情報で正確に再構成して新聞にしているのです。それだけに内容はあまりにも悲惨です。米軍が上陸してきて追いつめられた住民が家族同士、近所同士、あるいは教師が児童を殺し合った「集団死」の真相などはその典型でしょう。使われている写真は当時のものをデジタル処理して極めて鮮明。それがまた、戦争のむごさを浮き彫りにします。この「沖縄戦新聞」は800円。数に限りがあるのでお早めに。

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2006年8月31日 (木)

風立ちぬ

そろっと夜は風が涼しいを通り越して肌寒く感じられるようになってきました。日暮れも早くなって、夏が足早に去っていくのを感じます。この季節に私の右脳をよぎるのはオフコースの「秋の気配」と松田聖子の「風立ちぬ」なんですね。なんとも軽くて申し訳ありません。そりゃ、ジャズの名曲「オータム・イン・ニューヨーク」なんてのも心にしみて大好きですが、このタイトルにだまされて同名の映画を何年か前に見ました。リチャード・ギア主演の作品で、曲には全く関係なくて(当たり前か)全然面白くなかったのですが、ただ燃えるような紅葉のセントラルパークの美しさが強烈な印象でした。そういえばペギー・リーの「オータム・イン・ローマ」も忘れてはいけません。それで「風立ちぬ」です(しつこくてスミマセン)。聖子のあの曲は絶対名曲だと思うんですね。文句あんならオモテ出ろってくらいのもんです。立て続けに出た聖子のアルバム、ほとんど持ってましたが、その中でもこれは秀逸でした。同じタイトルで堀辰雄の小説もありますね。結核を患う女性を描いた叙情的な作品で、八ヶ岳ふもとのサナトリウムが舞台ですが、以前、オートバイで八ヶ岳ふもとを走っていて、聖子の「風立ちぬ」が突如頭の中に流れたのを覚えています。堀辰雄と松田聖子。全然世界の違う2人をつなぐ「風立ちぬ」でありました。

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2006年8月30日 (水)

モバイルSuica危機一髪

昨日、通勤でいつも通りに駅へ入ろうとして、何気なく携帯を開いてみました。すると画面が真っ暗。おかしいなあ、いつ電源切ったのかなあ、と思って電源を入れ直したところ「EMPTY」の警告メッセージが出るではありませんか。帰宅すると充電する習慣ですが、なぜかこの2日間ほど充電をしないでいたためでした。で、私は駅前で「しまった、電車に乗れない!」と青くなったのです。そうです、私の携帯はモバイルSuicaで定期券代わりなのです。そう言えばSuicaの契約をしたときに、使用説明の中で「携帯電話機の電池残量には十分ご注意ください」という一節があったのを、このとき瞬時に思い出しました。しかし!エライじゃありませんか。私はまた瞬時にもうひとつの事実を思い出したのです。定期券でもあり、普通乗車券でもあり、買い物のプリペイドカードでもあり、テレビも見るし本も読む携帯だから、万一電池切れになったら大変だろう、と想像して機種変更した時に応急用の使い切り携帯充電器も一緒に買ってあったのです。バッグの中をゴソゴソ探すと、ありました。携帯に接続して電源を入れると、普通に起動します。ああ良かった。でも、手動充電クランク(手回しラジオのアレ)付き携帯なんてのもあると、非常時にはいいと思ってwebを探ってみたら、こんなのもありました。買おうかな。

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2006年8月29日 (火)

ウラジオストク

「飛鳥Ⅱ」が昨日、新潟を出てウラジオストクへ向かいました。700人近い幸せな乗客のみなさんは快適な第一夜を過ごされたことでしょう。今日はもうウラジオストクに到着するはず。ほんの20年くらい前までは、日本海をわたって旧ソ連と日本を結ぶ客船と言えばソ連極東船舶公団の船だけで、日本の客船がウラジオへ、などということは想像もできないことでした。私も以前、旧ソ連の客船(たった5000トンでした)で日本海をわたりましたが、着いた港はナホトカでした。当時はウラジオが極東艦隊の軍港ということから軍の機密に包まれた閉鎖都市で一般の外国人が立ち入ることは不可能だったのです。雑誌「プレジデント」の最新号で経営トップが読む参考書が特集されていました。小説の部で断然多かったのが司馬遼太郎の「坂の上の雲」でした。主人公のひとりである秋山真之が日本連合艦隊の頭脳として東郷長官を補佐し、対馬沖で奇跡の勝利をあげた相手が帝政ロシアのバルチック大艦隊で、めざす先はウラジオストクだったのはご存じの通りです。しかし、この軍港・ウラジオもさらに歴史をさかのぼれば多くの日本人が居留民として生活していたのだそうです。新大ブックレット第24巻の「ウラジオストクへの旅 ロシア極東地域に移住した人々」はそうした歴史に光をあてる一冊です。

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2006年8月28日 (月)

夏休みの宿題

夏休みの宿題、特に自由研究というのはいつも最後の最後まで何をやるか決まらずに、親を困らせた記憶があります。用意周到な子ども(というより親でしょうか)は、きちんとスケジュールを決めて立派な自由研究を仕上げるので、うらやましかったものです。ラストスパートで参考になるのが新潟県に限定した図鑑類です。「新潟県陸水動物図鑑」「新潟県野草図鑑Ⅰ」「同Ⅱ」「新潟県樹木図鑑」「新潟県のキノコ」「新潟県海の魚類図鑑」とそろっています。ユニークなのはその木やサカナを方言ではどういうかで探すことので着る検索機能でしょう。方言と言えば「新潟方言を探る」や「蒲原の暮らしのことば」も面白い自由研究の資料になります。おじいさんやおばあさんのことばから方言探検をしてみてはどうでしょう。

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2006年8月25日 (金)

F1を見よう

何度かご紹介しているNIC(日報販売店)の新しいお店「Nippoキャンパス館」(新潟大学前)に今日、フォーミュラ1のレーシングカーを届けてきました。と言っても、もちろん本物ではありません。本物は「うん億円」もしますからね。3分の1スケールのラジコンカーです。しかし、なにしろ3分の1です。デカイんです。27日にキャンパス館を地域にお披露目する楽しいイベントが行われますが、その際に見て楽しんでいただこうという趣向です。ちょうど先日のハンガリーGPで日本のホンダF1が39年ぶりの優勝を飾りました。これで日本にF1のブームが再来するかもしれないというグッドタイミングでの展示となりました。この巨大ラジコンF1は実は当社の「社有車」です。さまざまな当社イベントの際に、ちょっと変わった看板として使う目的で導入したのですが、出動するのは今回が初めて。ただ、残念なのは今回はこのF1を走らせることができないことです。なにしろ大きくて重くてスピードも結構出ますので、十分な広さのあるところで、ちいさなお子さんなどに衝突する心配のない準備をしないと、本当に交通事故が起きてしまいかねないのです。いずれ、豪快に走行する姿を見ていただける機会があるでしょう。その時をお楽しみに。

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2006年8月24日 (木)

タワーレコード

きのう「万代橋から飛鳥Ⅱがビルのように見えるだろう」と書きましたが、実際に確認に行ったところ、万代橋からはファネル(煙突)上部が見えるだけで船体は柳都大橋に見事にじゃまされて見えませんでした。やっぱり柳都大橋は迷惑な建造物でした。重文・万代橋の価値を大きく損ねています。みなとトンネルがあるのに、どうして柳都大橋が必要だったのか、後世にきちんと説明できる人がいるのでしょうか。アメリカのタワーレコードが2回目の破産というニュース。なにか他人事とは思えません。デジタル社会・ネット社会における情報流通の大変革が起きています。音楽はネットのダウンロードが主流となってCDは売れなくなりました。映画もネットでの配信が増えてきているので、そのうち映画館も廃業するでしょう。さらには野菜や精肉などの日用食材までネットで注文して宅配というサービスが急速に普及してきています。街の八百屋さんや精肉店は廃業するでしょう。そして、本もそうです。今のところはグーテンベルグ以来の「紙の本」がネットでの販売を増やし、街の書店を圧迫し始めていますが、間もなく「紙でない本」や「紙だけど書籍流通を必要としない本」が急増しそうな気配で、そうなると出版業界や印刷業界も大変革の波に飲み込まれます。こうなると22世紀の社会はどうなるのか、想像もつきません。

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2006年8月23日 (水)

飛鳥Ⅱ

アンクル・トリスのTV・CMで有名なイラストレータの柳原良平さんは無類の船愛好家。柳原さんはずっと以前、日本も本格的な豪華客船を建造すべきだという持論を自著などさまざまな場で訴え続けていました。でも、そのころの日本は高度成長真っ盛りのイケイケどんどんの世の中。金儲けに忙しくて優秀な貨物船は多数建造しましたが、本格的な客船は夢のまた夢でした。柳原さんは戦前の日本がすばらしく優美な豪華客船を多数建造し、欧米航路に就航させていた(それらは横浜港に保存されている氷川丸ただ1隻をのぞいて全部戦争で沈んでしまいましたが)華やかな時代をよみがえらせたかったのでしょう。近年はようやく日本もスローライフなどということが言われ、船の旅も人気が出てきました。それまでせいぜい2、3万トンクラスだった日本の客船も大型化し、ついに5万トン近い「飛鳥Ⅱ」が登場したわけです。このフネは先代の「飛鳥」(2万9000トン)と同じ三菱重工長崎の建造で、最初は「クリスタル・ハーモニー」という名前でカリブ海クルーズに就航していたのを日本向けに改造したものです。三菱長崎ではその後、姉妹船としておよそ2倍もある11万トンクラスの「ダイヤモンド・プリンセス」と「サファイア・プリンセス」も建造しましたが、火災で一時建造ストップしたことはニュース等でご存じの通りです。その「飛鳥Ⅱ」が今日、新潟西港に入港します。万代橋から見ると、きっと新しいビルが出現したように見えることでしょう。

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2006年8月22日 (火)

ハンカチ王子

ハンカチ王子の眼に涙-。うーん、出来過ぎと言ってもいい夏の甲子園ドラマの最後は「やっぱり彼も高校生」という安心感を与えてくれました。ネットはハンカチ王子ネタで大いに盛り上がっているようで、なんでも「幸せを呼ぶ青いハンカチ」ということで斎藤君が使っていたのと同じハンドタオルがこれからヤフオクの注目アイテムになるんだとか。さて、テレビ観戦のスタイルは千差万別ですが、読書スタイルの日本におけるひとつの典型に「畳の部屋でゴロンと横になり本を読む」というのがありますね。この発展系としてベッドや布団の中で本を読むというのもあります。ところが、なんと、この読書スタイルは身体に決定的に悪いのだそうです。私が通っている整体師の人が言っているのですが、横になって本を読むと身体のねじれが全身に悪影響を及ぼすのだとか。うーん、でも本を読みながらうとうとして、ばさっと本が落ちてびっくり、なんてのは好きですけどねえ。2002年に初版が発行された花ケ前盛明先生による「上杉謙信 ゆかりの地を訪ねて」の改訂版が発行にこぎつけました。豊富なカラー写真と詳細な解説とで謙信の生涯をたどる好著です。正座して読みましょう。

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2006年8月18日 (金)

モーニングダンス

いつも心の片隅に引っかかっていて、いつか巡り合ったら購入しよう、と思い続けている曲。たいていの人は何曲かあるでしょうね。私の場合、その多くは新しいヒット曲ではなくて、もうずっと以前によく聴いた、あるいは以前レコードやカセットテープ(死語だね、こりゃ)で持っていたことがある曲です。先日、新潟市中心部の大きなCDショップをぶらついていたら、そんな曲のひとつと目が合ってしまいました。スパイロ・ジャイラ1979年の大ヒット「モーニングダンス」です。「おー、よく生きていてくれたね」という感じで即購入。数年前にも閉店セールの小さなCDショップを冷やかしていた時、それまで大きな店でいくら探しても見つからなかった今田勝の「哀愁のカーニバル」(1981年)を発見して感動したこともありました。こうしたCD探しは、欲しい本を探して書店の書棚の間を歩くのと同じような楽しみです。しかし、昨今はネットで曲名、書名を検索するだけで瞬時に発見でき、購入もできます。特に地方在住者には大きな恩恵ですし、急いでいるときには便利なのですが、いささか味気ない感じもしませんか。

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2006年8月17日 (木)

男たちの大和

先般発売された映画「男たちの大和」のDVDを買いました。映画は終戦60年記念として昨年末に公開されて話題になりました。なにが話題になった原因なのかをDVDで確かめたかったのです。邦画としては破格の制作費を投じた作品ということですが、そのコストの大部分が尾道の造船所に建設された戦艦大和の実寸セットであったことは想像に難くありません。これまでも先の戦争における海軍や大和をテーマとした映画は数多くあったわけですが、艦艇はいずれも小さな模型をラジコンで走らせる程度でお茶を濁したため、円谷特撮の域を出ることができませんでした。唯一、ハリウッド映画の「トラトラトラ」(1970年)が実物大の戦艦長門や空母赤城のセットを造って撮影し、その迫力に圧倒された例外があっただけだったのですから、今回の実寸大和(といっても全長の3分の1程度だけの再現ですが)撮影セットというのは、それだけでも話題性はあったといえます。確かに実寸で再現された大和の艦上シーンは、これまで目にしたことのない迫力でした。このフネの巨大さというものを初めて確認したと思いました。でも、肝心の映画のストーリーは、これまで掃いて捨てるほどあった戦争ものと同レベルで、はっきり言って陳腐でがっかりしたのです。どうも最近のわが国における「人よりモノ」の風潮が残念な形で映画になってしまったように感じた次第です。

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2006年8月16日 (水)

老化の個体差

楽しみにしていたお盆休みも一瞬のうちに終わって、これからが残暑厳しい中で本当のガマンの季節となります。体調維持に気を付けて乗り切りましょう。私はこの休みの期間中に高校の同期会があって、実に久しぶりに再会したかつての少年、少女たちと楽しさ半分、当惑半分の微妙な時間を過ごしました。なにしろ「えーっ、そんなに歳とったのか」と驚愕するような同期生たちが大勢いて(周囲が見れば私も当然そうみえるわけですが)、なのに何人か出席していただいた恩師の中には「エッ、先生の方が教え子より若いんじゃないですか」という姿もあって、人間の老化(内面も外面も)の個体差というものに驚かされたのです。17、8歳の目に映る30歳くらいの教師は十分以上に大人であるわけですが、その実際の年齢差は10年、20年と経つうちに個体差という暗黒星雲の中に吸収されていくのですね。さて、先日もちょっと紹介したNIC・新潟日報販売店の新しいモデルとなる「NIC新潟大学前」内のフリースペース「ぷらたなす」が14日にオープンしました。無料インターネットコーナーやチケットピア、談話コーナーに当社出版物の展示販売と盛りだくさんの内容です。お気軽にご利用ください。

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2006年8月11日 (金)

ふるさとUターン

泉田知事のメルマガ最新号で、団塊世代を中心としたUターンを促進するため、首都圏で新潟縁故者を対象に「ふるさと回帰意識」アンケート調査を行ったことが書かれていました。その結果、「新潟県出身で首都圏在住者の約3分の1の方々が新潟県への定住・交流を希望している」ことが分かったそうです。たった3分の1と見るか、3分の1もと見るか評価は分かれるでしょうが、気になったのはUターンの魅力のキーワードとして注目されているのが「キーボード」「ハサミ」「フォーク」だという話です。つまりユビキタスに象徴される高速・安価なインターネット接続環境、カリスマ理美容師に象徴される街のファッションセンス、そしておしゃれで美味しいレストランに象徴される食環境、ということです。おいおい、それって「田舎」に求めることじゃないでしょ、と声を大にして言いたい。十日町市松代とか魚沼市穴沢とか、よしんば新潟市や長岡市であろうとも、六本木や代官山と同じ環境を求めるなどというのは無茶苦茶と言うかわがままというか、あきれるしかありません。そんなものを期待してUターンなんかされた日には、1ヶ月とたたずに東京へ逃げ帰ってしまうのは火を見るより明らかです。そしてUターンによる地域活性化を期待する地域の人々が大きな被害と迷惑を被ることになります。安易なUターン誘致はやめましょう。田舎の良さを本当に理解する人は、誘致などしなくても自分で適地を探してUターンすることでしょう。

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2006年8月10日 (木)

変わる新聞販売店

今朝の日報に新潟市小新のNIC(新潟日報販売店)で野菜の朝市をやって大にぎわい、という広告が載っていました。最近のNICのお店は新聞を配達するだけでなく、さまざまな宅配業務をしたり、パソコン教室などコミュニティ・スペースとしてお店を地域に開放するようになっています。いわば私設のミニ公民館とでも言えるでしょう。当社とNICのお店とは親戚の関係にあります。そこでもっとお互いに得意技を持ち寄って、地域の皆さんに役立つことをしようじゃないか、という機運が盛り上がっています。取りあえず、県下の主要なNICのお店をお借りして手軽にできる自費出版の相談会を開くほか、保険や年金など賢いライフプラン・セミナーも開催していきます。順次ご案内しますので、地域のみなさんのご参加をお待ちします。新潟市五十嵐の新潟大学前に近く完成するNIC「にっぽうキャンパス館」は新潟駅bananaのような広い多機能コミュニティ・スペースや、新潟大学の公認学生新聞編集部、チケットピアなどを組み合わせた従来無かったスタイルの巨大店ですが、ここには当社の新刊や話題の本を常時展示する予定。気軽にお立ち寄りください。

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2006年8月 9日 (水)

大民謡流し

新潟まつり大民謡流しに、わが社チームも参加しました。今年は気温も湿度もさほど苦にならない程度で助かりましたが、今年久しぶりに新調した浴衣がバリッと糊が利いて風通しが悪く、これにはいささか参りました。やっぱり浴衣は何回か着て、洗って、馴染んだ方が楽ですね。1万人を超す参加者(と言っても、踊っていれば自分のチームの周辺しか見えないので、実感はありません)がたださえ単調な新潟甚句だけを延々と2時間踊るという、我慢比べのようなイベントですが、よく見ると他のチームでは独自のアレンジで楽しそうに踊っている姿もあって、よさこいソーランの流れがここにも現れているのかなあ、と感じました。かなり見物する人もいるのですから、2時間の途中に何回かイベント・タイムを設けて、それぞれのチームが工夫を凝らした出し物をやるというのも、踊る側のマンネリ感を打破する効果もあって楽しいのではないでしょうか。何はともあれ、結構な運動量なのでメタボリック・シンドロームが気になる中高年は来年こそふるって参加しましょう(出陣式でビールを飲み、踊りの休憩ごとにビールを飲み、打ち上げでビールを飲んでいたんではなんにもなりませんが)。

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2006年8月 8日 (火)

地酒と地本?

昭和時代まで、地方住民の「晴れ」の日を彩った商店街・繁華街が全国で衰退し、壊滅状態になっているところさえあります。延々とシャッターの下りた店が続く商店街の景色はやりきれないものです。業種的にこうした変化が顕著なのは書店と玩具店ではないでしょうか。以前はちょっとした商店街には小さな書店と玩具店が必ずあったように思います。今では書店は郊外型を中心とした大型店以外の「街角書店」は次々に廃業してしまいました。これは世界的な傾向のようで、映画の「ユー・ガット・メール」は、まさにそうした書店の苦悩が背景になっていましたね。今朝の日報は紀伊国屋新潟店が旧ダイエーに移転することを書いていました。現在の2倍の売り場面積ということで、東京あたりで増えている巨大書店に近づくのでしょうか。そんな郊外型書店のひとつ、旧新津市役所近くの「英進堂」で「全国地方新聞社ふるさとブックフェア」が9月1日から1ヶ月間開催されます。北海道から沖縄まで35の地方新聞社の出版物約2000冊が一堂にそろうという、めったにない機会です。地酒にはそれぞれの風土が反映するように、地本(?)も地域をよく映しています。珍しい一冊を探しに、是非お出かけください。新潟からは無論、新潟日報事業社が出品します。

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2006年8月 7日 (月)

勝て!日本文理

甲子園の夏が始まりました。初日はいきなり猛烈な打線の爆発が連続。3試合とも2桁得点というものすごいことになりましたが、あの横浜が打ち負けたのにはびっくりでした。われらが日本文理の登場は今週末。ちょっと時間がありすぎて、気合いを充実させたままでいるのに大変ですが、それは相手チームも同じこと。いつも通り伸び伸びとプレーしてほしいものです。ところで初戦の対戦チーム地元の新聞では「新潟は春夏合わせた甲子園の通算勝率が全国で最も低いが、過去のデータは当てはまりそうにない。今春のセンバツ大会では、新潟県勢として初勝利を挙げ、波に乗って8強まで進んだ。今夏は勝って当然という重圧の中で、投打に他を圧倒して勝ち上がってきた。(略)香川西としては、終盤まで競り合いに持ち込めるかがポイント」と、大いに警戒している様子。甲子園初勝利をめざす相手ナインも「簡単に点は取れない。序盤は投げさせて、後半にとらえたい」と、なにかサッカーのアルビが強豪チームと対戦するときのようなことを言っています。時あたかも台風が連続して接近中。大会日程が1日狂えば、文理の試合は13日。日本中がお盆休みでテレビ観戦するなかでの晴れ舞台となります。がんばれ!

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2006年8月 4日 (金)

夏来たりなば

うーん、暑っちぇー!ようやく夏らしい気候になって海水浴場などはホッとしているのでしょうから、文句を言ってはいけないと分かりつつ、やっぱりこの暑さはウンザリします。今日はそれでも少し風があるようだったので、昼休みに白山駅前から古町まで歩いたのですが、これは無謀でした。結局、日陰を拾うようにして、やっとの思いで戻ってきました。梅雨も真夏も、季節は日本全国平等(地域でその程度に差はあるけれど)に巡ってくるのに、景気回復はどうにも不平等・まだら模様に進んでいるようです。中央で発表される鉱工業生産指数や景気動向指数がどんなに好転しようとも、新潟県など多くの地方の景気は全然好転しません。ライオン・ヘアのおっさんが推進した「改革」なるものは、結局強きを助け弱きをくじくものだったのでしょうか。その困ったおっさんの後継者と目される父っちゃん坊やも「実はボク、4月に靖国参拝しちゃったんだもんね」などとおっしゃって、世間を騒がせています。このクソ暑いさなかに、庶民をいらいらカッカさせるようなことをしないでくださいね。

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2006年8月 3日 (木)

絶品の水

欧米はこの夏、40度前後の猛暑に見舞われているようです。熱中症で亡くなる人も多いとか。新潟もいよいよ30度を超す日々がやってきたようで、水分の補給には十分に意を配る必要があります。水と言えば思い出すのが小出町(現・魚沼市)の水道です。小出は冬の寒さと雪の多さで有名ですが、夏の暑さもこれまた県下有数という土地柄。夏にビックリしたのは、毎日夕方の決まった時間になると、それまでカンカン照りだった空がにわかにかき曇り、猛烈な雨が降ってくることでした。しかも10粒もあたれば全身びしょぬれ、と言っても大げさではないくらいの大粒の雨で、まさに熱帯のスコールを思わせるものでした。そんな小出の暑い夏に、台所の蛇口をひねると手を切るほど冷たい水がほとばしります。コップに受ければたちまちガラスが霜で真っ白になるくらいの水道水は氷いらず。それもそのはず、目の前にそびえる越後三山の雪解け水を集める渓流・佐梨川を水源にするのですから、思えばぜいたくな水道でした。さて、県内には数多くの名水があります。独鈷水、杜々の森、延命水など、どれもポリタンクやペットボトルを手にした人でにぎわいます。そんな名水67カ所を紹介するのが「新潟の名水 改訂版」です。どの名水も掲載された写真がすばらしいのです。まるで流れ落ちる音が聞こえ、手に触れる冷たさを感じるかのような写真を見ているだけで、少しは暑さが和らぐ感じです。

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2006年8月 2日 (水)

アサガオと奇論

新刊の「互尊翁 野本恭八郎」は今春入社した新人編集者が初めて手がけた(無論、ベテランの指導のもとに)大作で、新潟日報で長期連載した「アサガオと奇論」を書籍化したものです。この本のあとがきによると、著者の稲川明雄さんは長岡市職員として互尊文庫に勤務することになったとき「君は図書館にきたのではない。互尊文庫に入ったのだ」と言われて当惑したと言います。もう、そのころから稲川さんの中では「アサガオと奇論」の構想が育まれていたのでしょうか。商人の顔をした武士と呼ばれた互尊翁・野本恭八郎。その生涯を丹念にたどったこの力作からは互尊思想なるものを唱え、戊辰戦争の悔いを口にし、日本石油創立に関わり、山本五十六と親交を結んだ「長岡一市民」の心のひだと生きた時代が鮮烈に浮かび上がってきます。痛快にして奇怪、豪快にして愉快。こんな人物が越後の長岡にいたこと自体がうれしくなる一冊。夏の夜、冷たい麦茶とうちわなどを片手にページを繰ると「古き良き日本」に一時タイムスリップできそうです。

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2006年8月 1日 (火)

片岡義男的ココロ

夏になると読みたくなる本のひとつに片岡義男の「彼のオートバイ 彼女の島」とか「時には星の下で眠る」があります。以前夢中になっていたオートバイで、よくツーリングをしました。気のあった仲間で隊列を組んで、知らない土地を走るのは四つ輪の自動車とも電車やバスとも違う発見があるものです。一番大きいのは瞬間瞬間の臭いや温度を感じることでしょう。日差しの強い道路を走っていて、繁った木陰へ差し掛かると、スーっと温度が下がるのが分かり、ホッとするのです。ただ、見た目には風を切って気持ちよさそうなオートバイですが、真夏は地獄です。フルフェイスのヘルメットの中は熱気が充満して、汗だくになります。信号待ちすれば足下からエンジンの熱気と焼けたアスファルトの熱気が容赦なく襲いかかり、自動車の排気ガスで窒息しそうになることもあります。夕立の気配を感じたら、いち早く避難する場所を探して逃げ込まないと、全身ずぶぬれになります。それでもあの解放感は忘れがたいものですし、宿に着いてからのひと風呂がたまりません。今なら各地に立ち寄り湯があるので、もっとたのしい極楽ツーリングができるでしょうね。

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2006年7月31日 (月)

夏の記憶

お待たせしました、梅雨明けです。先週末の天気図を見て、これは梅雨明けになるな、と分かってしまった私は気象予報士並みでしょうか。夏の記憶というのは人間の脳のヒダの奥深くに刻まれるらしく、いつまでも忘れないような気がします。セミの合唱、磯の香り、盆踊りの太鼓の音、花火の輝き-。そんなことをふと思い出させるこの季節が好きです。それと、もうひとつ好きなのが道ばたの狭い畑にトマトが赤い実を付け、トウモロコシが天に向かって精一杯背伸びしているのを見ると、夏休みに帰省してくる子どもや孫に食べさせようとおじいちゃんやおばあちゃんが丹精している楽しそうな様子が目に浮かぶことです。人の一生を一年に例えるなら、夏は青年期。しかも真夏は二十歳前後というあたりなのでしょうか。「暑かったけど、短かったよな。夏」という映画「稲村ジェーン」のせりふと「真夏の果実」のメロディに、人生の真実を見る思いがするのであります。もっとも、最近の中学生や高校生の中には、すっかり人生の真夏を過ぎて秋風が立っているような顔が見えて気がかりではありますが。でもって、夏というと読みたくなる本、ありますか。私はなぜかアーサー・ランサムの「海に出るつもりじゃなかった」を書棚から引っぱり出したくなるのです。ランサムのシリーズはどれも潮の香りが一杯で、今風に言えばマイナスイオンが充満した物語だからでしょうか。

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2006年7月28日 (金)

レジャー市場

今朝の日報経済面に「3年連続 細るレジャー市場 『観光・行楽』は健闘」という記事がありました。少子高齢化がモロに影響しているわけで、スキーなどのスポーツ産業や映画、カラオケなどが軒並み減少。唯一、海外旅行の回復や愛知万博効果で観光・行楽が伸びているということです。でも、高齢化の方は今後、レジャー市場に大きなプラスの影響力を持ってくるはずです。2007年問題と騒がれている団塊世代の大量リタイア(実際は雇用延長・再雇用などでリタイアしない人が多いようですが)で、必ずやレジャー市場は活況を呈してくると思います。海外旅行もいいけれど、のんびり、ゆっくり近場の散策、という方に是非お薦めしたいのが「新潟 大人の遠足」です。ちょっとマニアックに「新潟県の廃線を歩く」も大好評をいただいて、一部書店では品切れになっていますが、間もなく増刷ができます。「いやしの湯宿」「越後百山」「素敵に美術散歩」などもお役に立つ一冊です。

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2006年7月27日 (木)

甲子園めざし

今日はアルビの試合結果を書こうと思っていたのですが、ホームでまさかの敗退。書く気がしなくなったのでやめます。高校野球は熱戦が続いています。文理と明訓はさすがの貫禄です。明日は準決勝。さあ、どうなるのでしょうか。春のセンバツで県勢初のベストエイト進出を果たした日本文理高校は、その後立派な記録集「翔けよ若獅子」を出版。当社がお手伝いさせていただきました。感動を伝えるたくさんの写真と、新潟日報の膨大な記事を収録。残念ながら非売品ですので日本文理高校関係者の方だけの「宝物」となりました。この夏の甲子園でも新潟の球児が大活躍して、また立派な「宝物」を後輩にのこしてほしいものです。どうやら梅雨明けも近そうです。

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2006年7月24日 (月)

女性嫌悪の文化!?

日報朝刊文化面の「常識的!」には毎回うならせられます。今朝は「米国ドラマに見る男の本音 女性嫌悪の文化を映す」ときました。エッと思ったのは私だけではないでしょう。アメリカの映画などを見ていてイライラするのは、男が国家存亡の瀬戸際で仕事に邁進しているのに、奥方は壁紙の張り替えをしろだの、子どもを動物園へ連れていく約束はどうしただのとイチャモンをつけ、挙げ句の果ては「私や家族より仕事が大事なのか」と脅迫し、情けない男はその脅迫に屈するというような状況です。これはとりもなおさず、アメリカの男どもはおしなべて恐妻家であり、女性に頭が上がらないのであろう、と考えていました。しかし、今朝の一文は私の考えが甘い(浅い)ことを覚らせてくれました。そして結論的に次期大統領はライスかヒラリーに決まりだ、と断定した根拠に鳥肌が立つ思いをしました。そうか、そこまでアメリカの気の毒な男どもは女性に復讐したかったのか、という怨念への鳥肌です。当社から出版している新潟大学ブックレットのシリーズにも「<女>で読むドイツ文学」(三浦淳著)という大変ユニークな一冊があります。この機会に一度、女性観を修正しようと思われた方はご一読を。

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2006年7月21日 (金)

変人と靖国の国?

昭和天皇が靖国神社へのA級戦犯合祀に不快感を表明し、参拝をやめていた、というニュースには驚かされました。しかし、もっと驚いたのは小泉首相が「それとこれとは別だ」と自らの靖国参拝を正当化していることです。「入門 田中角栄-語録・評伝-」の中で、角さんが日中国交回復の首脳会談後、周恩来首相に「信は万事の元」としたためた書を手渡した、とあります。田中角栄というたぐいまれな政治家が失脚させられた原因が、この日中国交回復を快く思わなかったアメリカの謀略であったという説は、最近ほぼ一致した見解となっているようです。角さんはその辺について語ることなく世を去ったわけですが、首相退陣表明の「わが国の前途に想いをめぐらすとき、私は深夜、沛然として大地を打つ豪雨に心耳を澄ます思いであります」(「入門 田中角栄」より)という一文に万感の思いが込められていたのだなあ、と思うわけです。「信は万事の元」ということを小泉首相はどう受け止めたのでしょうか。小泉政権の生みの親だった(今となってはとても信じられないことです)田中真喜子代議士は、故小渕氏が自民党総裁に選出される総裁選の際には小渕、小泉、梶山の3候補を「凡人、変人、軍人」と切って捨てて井戸端桟敷からやんやの喝采を浴びました。小泉首相はまさにその「変人」ぶりを遺憾なく発揮して小泉流を定着させたのですが、自らの信念を押し通すあまり、周辺諸国の不信感をかい、国自体が「変人」であるかのような印象を植え付けたとすれば、そのツケは大きく重いでしょう。

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2006年7月19日 (水)

あなたはアルビですか?

こんなことって、あるんですねえ。W杯ショックで気が抜けた代表クラスを擁するチームと、代表に全然関係なかったチームの「トラウマ」の差でしょうか。これまでJ1でアルビはレッズに1勝もしていなかったばかりか、いいようにやられまくっていたのに、今日はどうでしょう。復活したエジが早速先制弾を放つと、シルビーニョも目の覚めるような弾丸シュート。後半40分で1点返されて、今までならズルズルと相手ペースに乗せられ、気がついてみたらドローとか逆転負けというパターンだったのに、今日はファビが足をつってピッチ外に出て1人足りないまま全員がゴール前を死守。レッズのこれでもかというシュートの嵐でボコボコになりながら、ことごとくはねかえして1点差を守り抜いたのですから、これはほめてやるしかないでしょう。これで初戦ボコ負け以来背負っていた得失点差の借金もやっと消えて、順位も4位。ウソじゃありませんか、というくらいのわれらがアルビでありました。それにつけても、NHKや地元テレビ局はどうしたんでしょう。おそらくアルビにとって勝っても負けても今シーズンの帰趨に大きく影響する最大の一戦だったのですから、中継しろよな。(午後9時30分記)

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マックとビスタ

昔は原稿と言えばマス目の原稿用紙に鉛筆か万年筆で手書きしたものと決まっていましたが、今やIT時代。みんながパソコンのキーボードを叩いてワープロソフトに漢字変換させています。どうしても読めない達筆や悪筆はなくなったけど、なにか文字から伝わる息吹のようなものも無くなった、と嘆く声も聞きます。ところで、皆さんがいま使っているパソコンのOSはなんでしょうか。恐らく圧倒的多数がマイクロソフトのウインドウズですね。世界的にパソコンのOS市場を席巻したウインドウズがなければ、いまや地球上のあらゆる鼓動が止まってしまいかねない状況です。私がパソコンを使い始めたころはまだウインドウズがなくて、MS-DOSというOSでいちいち文字のコマンドを打ち込んでさまざまなソフトを動かすというのが当たり前でした。そうした時にアップルのマッキントッシュ(マック)が登場し、アイコンをクリックするだけでいろんなことができるという「オシャレで知的で文化的」なパソコンというものに大いに刺激されました。マイクロソフトもこれに対抗してマックによく似たウインドウズを登場させ3シリーズ、95、NT、98、2000、ME、XPと改良を重ねてきたわけですが、どこまで行ってもマックの洗練された世界には到達できないままです。どうしてもDOSを引きずっているオタク系(?)のウインドウズに対して、最初から「面倒な設定などは魔法の箱の中でやるから、ユーザーは電源オンで使うだけ」というマックでは発想が違うのですね。とは言っても企業や家庭はウインドウズが独占し、従って各種の市販ソフトもウインドウズ用がほとんどとあってはマックが伸びるのは厳しいわけで、最近ではマックでウインドウズXPが(仮想的に)使えるようになってきています。でも、近く発売される次のウインドウズ・ビスタがマックで使えるかどうかは不明。数は「力」だけれど、数が「文化」を押しつぶしてはいけませんね。

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2006年7月18日 (火)

キッチンドン

このところ週に1度くらいの頻度で西堀通(と言うより新津屋小路)にあるキッチンドンで昼食をとります。ここは知る人ぞ知る(新潟人なら知ってて当たり前?)家庭風洋食屋の新潟市における老舗。もう45年もここで変わらず店を開いている初老の夫婦が、カウンターの中から「いらっしゃい」と声をかけてくれます。私が若いころは、会社がこの近くだったこともあって昼食に、夕食に、ときに夜食にここを訪れたものでした。私的にはこの店の売りはハンバーグとポークソテーと洋風(カツとご飯を別皿にした洋風カツ丼、またはカツ皿)だと思うのですが、通い続けた人によっては「オムライスだよ」という意見や「やっぱり松坂(松阪牛の鉄板焼き)だろう」「ビーフシチューに決まってる」などとさまざま。でも、最近再び通うようになって、昼食時のオーダーの大半がランチ(850円)かスペシャルランチ(1000円)になっているのはちょっと寂しいのです。どちらのランチもドンならではの味が盛りだくさんで、コストパフォーマンスは恐らく新潟一なのですが…。この店の近くでは、やはり長年愛されてきた中華料理の広東飯店が惜しまれつつ閉店しました。広東麺や麻婆麺、天津飯にインドカレーなど、どれも秀逸な味だっただけに、もう食べられないと思うと無性に寂しくなります。街の味は街の文化の一部です。キッチンドンがいつまでもおいしい料理を提供し続けてくれることを祈るのみです。

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2006年7月14日 (金)

ゴミ箱とテロリスト

ようやく上越新幹線の車内ゴミ箱が復活するそうです。JR東日本が「乗客から不評だったため」夏の行楽シーズンを前に決めたのだそうですが、そんなもん不評に決まっているじゃないですか。そもそも「車内警戒を強化しています」と言う意味不明の理由で新幹線のゴミ箱を「封鎖」するというみっともない姿にしていたことが理解できません。東海道新幹線も山陽新幹線もそんなことはしていない。それどころか東海道・山陽では車内をゴミ回収のサービスが巡回しています。上越新幹線や東北新幹線の乗客だけが不当にもテロリスト扱いされて弁当の食べがらも、鼻をかんだティッシュも全部自分で列車を降りるまで身の回りに保管するという屈辱を強いられていたわけで、遅すぎた決定と言わせていただきたい。先日、富士急の「フジサン特急」に乗ったところ、古いお下がりの車両なのに車内には分別収集のゴミ箱があって感動しました。そんなことで感動しなければならないJR東日本の利用者は哀れですね。そう言えば上越新幹線の愛称が当初「あさひ」という、およそ意味不明なものを勝手に決めて、これも猛烈な批判の嵐の前に渋々ながら「とき」という順当な愛称に変更しましたね。JR東日本のナゾの思考回路は困ったものです。

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2006年7月13日 (木)

ハートランド

なんだかんだと言われても、夏はやっぱりビールの季節です。湯上がりにグビッと飲んで、冷感がのどを下っていく快感はこたえられませんね。一時は百花繚乱状態だった屋上ビアガーデンがちょっと減った感じなのは寂しい限りです。薄暗がりで汚れも隠れて見えない屋上にハワイアン(!)が流れ、ビニールのヤシの葉っぱがなま暖かい風に揺れるなか、つまみのフライドポテトは時間が経ってグチャッとしているけどがまんして「カンパーイ」と傾けるジョッキの重さ。決して涼しくもなく、おいしいわけでもないのに、あの人混みはまさに癒しの空間だと思います。最近は発泡酒とか第三のビール系飲料とか、いろいろ出回っていて、味もそれなりにおいしかったりしますが、私が最近はまっているのは「ハートランド・ビール」です。なんといってもほかのビールたちと全然違うルックスに惹かれます。エメラルドグリーンのガラス瓶にラベルはなく、エンボス加工されたハートランドのロゴがおしゃれです。飲んでも違いは明白。麦芽100%、アロマホップ100%というこだわりが、何ともいえないフルーティーな甘さを感じさせてくれて、これまで日本のビールにはなかった味です。以前、フランス・アルプスのモンブランを訪れた際にシャモニーで飲んだ地ビールのモンブラン・ビールにとてもよく似ています。メーカーのホームページによると、もともとは六本木にあったビアホール・ハートランドのハウスビールだったとか。そんなビールを新潟でも飲める幸せを感じます。

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2006年7月12日 (水)

沈める滝

三島由紀夫の「沈める滝」や映画「ホワイトアウト」で小田裕二と松嶋菜々子が雪まみれの演技を見せた舞台が奥只見湖一帯です。「沈める滝」は奥只見ダムを建設していた当時の物語で、今は奥只見湖の中に没して、渇水期だけ姿を現す実在の滝が登場します。ホワイトアウトはダムそのものが舞台ですが、奥只見丸山スキー場とか旧湯之谷村役場(なぜか警察署として登場)が重要な背景になっていましたね。日本有数のトンネル道路であるシルバーラインを途中で出ると銀山平の民宿街で、すぐそばには真夏でも雪渓が楽しめます。イワマス(イワナとニジマスの交配種)の刺身にどぶろくなんて、ここでしか味わえません。そんな奥只見などの山歩きに役立つのが「新にいがた花の山旅」です。

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2006年7月11日 (火)

バナナと遠足

JR新潟駅の万代口改札のすぐ脇にあるメディアステーションbanana(バナナ)は今年10月で5周年を迎えます。通りすがりのちょっと見はふつうの駅待合室ですが、中に入れば巨大なマルチスクリーンに映し出される県内の絶景や新曲のプロモーション・ビデオが若者からお年寄りまでくぎ付けにします。駅ホームを見渡すサテライトスタジオではBSNラジオの公開番組が放送され、インターネット・コーナーでは簡単な会員登録でいつでもパソコンを無料で使えます。なにか大きなニュースがあれば新聞の電子号外がここで高速プリントされて配られます。このbananaはJRと地元新聞社、放送局が共同で開設した全国初の情報発信型待合室で、その後類似の施設が上野、大宮、池袋などに作られたモデルとなったものです。bananaで待ち合わせてお出かけ、というのが今や新潟の定番。かまびすしい女子高校生らに交じって、もの静かな熟年夫婦や、にぎやかな中年女性グループなどが、ここを起点に小さな旅へ出かける光景をよく目にします。そんな旅のお供に最適なのが「新潟 大人の遠足」(定価1575円)。県内50の小さな旅をていねいにガイドしておいしいものや見どころを紹介しています。

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2006年7月10日 (月)

ジダンの一撃

ジダン選手、何を言われたのか激高してしまったようですね。2006年ワールドカップの有終の美を飾るべき大事な一戦。しかも自身にとっても最後の現役で立つピッチで、なにがジダンの堪忍袋の緒を切ったのでしょう。それにしても、普通だったら殴りかかるか、蹴飛ばすかしますよね。ヘッディングで一発!というのもジダン流というべきなのでしょうか。なにはともあれイタリアがPKでW杯を手にしてドイツのお祭りは終わりました。なんか日本のサッカーって、これでいいのかなあ、という思いだけが強く残った大会でした(自分的には)。そしてJリーグが再開。まったりと練習していたわれらがアルビはイキナリ、あの真っ赤なサポに支えられた超強力軍団の浦和レッズとぶつかります。見たいような見たくないような、複雑な心境ではあります。で、北朝鮮のミサイル問題ですが、韓国の盧武鉉大統領は「北のミサイルは脅威ではない。日本は騒ぎすぎるな」と言ったそうですが、信じられないことです。これが脅威でないなら、韓国はなぜ北と戦争状態を継続(休戦中)しているのか。もっとも、日本の政府高官が「自衛隊は北朝鮮のミサイル基地を攻撃できる能力を持つべきだ」と発言したのは、いささか行き過ぎだとは思いますが、日本もジダンのような一撃を、ということなんでしょうか。即、レッドカードですね。

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2006年7月 7日 (金)

怒れ!外務省

泉田知事のメールマガジン「たがいに にいがた」7月7日付け第36号で知事は北朝鮮のミサイル発射について非常に強い調子で抗議しています。政府・外務省のなんとなく腰が引けた対応を見ていると、段々腹が立ってくるのですが、せめて日本国の中でも特異な位置(国交のない北朝鮮との唯一の窓口を新潟港で引き受け、複数の拉致被害者のふるさとである)にある新潟県の知事としては、是非とも軸に狂いのない、筋の通った対応をお願いしたい。政府は「あれがこうなると、これを失うかもしれない」とか「これをこうすると、あれが具合悪くなる」などということをグジグジ考えている場合ではないはずです。怒るべき時にはきっちりと怒ることです。いつもあいまいな笑いでごまかしていては、国家の主権・尊厳など守れません。それくらい毅然とした冷徹な判断を示して理不尽な恫喝に立ち向かってほしいと切望します。要は1億3000万人を護る気があるのかどうか、ということなのですから。笑い話で三自衛隊を四文字熟語で現すと、陸上自衛隊は「猪突猛進」、海上自衛隊は「唯我独尊」、航空自衛隊は「支離滅裂」というのがありますが、さしずめ外務省は「軽挙妄動」でしょうか。

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2006年7月 6日 (木)

歌合戦など

先日、久しぶりに宴会の二次会まで付き合いました。普段は若い諸君が心おきなく破産、いや入力ミスです、発散できるように二次会は遠慮しているのです。二次会といえば歌ですよね。カラオケボックスなんかへ入ってしまうと、これはもうひたすら歌い続ける体育会系の消耗戦になりますが、スナックなんかだとほかのお客さんグループと「熊さんチーム」対「うさぎさんチーム」の戦いに発展することも多いのではないでしょうか。敵が吉幾三で来たら、こっちは新沼健次。こっちが浜崎あゆみで攻めると、敵はケツメイシで返してくる、みたいなね。でもって、新潟のスナックで良く起きるのが「新潟ブルース」の正面衝突。「おいおい、それって俺の持ち歌だぞ。ママ、次も新潟ブルースね」というわけで店内のお客さんは「今日も霧が降る 万代橋よ~」と同じ曲を2回続けて聴かされるハメになるわけです。それくらい新潟人に愛されている信濃川と万代橋。国土交通省と新潟日報社が共催する「信濃川自由大学」も、この川と地域を見つめ直して地域活性化につなげようというイベントです。今回、自由大学の最初の6回分をまとめた「われら信濃川を愛する part1」(定価1500円)が出版の運びとなりました。長岡造形大学の豊口理事長はじめ地域の文化を担う各界の方々が対談形式で信濃川を語っています。とても読みやすい、しかし眼からウロコもいっぱい。このあとpart2も出版の予定です。

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2006年7月 5日 (水)

北朝鮮ミサイル発射

いったい何を考えているのか、北朝鮮がついにミサイル6発を発射しました。いくら公海上への着弾とはいえ、一般航行船舶への被害もあり得たわけで、通告無しの暴挙を世界は絶対に容認しないでしょう。もし日本の自衛隊が訓練と称してミサイルを日本海に向け発射したら、ロシアや北朝鮮、韓国の反応は想像するのもいやになるほどヒステリックなものになるでしょう。個人レベルでも国家レベルでも、被害者の痛みを加害者は決して理解しません。逆の立場でものごとを考えられないというのは悲劇を招きます。過去の過失(全部が全部、確信犯だったわけではないのですが)に対する執拗な攻撃がトラウマになった日本外交の無抵抗主義も、ここまで好き放題なことをされて黙っているとなると、世界中から「国家主権を放棄した」とバカにされること必至です。戦争放棄と主権放棄は別次元の問題です。折しも新潟港の港外には万景峰号が到着しました。今回に限っては、これを入港させるようなことがあってはならないと思います。断固たる抗議の意志を示して入港拒否すべきでしょう。街頭には右翼の宣伝車が軍艦マーチを大音響で鳴らしながら走っています。なにか、国民の鬱積した気分に火を付けかねない危険な響きに聞こえます。

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2006年7月 4日 (火)

人の歴史と自費出版

県央地区のさる企業の創業者の方が、病を得て亡くなられる2年前から書きつづられたご遺稿を、このほどご子息が立派な本として自費出版されました。300ページ近いこの本には、この創業者の方が歩んでこられた時代が生き生きとよみがえり、人の一生の重みを感じさせる一冊となりました。恐らく思い出すままに書きつづられたのだろうと拝察する内容は事業のこと、家族のこと、趣味のことと多岐にわたり、数多く世に出ている、いわゆる昭和史では知ることのできない地方の鼓動が伝わってきます。歴史とは何なのか。思わず考えさせられました。国や為政者や大自然の遺した足跡が歴史になるのではない。生きて死んでいく一人ひとりが歴史なんだ、ということに思い当たったのです。100人いれば100通りの、1万人いれば1万通りの足跡があり時代があります。そうしたものを縦糸、横糸にして織り上がるのが歴史なんだ、という思いを強くしました。自分史がブームだといわれて久しいのですが、こうした自費出版がもっともっとたくさん編まれて、そうした本を一堂に集め、分類し、閲覧できるような「人間の歴史館」のような施設ができたらいいな、と思います。

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2006年6月30日 (金)

行進曲・新潟

日米首脳会談に臨んでいる小泉首相。あいかわらずのブッシュ・ジュニアによるリップ・サービスに頬が緩みっぱなしと言う感じですね。おまけに今回は首相在任中最後の訪米とあって米側はスペシャルサービスとして大統領専用機のエアフォース・ワンに搭乗させるとか。いいなあ。一方韓国では韓国人拉致被害者が記者会見して「拉致されたのではない。救助されたのだ」としたうえで、横田めぐみさんは自殺した、と従来からの北朝鮮側発表を繰り返しました。偽遺骨問題やめぐみさん目撃情報など北朝鮮に対する包囲網は狭まっているはずなのですが、歯がゆいかぎりの展開です。さて、私は昨夜「起業の人 中野家の志」(本体価格1600円)の出版記念パーティーに出席してきました。この本の中で気になっていた万代シティー開業時に作曲され、その後事実上忘れられていたという「行進曲・新潟」が会場で演奏され、なかなかすばらしい曲で感動しました。この曲は本の中でも紹介されているように、昨年3月に発売されたCD「日本のマーチベスト・戦後編」の中の1曲として収められ、ようやく「市民権」を得た形ですが、昨夜の演奏を聴くと本当に躍動感のあるすばらしい曲で、戦後を代表する「祝典行進曲」や「コバルトの空」に負けていないと感激しました。これを機会に是非、新潟市内の小中高校では運動会や体育祭にスーザのマーチだけでなく「行進曲・新潟」を使ってほしいと思います。

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2006年6月29日 (木)

アレルギー最前線

ここ数日間、鼻水と鼻づまりがひどくて不快な状態が続いています。こういうときは自宅でも会社でもティッシュの消費量がものすごくなって「資源の無駄遣いかなあ」と「チームマイナス6%」のメンバー(会員No.28979)としては心苦しくなります。最近では再生紙100%のティッシュもあるのですが、会社の近くのドラッグストアで買ってきた○リエー△は、今あらためて箱を見たところ「パルプ100%でつくられています」と堂々とうたっていました。残念!私のアレルギーはもう10年以上のお付き合い。主治医が一番恐れている喘息の発作は、もう長いこと起きていないのですが、飲み続けている薬はハンパな量ではないだけに、なんとかしたいと思い続けています。増え続けているアレルギー患者。原因や症状はまさに千差万別だけに、なかなか完治の決め手が見つからず、私のように対症療法でがまんしている人も多いのでは?そんな人のために少しでも役立てば、と「専門医がわかりやすく解説 正しく知って治すアレルギー」(本体1200円)が出来上がってきました。一両日中に書店に並びます。新潟アレルギー研究会の専門医13人がそれぞれの専門分野から分かりやすく原因、予防、治療についてアドバイスしています。新潟日報で1年間にわたって連載された内容を再編したものです。ご自分が悩んでいる症状から読んでもよし、県内各地の医師が書いていますので、自宅近くにはどんなアレルギー専門医がいるかを確かめるにもよし、という一冊です。

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2006年6月28日 (水)

死刑台のエレベーター

新潟県内で過去9年間に発生したエレベーター・トラブルはシンドラー社以外でも41基で58件もあったそうです。このうち閉じ込めは4件。私も以前、地震だったか何かで会社のエレベーターに閉じこめられ、手で扉を開けて段違いの上の階へ脱出した経験があります。あの大停電でも郵便配達の人が閉じこめられましたね。閉じこめといえば、ルイ・マル監督の映画「死刑台のエレベーター(1958年)」でしょう。最近も見直したけど少しも古くない。すばらしい映画です。マイルス・デイヴィスの音楽も、いかにもフランスらしいしゃれたサスペンス映画の雰囲気を盛り上げていました。主演の不倫をする社長夫人役のジャンヌ・モローが鬼気迫る演技でしたね。殺人の証拠となるものを忘れて、エレベーターの中に閉じこめられるモーリス・ロネ。ナイフでエレベーター内のパネルを外すがドアを開けることができない。この焦りがなんとなく間抜けに見えてしまうのは、その後イッパイ登場したエレベーターもののアクション映画で、いとも簡単に天井パネルを外してロープ伝いに脱出したりするスーパーヒーローたちを見ているからかな。半世紀前のパリを舞台にしたこの映画。エレベーターはシンドラーだったのでしょうか。脱線しますが、この映画に重要な脇役として登場するドイツ人夫妻が乗るシルバーのメルセデス300SLはため息が出るくらいカッコいい。石原裕次郎も乗っていたガルウイングのスーパーカーですが、1958年と言えば昭和33年。日本では東京タワーができて、軽自動車のスバル360が初の大衆車としてもてはやされていたんですね。まさに「3丁目の夕日」の時代です。そんな時代に同じ敗戦国のドイツでは、どうしてあんなスーパーカーが造られていたのか、思えば謎であります。

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2006年6月26日 (月)

エイビーロード

リクルートの海外旅行情報誌「エイビーロード」が10月号を最後に休刊というニュースに「やっぱり来たか」と感じた人は多かったでしょう。割安の海外旅行を計画する人は一度は手にとって見るメジャーな雑誌だった同誌ですが、最近はネット上の情報提供サービスが雨後の筍のように増え、ほぼリアルタイムで新しい情報が入手できて、しかもその場で空席照会や仮申し込みまですんでしまう手軽さは紙媒体には真似のできないものになっていました。エイビーロードも既にネット上のサービスに軸足を移していました。もう大昔のような気がしますが、94年に米のホットワイアード誌が好調だった紙媒体を廃止してweb上の電子出版に切り替えると発表された時は、腰が抜けるほど驚いたものでした。しかし、ホットワイアードの発表を読んで、紙媒体のコストがいかに出版元に高負担を強いるのかを理解し、納得したものです。今では雑誌も単行本もマンガも、電子出版が花盛りです。PCだけでなく携帯でも読めるのですから「寝っ転がって読むのは紙の本さ」という強がりも通用しなくなっているようです。出版業界、いよいよ難しい時代になってきました。

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2006年6月23日 (金)

サムライブルー?

サッカーは英国(イングランド)でスポーツとして確立したと言われます。今や世界のトップに君臨するブラジルやアルゼンチンなど中南米諸国へは遅れて伝わった、ヨーロッパの球技でした。その逆と言えるのがタンゴでしょうか。アルゼンチンを発祥の地とし、その後ヨーロッパへ伝わってコンチネンタル・タンゴというジャンルを確立しました。ファン・ダリエンソ(アルゼンチン・タンゴ)もアルフレッド・ハウゼ(コンチネンタル・タンゴ)も、どちらもいいですよねえ。だからどうしたって?別にどうもしないんですが、ただ、やっぱり日本代表にとって世界の壁、とりわけブラジルの壁は高かったんですね。脱力ついでにもう少し脱線すると、サッカー・ワールドカップの各国ユニフォームの色って、どうやって決めているんでしょうか。特に日本の青って。自動車レースの世界ではずっと昔から車体色が英国はグリーン、イタリアは赤、フランスは青、ドイツはシルバー、遅れて参加した日本は白という伝統的なナショナルカラーがありました。かつてバイクしか造れないと侮られていた東洋の島国から参戦し、たちまち優勝をかっさらって世界を驚愕させたホンダのF1がまとっていた純白のボディに真っ赤な日の丸はかっこよかったなあ。もっとも最近はコマーシャリズムや多国籍化の影響で、この良き伝統も消えつつありますけど。

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2006年6月22日 (木)

蒲原の方言

方言ブームなんだそうです。お笑い系が発信源らしいのですが、女子高生なんかが、いわゆる仲間内ことばとして使っているのも原因とか。新潟県は方言の宝庫ですが、今までなんとなく格好悪いような印象が強くて、気がついてみたら街の中から方言がどんどん消えていました。そんな新潟の方言でもピカイチなのが「蒲原ことば」と言われた方言でしょう。青森の津軽弁ほどではないにしても、沼垂あたりのお年寄りが使いこなす方言は、うっかりしていると外国語かと思うほどユニークです。このたび「新潟方言を探る」の著者・野口幸雄さんがまとめられた「新潟方言誌 蒲原の暮らしのことば」(本体価格2600円)には、そんな消えゆく蒲原ことばがぎっしり収められています。まず本を開いて目に飛び込むのは32ページに及ぶ方言語彙索引。これだけ見ていても、思わずニヤリとすること請け合いですが「ばらこくてぇ」「げっぽ」「あたける」など、ほんの10年、20年前までは普通に使われていた言葉の解説や用例を読めば、きっと若い人たちには新鮮に映るのではないでしょうか。巻末の「方言語彙の意味の記述について」では、例えば「ズル」と「ヨゴク」の違いを明確にしているなど、新潟もんにとっても目からウロコの内容です。

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2006年6月21日 (水)

古代のロマン

會津八一 悠久の五十首」がいよいよ刊行となります。本の帯には俳優の仲代達也さんが「10年前、NHKのドキュメンタリー番組『會津八一の世界 奈良の佛たち』で八一の役を演じた私は、先生の短歌を朗詠するたびに、古代へのロマンに誘われ、その美しい言葉の響きに心が洗われる思いがしたものです。私を俳優に育ててくれた亡き小林正樹監督は會津先生の愛弟子。珠玉の歌50首に再びめぐり逢い、孫弟子はじっくりと味わいます」と書いています。この本は新潟市の寄居浜を散策する會津八一を撮った濱谷浩の有名な写真を冒頭に、巻末には珍しく呵々大笑する會津八一を小柳胖(元・新潟日報社社長、元・新潟日報事業社社長)が撮った1枚が飾られています。内容は會津八一の数多い短歌から鶴見大学の和泉久子名誉教授が選んだ奈良の歌37首、東京の歌6首、新潟の歌7首を原文、漢字かな交じり・現代かな遣い、解釈、解説で多角的に紹介しています。また斎藤茂吉ら文芸家10人が書いた「八一の歌の評論」や「會津八一の美学」、「會津八一の生涯」も興味深い内容です。6月30日には仲代達也さんを招いて新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ劇場で「會津八一没後50年記念イベント 仲代達也 座談の夕べ」が開かれます。入場料1500円ですが入場者にはこの本が全員にプレゼントされます。入場券申し込みはこちらからどうぞ。最後に八一の代表的な一首を。
おほてら の まろき はしら の つきかげを つち に ふみ つつ もの を こそ おもへ

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2006年6月20日 (火)

自然と暮らす

長野県黒姫で森の再生に取り組む作家C・W・ニコルの小説には、かつて普通に見られた日本の美しい自然が喜びに満ちた筆致で描き出されています。例えば「下枝のきれいに払われた杉木立を抜けるとすぐ、両側に段丘をなす水田地帯が開けた。小さく仕切られた棚田は自然石の石垣に支えられ、石のあいだから遅咲きの菫など、野の花が可憐な顔をのぞかせていた。灌漑の水が田のわきをちょろちょろ流れ、ところどころ銀色の布を垂らしたように、石垣にあふれて落ちていた。燕が田の上を低くかすめ飛び、畦には鶺鴒が、白と黒の尾をせわしくふって歩くのが見られた」。これは「遭敵海域」(文芸春秋社刊)の一節で、前後の脈絡から新潟県のおそらく柿崎あたりの山合いの集落をモデルにしたのではないかと考えられます。と同時に、これはかつての旧山古志の「当たり前」の風景でもあったのです。さて、団塊世代の大量リタイア時代を迎え、この世代の帰農や就農が増えると見られています。ニコルが描いているような自然のなかに身を置いて、ボロボロになった体も心も癒しながら暮らしたい、という人が増えているからです。そこまではできないけど、せめて汗をかいて自然の恵みを満喫したい、という人にまずは「新潟の家庭菜園」がお薦めです。身近な56種類の作物について栽培のコツや耕作の準備、病害虫対策などを分かりやすく解説しています。でも、まず土地を確保しなきゃね。

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2006年6月19日 (月)

カカオのチカラ

うーん、何度も得点チャンスがあっただけに悔しい。決定力不足という意味が良く分かった試合でしたね。恐らく、悔しさはクロアチアの方が数倍なんだろうと思います。PKで「いただき!」ってほとんどのクロアチア・サポは思ったはず。川口、ほんとによく止めた。今大会は各チームのキーパーがすばらしいという印象があるのは私だけですか。それにしても崖っぷちが続くわれらがサムライ・ブルー。2試合を見た印象では「おとなしすぎ」という感じが強くします。とは言ってもイタリアとか欧州勢の相変わらず暴力的なまでのアグレッシブさも、ちょっとねえ、という感じはします。スローで見れば腕をつかんで、顔を殴って、足をかけてますよね。審判はほとんど流しているけど。その点、初出場ガーナのジェントルさが印象的でした。高度な身体能力と技術をフルに発揮しながらも、ゲームの要所要所で相手プレーヤーや審判の動きに気を使っている様子が見られ、なにか風格のようなものすら漂っていました。私はブラジルより好きだなあ。決勝リーグで日本とガーナの試合が見たいなあ(って、木っ端みじんだね。きっと)。

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2006年6月17日 (土)

みんな戸惑っている

7000万円の腕時計というのを見ました。どうしてそんなに高いのか、見ただけでは分かりません(見る目がないので、すみません)。今、市販されているクルマで一番高価なのは、なんと1億6000万円!タイヤは4個だし、ハンドルもあるし、2人しか乗れないのに、どうして?…。ヒルズ族の巣窟(?)である六本木ヒルズの賃貸マンションは1ヶ月400万円とか。1年で4800万円を払い捨てるんですか(買わなきゃ当たらないジャンボ宝くじで3億円当たれば6年間は住めますけどね)…。そういったモノがこの国では平気で売られ、買われているから恐ろしい。一方で100円均一ショップは、まさにモノの花盛り。「どうしてこれが100円なんだろう」と手にとって原材料、生産加工、流通という過程(そこに携わる人々)に思いを巡らすものがたくさんあります。政府・日銀はデフレ脱却を謳っていますが、デフレとかインフレとかいうこと自体が相互に入り組んで同時多発的に作用しているのが現代の経済なのではないか、とさえ思わせられます。資本主義経済というよりも自分勝手主義経済でしょうか。こんな訳の分からない世の中に社会人として小さな船をこぎ出す若い人たち。その不安は察するにあまりあるのですが、思い詰め、自分を責めてもなんの解決にもなりません。いま自分は不安定になっている、と感じたら「窓の外は青」を読むことをお勧めします。

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2006年6月14日 (水)

空中散歩気分

グーグル・アースを知っていますか。衛星写真で世界中を見ることができる、すぐれた無料サービスです。地域によっては乗用車とバスを見分けることも可能な解像度ですが、米国防省はもっとはるかに高解像度の衛星画像でリアルタイムに世界中を監視していると思うとちょっとねえ、という感じです。それはともかく、まるで好みの場所の上空から見下ろしているような経験ができるグーグル・アース。試みに極東ロシアはカムチャツカ半島のペトロパブロフスキー・カムチャツキー市周辺を拡大して見てみたら、市の北にある飛行場には以前函館に亡命したことで有名なミグ25らしい戦闘機が10数機、無造作に並べられていました。市の南にある湾には、まるで鯨が並んでいるように潜水艦が20数隻も係留され、そのうち大きい数隻は紛れもなく戦略ミサイル搭載の原潜です。一方、サハリン対岸にあるワニノ市周辺を拡大すると、こちらの飛行場には超音速爆撃機のツポレフ・バックファイアが10数機と、日本近海によく出現する巨大なプロペラ爆撃機のツポレフ・ベアが10数機並んでいました。崩壊前の旧ソ連なら、こんな写真を持っているだけで逮捕なんてことになったかもしれません。時代は変わったんですねえ。新潟市一帯はかなり細かいものまで識別できるエリアです。万能地図をかたわらに置いての空中散歩も楽しいですよ。

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2006年6月13日 (火)

個人情報

昨日の朝刊連載「常識的!」で「奇妙な個人情報保護」という一文が掲載されました。このところ「それっ!個人情報保護だ!違反すると大変なことになるぞ」というお上の号令(恫喝)に振り回されていただけに、なにかフッと力が抜けて、同時に何となく腹が立ってきました。ちょっと前まで話題になっていた男女混合名簿の是非なんてものじゃなく、世の中から名簿そのものが消えているんですね。そういえば身近な社員名簿も消えました。本当に日常の仕事がやりにくくなっているのを実感する今日この頃だけに、病院で名前を呼べないため患者番号で呼んだらお年寄りが気づかない、なんて話は「そうだろうなあ」と納得してしまいます。「あつものに懲りてなますを吹く」もほどほどに、と言いたくなります。そういえば駐車違反の取り締まり強化もそうですが、最近の風潮はちょっと極端すぎる気がしませんか。1かゼロか、のデジタル的な思考なんでしょうか。

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2006年6月12日 (月)

地震に負けるな

6月16日が近づいてきました。若い人たちはピンと来ないでしょうが、1964年のこの日に粟島沖の日本海海底を震源とする大地震が発生し、新潟市では橋が落ち、ビルが横転したり傾いたりしたほか石油精製コンビナートが炎上するという大被害を出しました。この新潟地震は近代都市を襲った初めての大地震というありがたくない代名詞が与えられましたが、同時に都市の中心部が津波によって浸水したことは意外に知られていません。地盤の液状化現象というのも新潟地震で一躍有名になったものです。一昨年の中越大震災は、これとは対照的に中山間地を襲った直下型の大地震でした。魚沼コシヒカリや端麗辛口の地酒、紬や縮の伝統織物、世界に知られた泳ぐ宝石・錦鯉…。そうした特産名産を育んだ豊かな自然とあたたかい人情を壊されてたまるかと、新潟日報社は報道紙面と広告紙面ともに総力を挙げた地震復興キャンペーンを展開してきました。そのひとつ「With a Smile 心をひとつ ふるさと復興」の広告キャンペーンが本年度の第14回全広連広告大賞を受賞したのです。中心となった企画は1年間にわたった「黄金の稲穂」シリーズで、絵本作家の黒井健さんが描き下ろした心温まる絵にメッセージをそえて被災地へのエールとしました。また、シリーズ終了後にはこれらの絵に女優の星野知子さんが文を添え、絵本「黄金の稲穂」として当社から出版。県内のすべての小中学校に寄贈しました。ことしも被災地では早苗がすくすくと伸び始めています。黄金の稲穂が実るころには、多くの被災者の皆さんが懐かしいふるさとに帰れますように。

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2006年6月 9日 (金)

花盛り

ゴールデンウイーク終盤にこのブログで書いたプランター花壇。当社の玄関前に6つ並んで見事な花を咲かせ始めました。最近は各家庭でも外を通る人に見えるよう工夫した美しい花壇やプランターが増えましたね。数年前には大流行して、どこの家にも紫の花が溢れたサフィニア(これは商品名です)が、ちょっと見なくなったように思うのですが、やはり値段が高いせいでしょうか(まだ時期が早いかな)。いまの季節に人気があるのはポピュラーなパンジーや小輪のビオラ、ペチュニア、ベゴニアといった花たちでしょうか。手間がかからず長く花を楽しめるというのはうれしいことです。私は真夏に大輪の花を咲かせるアメリカ芙蓉が大好きなのですが…。ところで新潟日報生活面の連載「癒し誘うハーブの世界」、今朝の5回目はラベンダーです。ラベンダーと言えば北海道の富良野でしょうが、現地のライブカメラを見たらまだ土の畑状態でした。これであと1ヶ月半もすれば満開で紫の絨毯になるんでしょうか。最近では新潟でも栽培する家庭が増えているようですが、新潟の高温多湿はラベンダーの大敵。管理には気を付けましょう。県内の山で見られるウツボグサは紫の小さな花がたくさんついて、同じシソ科だけにラベンダーと似ています。「新にいがた 花の山旅」にも紹介されています。

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2006年6月 8日 (木)

シンドラーと引きこもり

続落している東証株価は8日朝、1万5000円を割り込みました。去年の12月1日以来だということです。大きく見れば米国の景気減速懸念が震源地なのでしょうが、なんかこのところの村上ファンドとかシンドラーエレベーターとか五泉市村松小の防火シャッター落下とか耐震偽装といった全般的な信頼感失墜への嫌気というのも影響しているんじゃないのか、と考えてしまいます。それはそうと、新潟日報の生活面で連載している月乃光司さんによる「心晴れたり曇ったり」が今朝で100回目となりました。東京で来年開く「エイブルハート・オンステージ」出場団体選考に出席し「僕はアルコール依存症と薬物乱用、引きこもり体験の当事者です。僕たち当事者が主体となって活動したい」と訴えたとのこと、心から声援を贈りたいものです。選ばれるといいですね。月乃さん著の「窓の外は青」はアルコール依存症からの脱出の苦闘を書いた自伝で、にいがた市民文学小説部門奨励賞受賞作品。そして「家の中のホームレス」は対人恐怖症や引きこもり、自殺未遂などの自己体験をエッセーや詩にまとめた1冊。さらに「ひきこもり―ただいま冬眠中」は月乃さんはじめ4人の引きこもり体験者が座談会形式で引きこもり体験や引きこもり脱出を語っています。どれも当事者でなければ表現できない本音の痛みや苦しみが胸を打ちます。月乃さんは心身障害者のパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」という組織に参加しているそうですが、本当に「こわれ」ているのは一体だれなんだ、と考えてしまう今日この頃です。

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2006年6月 7日 (水)

エレベーター

東京・港区の高層共同住宅で起きたエレベーター誤作動による死亡事故は、その後同じメーカーのエレベーターが各地で異常な挙動を示していたことが続々と明るみに出て、単なる不幸な偶然などではなかった疑いが濃厚になっています。
電源を切ったら最上階まで急上昇したとか、指定の階で止まらない、閉じこめられる、振動が起きるなどといった事例の数々を聞くと、一体なにが起きているのかとあきれてしまいます。高層建築が急増している昨今。特にマンションでは新潟市内でも20階クラスが相次いで建築され、住民の足は事実上エレベーターしかありません。すなわちライフラインです。エレベーターは正常に作動していてさえ、その個室性から犯罪の温床と言われ不安が多いのに、作動自体が信用できないとなったらもう大変です。事故を起こしたエレベーターを造ったシンドラーという会社は1874年にスイスで創業した世界第2位のエレベーター・メーカーだそうです。この会社のホームページで代表取締役は「この事故がエレベーターの設計や設備によるものではない事を確信している」と明言しています。また保守点検はシンドラー社からほかの会社に移っていることも公表していますが、社団法人エレベーター協会ホームページには、万一に備えたエレベーターの安全装置(建築基準法準拠)が明示されており、これに従っていれば今回のような事故は絶対に起きないはずであるだけに、このところ相次いだ企業不祥事などの際の当初の釈明と同じパターンは残念で納得いかないと感じました。

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2006年6月 5日 (月)

ふるさと再興

小千谷の牛の角突きが復旧なった小千谷闘牛場で開かれた、とテレビのニュースで見ました。失われた平凡な日常を一日も早く取り戻したい、という住民の皆さんの切望は痛いほどに分かるだけに、ひとつひとつの復興の足取りが頼もしい限りです。長岡市に合併した旧山古志でも、住民の強い要望を受けて一度は古志となった地名が11月から山古志へと変更されます。闘牛も9月からいよいよ旧山古志へ戻っての開催。建設が進む新しい小中学校でも10月末から授業が始まる予定とか。崩れてしまった山や棚田は元へ戻らないかもしれないけれど、父祖の地で再び生活できる安堵は何にも代え難いものでしょう。フェニックスのようによみがえる「日本の原風景」のムラを、いつまでも支え、守っていきたいと思います。旧山古志の住民の皆さんが、こぞって慣れない「手記」に挑戦した、いわばフェニックスの決意表明とも言える「帰ろう山古志へ」がいよいよ今月半ばには刊行の運びです。多くの方に読んでいただいて、ふるさと再興の思いを共有していただきたいと願うものです。

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2006年6月 1日 (木)

クールビズなど

昨日、東京で行われたクールビズのファッションショー(cool asia 2006)。お歴々の中にあって泉田知事の夏姿はなかなか良さげに見えました。青いジャケットと生成り(?)のシャツは小千谷縮のメンズブランドで、パンツは片貝木綿という「復興支援型クールビズ」は、機能性もテーマ性もあって大いに結構なものでした。実は私も先日、知事と同じ片貝木綿のパンツを入手しようと電話をかけたのですが「もうありません」と残念な返事。記者会見での発言で一気に話題となり、注文が殺到したらしいのです。是非、来シーズンは大量生産してください。当社もきょうから軽装奨励期間に入りました。もうちょっと気温が上がってくれないと気分が乗りませんが、地球温暖化抑制のためにできることから協力したいと思っています。ところで「人間の死亡率は100%」というフレーズにちょっとたじろぎました。考えてみれば当たり前なのですが、こうして文字にすると重いです。新刊の「新潟親鸞学会紀要第3集」のなかの「往生浄土とは何か」と題した講演採録にあったフレーズです。イラク戦争とキリスト教や、プラトンの哲学など縦横無尽の展開で、門外漢の私にも興味深い内容です。臨終は往生の終点で、信心の瞬間が往生の入り口ということだそうですが「朝に紅顔ありて夕べに白骨となる」ということを思い浮かべながら読んだことでした。

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2006年5月31日 (水)

もれなく進呈

6月30日に新潟市民芸術文化会館のりゅーとぴあ劇場で「會津八一 没後50年記念 俳優・仲代達也 座談の夕べ」が開催されます。副題は「小林正樹監督の思い出とわが俳優人生」です。仲代さんは10年前に新潟市などを舞台にしたNHKのドキュメンタリー番組「會津八一の世界 奈良の佛たち」で八一を演じました。また、仲代さんを映画「人間の条件」などで俳優に育てた故小林正樹監督(1996年没)は、早稲田大学在学中に會津八一から東洋美術を学んだ八一の弟子でした。座談会には篠田・新潟市長と神林・會津八一記念館館長が出席します。會津八一を新しい角度から浮き彫りにする興味深いイベントですので、多くの参加が期待されるところですが、なんと入場料1500円のところ、入場者には当社から近く出版する新刊「會津八一 悠久の五十首」(1260円)がもれなく「おまけ」で付くという太っ腹イベントなのです。「悠久の五十首」は編集作業のお手伝いをしていただいた新聞社OBの方からも「これほど品格のある書物は近年まれだ」と絶賛されたほどのもの。まさに失われつつある「美しい日本語」が横溢する珠玉の一冊と言えそうで、多くの方から手に取っていただきたいと願っています。

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2006年5月30日 (火)

公園を芝生に

最近、自宅近くの児童公園が非常に気になっています。昔からある公園で、おきまりの遊具とベンチ、そしてキャッチボールやサッカー遊びくらいはできるちょっとしたスペースとで構成されているのですが、周囲の植木以外に緑が皆無。それというのも毎月1回、町内会で草むしりをやって「土だけ」の公園を維持しているからです。ずっと「公園なんてそんなもの」と気にもしていなかったのですが、サッカーのアルビレックス新潟を応援するようになり、ピッチの美しい緑のじゅうたんを目にして「どうして公園が土なんだろう」と疑問に思い始めたのです。そういえば欧米へ旅行すると、公園も学校のグラウンドも、ちょっとした空き地も、ほぼ例外なく芝生や草に覆われています。知り合いの英国人は「日本の公園が土むきだしなのは見ていて悲しい」と語っていました。でも、最近では日本国内で校庭や公園を芝生にする運動が広がり始めているそうです。Jリーグ百年構想のメッセンジャー「Mr.ピッチ」も「皆さんの町には、だれもが気軽にスポーツを楽しめる場所がありますか?それは、芝生のグラウンドでしょうか?海外、とくにヨーロッパでは、そんな広場やクラブがあたりまえのようにあります。スポーツをするだけではなく、観戦したり、町の人々の交流の場にもなっています。想像してみてください。日本のあちらこちらに、芝生のグラウンドができたらどんなに素晴らしいでしょう」と訴えています。一説によると、土むき出しの広場で遊ぶ子どもは目の病気になりやすいとか。そういえば、近所の県立高校の広大な土のグラウンドでは、風の強い日に猛烈な砂嵐が巻き起こって生徒ばかりか近所の民家にも迷惑を及ぼしています。公園を芝生にしよう。密かにそう決意しているのですが、管理する新潟市はきっと「前例がない」とか言うんでしょうね。新刊の自費出版「日本の草地酪農の小史」(廣田秀憲著)を読んでいて、そんなことを連想しました。

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2006年5月29日 (月)

コッペルの勇姿

「鉄ちゃん」と呼ばれる人たちがいます。鉄は鉄道の鉄。鉄道マニアの人たちです。そんな人たちなら必携。そうでない人でも「これは懐かしい」「へえー、こんなの走ってたんだ」という内容がぎっしりなのが先日もこのブログで紹介した新刊の「新潟県の廃線を歩く 廃線の旅・駅の旅」です。第1章では、今はない8つの線区のすべての路線と駅を網羅。現在の姿も分かります。赤谷線でC11を走らせた苦労話や、蒲原鉄道の保存車両群の紹介もあります。でも、やっぱり目が釘付けになるのは懐かしい写真の数々でしょう。新潟市の白山浦の路上を走る新潟交通の電車や、煙を噴き上げて雄々しく走る頸城鉄道・コッペル2号のタブレット交換風景などは泣けてきます。第2章は県内鉄道全路線の沿線ガイドと旨いものガイドです。駅弁の数々もお楽しみください。巻末には新潟車両センター、新津運輸区、新津車両製作所、新潟市新津鉄道資料館も紹介しています。東京で山手線や総武線の新しい編成に乗ると車内のプレートに「新津車両製作所」と書いてあります。なにかうれしく、誇らしい気持ちになります。周りの人に「この電車、新潟で造っているんだぞ」と言いたくなるほどです。それにしてもあのウグイス色ラインの山手線やカナリア色ラインの総武線の出来立てピカピカの電車が、夜毎に新津車両製作所を出て東京へ疾走していくというのは想像するだけで楽しくなります。

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2006年5月24日 (水)

新潟方言や會津八一

日報夕刊の連載「手仕事 若き匠たち」の第5部が始まりました。県内各地で伝統を守る若い職人さんを掘り起こして光を当てる企画。決して華やかさはないけれど、自分がやらなければ、この技は途絶えてしまう、という危機感と使命感を抱いて日々精進する姿には頭が下がります。ヒルズ族だけではないけれど、なにか浮ついて「楽して儲ける」ことしか眼中にないような人が増えているように思える昨今、こうした地に足のついた、そして手に確かな職を持った若い人がひときわ輝いて見えるのでしょう。当社からは「手業の守人 新潟の稀少手仕事」という素晴らしい1冊が出ているのですが、残念ながら現在品切れ。もしどこかの書店で見つけたら「買い」ですよ。さて、6月の新刊予定のご紹介です。まず「帰ろう山古志へ」。旧山古志の人々がふるさとへの熱い思いを文章と写真で表現。まさに当事者ならではの真実の叫びです。「親鸞 新潟親鸞学会紀要2006年版」(新潟親鸞学会編)は県内の浄土真宗の僧侶らが派を超えて結集した研究成果。「新にいがた歴史紀行6 柏崎市・出雲崎町・刈羽村」は平成8年に発行した同名シリーズの改訂増補版です。「蒲原の暮らしのことば 新潟方言誌」(野口幸雄著)は昭和初期に使われていた単語約1300を収録。解説や言い回しも豊富に掲載しています。同じ著者で「新潟方言を探る」という1冊もあります。今、静かな方言ブームとか。これは外せないかも。「2007年度版 新潟県公立高校入試問題集」は過去3年分の問題と詳細な解答・解説付き。英語のヒアリングもネイティブを起用しています。「會津八一 悠久の五十首」(新潟市會津八一記念館編)は没後五十年の記念出版。日本語の美しさを知る一冊。「新潟 大人の遠足 春夏秋冬52コース・気まま旅」は夫婦や友人で気軽に食べ歩きや歴史探訪を楽しめるコースガイドです。どうぞお楽しみに。

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2006年5月23日 (火)

黄砂

今年の春は、なんだかすっきりしない空模様が続きます。中国大陸からの黄砂も例年以上に多いような気がして、どんよりした空を一層重苦しくしています。乱開発が進む中国では、各地の工業地帯から舞い上がる大気汚染物質が猛烈な勢いで増えていることが確実です。加えて洪水などの被害が頻発していることで地中の重金属など有害物質も流れ出し、それが乾燥してまた黄砂に混じって飛んでくると思うと、アスベストだダイオキシンだと日本国内で騒いでいるどころではなく、背筋が寒くなる思いです。日本以上に中国からの黄砂の被害が大きい韓国では、すでに重大な健康問題として注目され、外出時にはマスクが必需品になっているとか。日本でも来年あたりから花粉症なんかかわいいものに思える黄砂対策のマスクが増えるのでしょうか。さて、当社の近刊をいくつかご紹介しましょう。今月中に発刊となるのは「内なる標」(石垣健一著)「続・妻有のミルトンたち ふたたび我が輩は犬である」(関口和夫著)「日本の草地酪農の小史」(廣田秀憲著)の3冊です。「内なる」は著者初の文芸・映画評論。「続・妻有」は十日町タイムスに好評連載された辛口エッセイです。さらに6月は新刊が目白押しです。次回で紹介しますのでお楽しみに。

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2006年5月22日 (月)

新潟の本

新潟市万代の紀伊国屋書店新潟店で「おすすめ観光地・ふるさとブックフェア」が開かれています。京都新聞、神戸新聞、北海道新聞、そして新潟日報という人気観光地を抱える主要地方紙4社関連の出版社が選りすぐった書籍約500冊がずらりとそろっています。当社の出版物については県内の多くの書店でコーナーを設けていただいているので、目にされることも多いと思いますが、他県の出版物はなかなか目にする機会がありません。それがこうして手にとって見ることが出きるわけですから、本好きな方にはまたとない機会でしょう。28日までの開催ですので、ぜひお出かけになってください。また、最近ブームとなっている「自分の本」を出版したいという方を対象にした「本づくりセミナー」を先日の土曜日に新潟市内のホテルで開きました。事前に新聞紙上でご案内広告を出しましたが、たちまち予定した人数を上回るお申し込みをいただき、スタッフはうれしい悲鳴でした。新潟という地に生きる人々がこうして発信する書籍は、たとえ発行部数が少なくとも確実に後世に残っていきます。地方による、地方のための、地方の本。すでに2000冊という出版実績を持つ私たちは、これからも「新潟を文字にする」仕事に精進します。

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2006年5月19日 (金)

大和ミュージアム

呉市に昨年4月にオープンした「大和ミュージアム」(呉市海事歴史科学館)には世界最大の艦船模型である十分の一縮尺で精密に再現された戦艦「大和」があります。当初の来場者見込み年間40万人に対して初年度なんと170万人が詰めかけ「日本一熱いミュージアム」と言われています。呉海軍工廠で極秘裏に建造された世界最大の戦艦「大和」には当時のあらゆる世界水準を超える造船技術が注ぎ込まれ、特に艦首のバルバスバウ(球状船首)はその後、巨大タンカーから漁船まで世界中のあらゆる船舶で取り入れられました。こうした造船の街としての誇りを後世に残すとともに、そうした優れた作品をわずか4年で多数の人命とともに犠牲にした戦争という行為への抗議でもあるのでしょう。広島では原爆資料館・原爆ドームをはじめ江田島の旧海軍兵学校(現・海上自衛隊第一術科学校)教育参考館、そして大和ミュージアム-のどこにも多数の小中学生が団体で訪れていました。まさに戦争と人間を考える街・広島でした。翻って新潟も北朝鮮による拉致事件は戦争が尾を引いているひとつの現れです。「ドキュメント拉致」や「新潟の戦後補償」といった一冊はこうしたことを考えるよい材料になります。

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2006年5月15日 (月)

路地探検

JR越後線の白山駅を出て右側。まつだ果物店さんの横からスタートする幅1メートル足らずの路地。うっかりすると入り口を見落としてしまうほどの狭い道ですが、路地は一直線に伸びて、途中で車も通れる小路を横切りながら延長約450メートル。ゆっくり歩くと10分くらいはかかるという長大なものなのです。ひとたび足を踏み入れるとそこは異次元空間。路地の両側は新しいもの、古いものとりどりに民家がみっしりと軒を連ね、昼なお暗い空間を吹き抜ける風は夏でも汗がたちまちひっこむほど。途中には店はおろか見るべきものは皆無(ほぼすべての家は路地を背にして建っているから)ですが、食事時には「おっ、天ぷらだ」とか「ここの家、いいコーヒーを煎れている」などというにおいや音の楽しみがあります。ひたすらまっすぐ前方を見つめて歩を進めるのですが、向こうから人がきたら頃合いを見計らって上体を30度ほど斜めにしてすれ違うのがこの路地のしきたりで、そうしないと肩がぶつかります。路地をポンと抜けるとそこは車と人が行き交う市役所前。なにか一瞬タイムスリップしたような不思議な感覚が味わえます。入り口のまつだ果物店さんに「この路地はなんという名前ですか」とたずねたら「名前はないね。昔は水路だったのを埋めて舗装したんだがね。県庁があったころは何千人もここを歩いたもんだ。追い越しは禁止だよ」とのこと。「思い出ほろろん・新潟編」で古き良き新潟に逢いたくなったら、この路地を歩くことを強くお薦めします。

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2006年5月10日 (水)

新潟県公立高校入試問題集

みなさんこんにちは。一昨日は6月発行予定「新潟県公立高校入試問題集」の英語のリスニングテストを録音してきました。今回、問題文を読んでいただいた方は、スコットランドのアバディーン出身で三条在住のクリスさんとそのフィアンセのステッフさん。二人とも学生に教えているので、録音作業はスムースにはかどりました。仕事が終った後、みんなでディナーをとりながら楽しく国際交流です。

 話題の中心のひとつはフットボール。昨日スカパーでスコットランドプレミアリーグ「アバディーン対セルティック」が放送され、私が偶然見ていたのでその話題で盛り上がりました。今年は中村俊輔がセルティックへ移籍したので注目されたスコットランドプレミアリーグ。新潟県で一緒に講師をしていたクリスさんの友人は、現在故郷のグラスゴーへ戻り、セルティックに就職しプレスリリースの日本語への翻訳担当とのこと。ということは俊輔専属の担当じゃん。いやー、羨ましい。行ってみたいなぁ、グラスゴーにセルティックパーク。話を聞けば、クリスさんはアルビレックスを時々ビッグスワンで観戦するとのこと。スコットランド人がアルビレックスを応援し、新潟県人がアバディーンのチームを批評する。インターネットやCSの普及により、異国のフットボールが身近になったとつくづく実感した貴重ですてきな一日でした。

 最後に2007年新潟県公立高校入試問題集は6月に発売予定!! 男前のクリスさんと美人のステッフさんが絶妙な間合いで読む英語のリスニング問題は当社のホームページからアクセスできます。受験生のみなさん、問題集を買ってどんどんアクセスしてくださいませ。

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霧と港と

国際空港からのハイウエイをダウンタウンで下りると、すぐに街の背骨ともいえるバンネス通りです。いくつもの交差点を通り過ぎてぐんぐんと坂をのぼって、やがて下りになり、しばらく行くとロンバード通りとの大きな交差点になります。ここを右折すれば見上げるような急坂の向こう側に有名なジグザグ道路がありますが、ほとんどの車はこの交差点を左折します。左折した先にあるのはこの街の象徴であるゴールデンゲート・ブリッジです。晴れた日でも深い海霧がこの橋の下を流れる様子は、トニー・ベネットが唄う不朽の名作「アイ・レフト・マイ・ハート・イン・サンフランシスコ」そのままです(こちらの7枚目の写真参照)。先日の霧の一日、ネクスト21や高層マンションの上の方が霧の中に隠れている様子をながめながら、そんなことを思っていました。そういえば、あの「新潟ブルース」にも「今日も霧が降る 万代橋よ」というフレーズがありました。やはり港町には霧が似合うようです。一方通行の多いサンフランシスコの街を車で走り回るには、良質な地図が必需品。ふるさと新潟を見て歩くのに最適なのが「新潟地図ウオッチング」です。品切れの書店が多く、ご迷惑をおかけしましたが、間もなく増刷ができます。

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2006年5月 9日 (火)

下手うま?良寛

街や電車の中などで見かける若い女性たちの服装が、急激にエスカレートしていると感じるのは私だけでしょうか。なにがエスカレートしているかって、色づかいですよ。ちょっと前なら普段の通勤通学では絶対にあり得なかったような組み合わせ。つまり金や銀、ラメ、紫や黒の大きな柄などなど。私はこれらの服装を見て、すぐに熱帯ジャングルの毒グモを連想しました。ファッションのコンセプトが毒グモだなんて、コワイです。さて、毒グモとは対極にある静謐な世界。昨晩のNHK「美の壺」では良寛の書を取り上げていました。細くて曲がって弱々しい線のどこに魅力が秘められているのか。プロの書家をして「良寛の書を極めたらその先にはなにも残っていない」とまで言わせる書の数々を残した良寛をもっと知りたいと思った人は多いはず。当社は新潟県に生きる出版社として、良寛関係も少なからぬタイトルを世に出しています。例えば「良寛入門」と「良寛百科」はNHKの番組にも登場した加藤僖一さんの著書。「良寛坊物語」はあの相馬御風が児童向けに書いたもの。このほかにも「良寛の詩歌百選」「良寛のふるさと」といったラインナップがあります。「下手うま」といえばユーミンですが、良寛の書はそれとは次元の違う境地にあるようです。

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2006年5月 8日 (月)

自費出版

今日の新潟日報に「自費出版ブームに影」というコラムが載ってビックリ。一体どこに影があるというのか、この仕事に関わっていて自費出版を望む人が増えていこそすれ、影などどこにも、と疑念を抱きつつ記事を読みました。そして言わんとすることが分かりました。コラムを書いた出版ニュース社代表の清田さんは、先日の自費出版請負会社「碧天社」倒産で250人もの自費出版依頼者(著者)が同社にお金を払い込んだのに本が出せなくなったことだけを取り上げているのです。つまり「自費出版ブームに影」ではなくて「信用のない会社に大事な著作を預けた人々に影」なのです。考えても見てください。新潟日報にも時々県外の自費出版請負会社の広告が載りますが、碧天社のように全国で広告を出していれば大変費用がかかるのは目に見えています。出版という仕事は、広報予算を湯水のごとく費やせるほど安定的に儲かるショーバイではないのです。碧天社の「事件」を書いた「さすらいのもの書きブログ」が「一にも二にも、出版の世界について勉強するのがいちばんです。あとは、お金を払う会社の信用調査」と言うように、大事な著作を預ける相手を間違えないことがなにより大切なことでしょう。「お前のところは大丈夫か」って?胸を張って答えましょう「身の丈で仕事をして半世紀余、同じ県民の皆さんに迷惑をかけることは絶対ありません」と。長年続けてきた自費出版セミナーのほかに、これからは新たにお近くのNIC・新潟日報販売店での自費出版相談会も始めます。どうぞお気軽にご相談ください。その前に「自費出版を楽しむ」を読んであなただけの本をどのような形で世に出すか、考えてみてください。

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2006年5月 6日 (土)

あと1日

大型連休もいよいよ終盤。テレビは相も変わらぬUターンラッシュのニュースを、さも珍しいことのようにまがまがしく吹聴していますが、どうしてこういうステロタイプの報道(とは言えないか?)がいつまでも反省なく続くのだろうと情けなくなります。さて、自分自身、この連休に何をしたかと振り返ってみると、自宅外壁のリペイント(昨年のGWに2面をやり、今回残り2面が完了)とゴルフ、そして今日はちょっと園芸ごっこをしました。リペイントは専門業者に頼めば手早くきれいにやってくれますが、見積もりは100万円以上!自分でやれば手間はかかるけど費用は10分の1です。園芸の方はプランター7個に一株78円のペチュニアやベゴニア、マリーゴールドを30株ほど植えました。梅雨時くらいからだんだん美しくなっていくでしょう。家庭園芸に役立つのが「新潟の園芸」です。たくさんの植物の紹介のほか、とても勉強になる鉢花園芸の基礎知識もあります。

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2006年5月 2日 (火)

ロコモコと茶豆

みなさん、良い連休をお過ごしですか。私は昨日、雨の中でゴルフをしてきました。このGWは概ね天気がいいという予報なのに、日頃の行いが悪いせいでしょうか。今ごろ、ハワイの青い空と海、心地よい貿易風に身をゆだねてマイタイでも飲んでいる日本人が、きっと38万3892人くらい(デタラメです)いるんだろうなあ、と思うとうらやましいです。でも、自分の経験で言うとハワイの人気ジャンク・フーズであるロコモコスパムむすびも、なんじゃいというくらいおいしくなかった。と言うかあんなもんなら別にハワイで食べる必然性がないなって感じでした。そこへ行くと(と、例によって強引な引っ張りですが)わが新潟の「うんめもん」は本当に新潟ならではの絶品揃いですね。で、もってこの連休に新潟へ知人友人を迎えている方におすすめの1冊が「新にいがた味の100選」です。恥ずかしながらこの私、生粋の新潟県民でありながら、これほどうまそうなものが県内にあったのか、と驚愕した内容です。もちろん有名どころである「黒埼茶豆」とか「沢根だんご」「栃尾の油揚げ」くらいなら知ってましたが「鶴の卵」とか「巻のからし巻」なんて食べたことありますか?そんな逸品がずらりと100も。これさえあればおもてなしにも、おみやげにも困りません。なによりちょっとドライブの楽しみが増えるというものでしょう。

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2006年5月 1日 (月)

増刷しました!

みなさんこんにちは。昨年の11月に出版された『子どものことばと心の発達』の在庫がなくなり、この度めでたく増刷となりました!! 編集者にとって「増刷」という2文字はとても嬉しいものであります。この本は、最初著者の錦織先生との打ち合わせでは、赤ちゃんをもつ若いご両親に読んでいただきたいと思い企画しました。実際、平易な表現とイラストを多く使って1冊にまとめました。しかし、実際の販売状況は保育士さんや保健師さんなど、プロとして現場で働いている方々の副読本として読まれています。つまり、読者層の読みは見事に外れたけれど、結果として予想より売れたということです。何か空振り三振なんだけど結果的にふり逃げで出塁したバッターみたいで多少ばつが悪いですが、結果オーライであります。これからも「ふり逃げ編集者」として、ふり逃げとポテンヒットで出塁率を高めていきたいものであります。

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2006年4月29日 (土)

連休突入!

いよいよゴールデンウイーク突入!ことしは正真正銘の大型連休なので、海外へ脱出組も大幅増加とか。でも、少しのんびりと日頃の疲れを落として、家族サービスもして、という方も多いのでは。そんなみなさんにお勧めします。まずは小さいお子さんがいるファミリー向けのガイドブック。「お出かけ大好き ファミリー遊び場ガイド」はすっかりおなじみとなった定番の1冊。ちょっとアクティブにというなら「佐渡・新潟ファミリーアウトドア」でしょう。うんと手軽に楽しめるのが「にいがた公園大好き!」。そして幼児食やアレルギー対策にも気を使った「お泊まり大好き!」も安心の1冊です。やっぱり新緑を愛でながら温泉でしょう、というなら「いやしの湯宿」がお勧め。姉妹編で「あじわいの湯宿 新 秘湯名湯」「憧れの湯宿、旅宿」ともども、それぞれに特徴ある湯宿を厳選して紹介しています。ちょこっとでいいよ、という方には新潟のベストセラーで、一家に一冊の「改訂5版 新潟ぶらり日帰り立ち寄り湯」が超便利。あわせて「南東北 ぶらり日帰り立ち寄り湯」「北陸 ぶらり日帰り立ち寄り湯」があれば、もう無敵の日帰り湯評論家になれます。それでは良い連休を。

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2006年4月28日 (金)

馬の耳に念仏

毎日の通勤電車で気分を害することが多い今日この頃であります。ホームにあぐらをかいて飲食する女子!高校生たち。発車が遅れることを承知でだらだらと乗り降りする学生たち。ところ構わず鏡をのぞいて化粧する女性たち。そしてなによりも腹立たしいのが、どんなに車内が混んでいようとも自分の横の座席に荷物を置いたり、大股広げて空席を座れなくしている奴らです。最近特に多いと思うのは大きなバッグを座席に置いて、一心不乱に化粧し続ける一見美女や、生活習慣病と思われる肥満体で1.5人分くらいのスペースを占領して居眠り(寝たふり?)する若者です。どんなに最新のファッションに身を包み、美しく化粧しようとも心はブスですよね。肥満はあなた自身の健康を脅かしているのだから、せめて電車の中では立っている方が身のためですよね。などと胸の内では叫んでいるのですが、通じるはずもありません(一度、女性に注意したらものすごい目でにらまれて、汚い言葉を浴びせられました)。こういう人たちは恥ずかしいとか迷惑をかけるとかいう概念が完全に欠落しているようです。新潟大学ブックレット「これからの教育に必要なこと」にはヒントがたくさんあります。ムカムカしたら気分転換に最適なのは「心に残るいい話・第2集」や「知性は美しい」「知性は人間力」などでしょうか。「子どもに伝える32のことわざ」は親と教師に贈る、という副題が付いています。「三つ子の魂百まで」「子は親を映す鏡」「雑草はすぐに伸びる」などなど考えさせられるのですが、最後は「馬の耳に念仏」なんでしょうか。ヤレヤレ。

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2006年4月27日 (木)

三吉屋つづき

きのう書いた「三吉屋」さんのカップめん。Yahooのブログ検索で見たら、ずいぶん話題になっているんですね。まだ西堀通りの中央に堀が流れていたころ、現在の場所の近くで屋台を出したのが始まりという「三吉屋」のことは「新潟・下越・県央ラーメン道楽」で読んでほしいのですが、この本にはほかにも古町の老舗中華料理店だった「保盛軒」(いまは新興住宅街のときめきに移転)の定番ラーメンや、なんと日本そばでは新潟一古いという「山文」がラーメンも出していたことなど、面白いラーメン話がたくさんあります。先日、飲食店関係の方から聞いた話ですが、最近の「行列ができるラーメン店」について「とてもあんな真似はできない。商売にならないし体も持たない」と驚き、あきれていました。若い店主が多い、こうしたラーメン店では、よそにない究極の味を求めて、従来の飲食店の常識では考えられないような高級な食材や希少調味料をふんだんに使っていて「とても1杯600円とか700円とかで出せるはずがない」ものなのだそうです。「しかもスープの味を守るため、夜もろくに寝ないで番をしている。あれは商売じゃなくて趣味の世界ですね」というのですから、そうしたラーメンを食べる方には、なんともぜいたくでうれしい話です。優れた食材という点では新潟は全国に誇るものをたくさん持っています。「新潟発『食べる』」は、そうした食材の開発から食べるまでを新潟の視点で解説しています。また、冬寒い新潟は鍋の宝庫でもあります。「優れもの鍋」にとりあげたようなゴックンものの鍋の味を取り入れたラーメンなんかもあっていいような、そんな気がします。

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2006年4月26日 (水)

新潟ラーメン

通りがかったコンビニの店内に老舗ラーメン店「三吉屋」のノレンが下がっているのが見えてびっくりしました。なんでも、このコンビニ・チェーンが独自に開発したカップめんで「三吉屋」の味を再現して売り出したんだとか。すでに新潟の行列ができるラーメン店最右翼といわれる「吉相」もカップめんになったそうで、手軽というか何というか、複雑な気分ではあります。「三吉屋」は言うまでもない新潟ラーメンの老舗で、ちょっと前までは新潟ラーメンとはここのように魚の煮干しで取ったあっさりスープでした。ところがいつの間にか日本中のあらゆる味が競い合う「るつぼ」状態になっています。「三吉屋」が靴屋の屋台からラーメンに転業したあたりのことは「新潟・下越・県央ラーメン道楽」でご主人がくわしく語っています。ほかにも新潟ラーメンの系譜をたどる貴重な話がぎっしりで、ラーメンファンなら必読です。また長らくベストセラーを続けている「新潟ラーメン食べ歩き」は239店をぎっしりと紹介。見ているだけで楽しくなります。

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2006年4月25日 (火)

尼崎、お台場、高田馬場

JR山手線の線路隆起事故は奇しくもJR史上最悪となったJR福知山線事故から1年の日の前日に起きました。ここまでにJR羽越線特急の横風脱線事故や「ゆりかもめ」車輪脱落事故など、このところ相次ぐ事故に軌道事業者は気が気でない日々が続いています。それにしても、私が毎日通勤に使っているJR越後線の無ダイヤ状態はどうしたもんでしょう。確かに安全第一なのですが、定刻通りの運転はこの1年で数えるほどです。たいがいは3分から5分程度の遅れですが、ちょっと風が吹いたり、雨が降ったり、雪だったりすると、平気で運休です。少し前まで日本の国鉄はダイヤの正確さを世界に誇っていましたが、いまや解放前の旧共産圏並でしょうか。そういえば「SLがゆく中国辺境の旅」は、そんな古き良き時代の鉄道の空気がいっぱい感じられる1冊です。そして、これは残念ながら絶版になってしまいましたが「写真集・終着駅(蒲原鉄道電車線の77年)」という素晴らしい写真集もありました。今、編集作業が大詰めに差し掛かっている「廃線を歩く」(仮題)も、きっと鉄道ファンの心を捕らえる1冊になるでしょう。

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2006年4月24日 (月)

これはビョーキです

予想が的中!やっぱりわれらがアルビレックス新潟は勝てないチームに勝利をプレゼントして回るサンタクロースでした。どうしてああなんでしょうか。名古屋戦なんかを見ていると、かなりドタバタしながらも果敢に攻めることができているし、ズルズル下がる悪い癖は残っているものの、何とか守りきることもできるのに。やっぱり何かい、ホームで4万人近い声援がないとヤル気が出ないのかい、と言いたくなるというものです。これは一種の病気かもしれません。そこで強引なこじつけではありますがブックレット新潟大学のシリーズから、今のアルビに参考になりそうな(?)本をご紹介。「新潟に多い病気」には「新潟で注目されている感染症」など、ちょっと気になる内容がありますが「弱いチームに優しくなる病気」はありませんね、ヤッパリ。「最新医療のはなし」には「スポーツ障害」の説明がありますので、これはエジミウソンもファビーニョも読んで欲しいですね。そして「脳の神秘と疑問」です。まあ、人間の脳の仕組みや働きにはまだまだ解明すべき点が多々あるようで、アルビの「変なときに負けちゃう病」も今後の研究に期待するということでしょうか???

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2006年4月21日 (金)

プラーカ2

新潟駅南口で長らく閉鎖されていたプラーカ2棟のうちプラーカ2がようやく10月にリニューアル・オープンするそうです。新潟市屈指のトレンディ・ゾーンであるけやき通りの「へそ」ともいうべき施設であり、行き交う若者やアルビのホーム戦に訪れてシャトルバスに乗る県外客にも、あの閉鎖された巨大ビルは残念な姿だっただけに。ホッとひと安心ですね。「新潟タウンナビ」でも次の改訂版では新生プラーカが登場することでしょう。1985年にプラーカ1、2、3が同時オープンした時は、それはものすごい人出でした。プラーカ1地下のギリシャ広場から広大な吹き抜けを縫って昇るエスカレーターがおしゃれで、3棟が地下でつながっているのも便利でした。オープン当日のにぎわいは「新潟日報で見るふるさとの百年」に写真付きで掲載されています。なんと物販138店に飲食27店、サービスが11店もテナントとして入っていたんですね。プラーカ2の上の方の階には雷が鳴ってスコールが降ってくる南国調のレストランがあったのを覚えています。「ふるさとの百年」のプラーカ開店の同じページには関越自動車道全通の記事が、その1ページ前には田中角栄元首相が入院の記事が載っています。時代が音を立てて動いていたころでした。

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2006年4月20日 (木)

一衣帯水

また日本と韓国の関係がぎくしゃくしてきました。「冬ソナ」をはじめとする韓国ブームに日本中がわいたり、日本の芸能が韓国で解禁になったりと、ようやくいいムードが広がり、そこへ横田めぐみさん拉致事件に関連して、めぐみさんの夫が韓国から拉致された金英夫さんらしいということで、韓国初の女性首相が「調査・解明に最善を尽くす」と表明したりで、両国の関係改善に期待していたのですが残念なことです。今回の騒動の原因は日本の海上保安庁測量船が竹島(韓国名・独島)近海を含む日本海(韓国名・東海)一帯で海図作製のための海底地形調査を行うと国際水路機構に届け出たこと。日本は竹島が日本固有の領土であり、調査海域は日本の排他的経済水域だとしていますが、韓国は現在独島に軍を常駐させて事実上の実効支配(かつては島根県に属し、日本が実効支配していた)をしており、周辺海域は韓国の排他的経済水域だとして測量船が水域に入れば拿捕も辞さないと強硬な姿勢を見せています。韓国のこの島への執着は相当なもので、最近就役した韓国海軍最大の事実上の空母は「独島」と命名されました。歴史上こうした状況は戦争に発展する一歩前の危険な段階ですが、日本政府は「粛々と調査を行う」と繰り返すのみ。韓国は現在も北朝鮮との間で戦争状態を継続している、いわば戦時中の国家なので必要とあれば交戦を指令することをためらわないでしょうが、日本は憲法で「国権の発動たる戦争の放棄」をうたっており、うかつなことはできません。もっとも、先の日本海における北朝鮮工作船との「交戦」実績があるので「警察行動」としての「交戦」はあり得るのでしょうか。いずれにしても、そんなことになったら大変です。ここはひとつ、双方が一歩ずつ退いて冷却期間をおいてほしいものです。

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2006年4月19日 (水)

帰ろう山古志へ

中越大震災関連の出版は多岐にわたっています。すでにご紹介した「山の子たちの中越大震災」や「よみがえれ!大地」「復興へ中越地震」「新潟日報の168時間」「10.23新潟県中越地震 1年の記録」などは書店でお求めいただけますが、新たに旧山古志村の住民の皆さんによる旧山古志村への思いを手記と写真でつづった「帰ろう山古志へ」(仮題)が間もなく出版にこぎ着けます。日本の原風景といわれた美しくも厳しい山古志のすべてを愛する住民のみなさんの熱く、強い思いが伝わる1冊になるでしょう。旧山古志村長で長岡市復興管理監として奔走した長島忠美・衆院議員からも一文を寄せていただきました。あの棚田と錦鯉と闘牛の里が力強くよみがえることを祈りつつ、編集作業はいま大詰めです。

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2006年4月18日 (火)

古さの価値

最近、自宅の近所で外壁の塗り直しをする家が続出しています。足場を組んで、結構大がかりな仕事なので費用の方もかなりだろうと思います。どの家も概ね新築から10年くらいというのが共通点で、だいたいこれくらいで外壁の色が褪せてきたり、傷や汚れが目立ったりしているのでリフォーム業者がセールスをかけているのでしょう。でも、先日のテレビで見たヨーロッパの街では、自宅の外壁や屋根のメンテナンスは自分でこつこつとやるのが当たり前、と言っていました。傷や汚れに気づいたらすぐに補修すれば、家はいつまでもきれいに保つことができるものです。それなのに私たち日本人の多くは、家は建てたらそれっきりで、放っておくケースが多いようですね。大がかりなリフォームは専門業者に頼めばすばらしい仕上がりが期待できます。しかし、ちょっとした日常のメンテナンスくらいは自分でやれるはずです。先日、大型のホームセンターへ行ってびっくり。家を1軒建てるのに必要なあらゆるものが売っているのです。ノウハウはインターネットでいくらでも入手できます。古いものをいつまでも大切に使っていれば、それはどんどん価値を増していくのではないでしょうか。まだ十分に使えた素晴らしい昭和の建築・旧県庁本館をあっさりと壊したようなことを繰り返したくないものです。

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2006年4月17日 (月)

ゆりかもめ

東京・お台場の「ゆりかもめ」が車輪脱落で3日間全面ストップした事故。このところ相次いでいる大型トラックや航空機、高速鉄道、高速船などの事故と相通ずるものを感じるのは私だけではないだろう。本来、極めて高度なテクノロジーの集積体であって、日常的に綿密なメンテナンスをしなければ安定的な稼働を望み得ないようなこうした新種の交通機関について、それが普及するほどにメンテナンスに関してはまるで自転車か原チャリなみの注意しか払われていないのが、こうした事故を引き起こしているのではないか。本来、こうした新種の高度な交通機関には膨大なメンテナンスパワーが必要なのに、慢心が人員削減という形で現れているのではないか、と心配になる。「ゆりかもめ」は2001年に会社更生法適用を申請して倒産した老舗企業・新潟鉄工の製品だけに、新潟県民としては無関心でいられない。現在、この新交通システム部門は石川島播磨重工の傘下で新潟トランシスという会社が引き継いでいるが、是非とも日本一乗客数の多い新交通システムの信頼回復を急いでほしい。大江戸温泉も、ライブドア騒ぎで脚光を浴びたあのテレビ局も、東京ビッグサイトも「ゆりかもめ」が生命線なんだから。で、関係の本を探したんですがないんです。苦し紛れですが「思い出ほろろん・新潟編」に1枚だけ新潟鉄工大山工場(鉄道車両部門・「ゆりかもめ」も製造)のかつての姿が空撮写真で残っていました。そして「新潟日報でみるふるさとの百年」には、新潟鉄工が負債総額2270億円で更正法適用申請の記事が掲載されています。

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2006年4月14日 (金)

万能地図

お待たせしました。数年がかりで編集作業を続けてきた「新潟県万能地図」が、いよいよ出来上がってきました。書店店頭には今週末から並ぶはずですので、手にとってみてください。実は当社ホームページや携帯サイトのほか、本社社屋にも大きく「4月刊行」をうたっていたため、4月に入ってからは問い合わせが増えていました。特にタクシーの運転手さんには待望の一冊ということで、会社の前でタクシーを降りようとすると「万能地図はまだ買えませんか?」と聞かれたり、なかにはわざわざ当社にタクシーを乗り付けて現金を手に「ください」と駆け込んでくる運転手さんもいたほどです。では、なにがそんなに待たれていたのか。まず、平成の大合併に対応し、新旧の市町村が一目でわかる工夫がされていること。地図だけでなく地名索引も完備しているので、例えばNHKの天気予報でいきなり登場して多くの家庭が「どこだろう?」と首を傾げた「小戸下組」なんかも(索引では小戸上組が載っていますが)すぐに旧新津市の「花夢里にいつ」のそばだということが分かります。なによりも合併後の市町村を基本的に自治体単位で見開きにまとめているため見やすく、分かりやすいのが特徴。それを補完する拡大図や市街図では地元出版社ならではの足で調べた情報が満載。「あそこのコンビニが載ってる」「そこの小児科医院もある」「あの日帰り温泉はここか」「このレストランへはこう行けばいいんだ」など、カーナビでは真似のできない「ぱっとひと目で地理が把握できる」快感を味わえます。

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2006年4月13日 (木)

春あでやかに

あっという間に桜が見頃になりました。北国の春はある日突然やって来る、というのを実感した昨日の暖かさでしたね。歌にもあるように「梅も桜もみな開く」というこのあでやかで、はかない風情は南の地方では味わえないものでしょう。あでやかといえば、先日ある宴席で新潟の古町芸妓全員がそろった様子を目にして感動しました。最盛期に比べれば芸妓の数は激減しているそうですが、それでも若い女性たちが伝統を引き継ごうと相次いで「就職」(?)していて、あでやかな振り袖さんが増えていくのはうれしいことです。そんな歴史と伝統の世界を親しみやすい聞き書きでつづった「新潟芸妓の世界」は一読をお薦めしたい一冊です。厳しい芸事の修行に明け暮れ、格式の高さでは京都・祇園に比肩し、東京なんか足下にも及ばない、という新潟芸妓にエールを贈りたいものです。花に踊りとくれば、やっぱりお酒でしょう。ということで新潟の地酒について楽しみながら学べる一冊が「端麗の人」。そして「越後杜氏と酒蔵生活」です。「新にいがた地酒王国」は主要な地酒を紹介しています。新潟の地酒は最近まで108蔵といわれましたが、このところ廃業・休業が相次いで100を大きく切る状況。ちょっと残念な状況ですが、実力もブランド・バリューも依然として抜群ですから大いに飲んで、大いにPRしましょう。

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2006年4月12日 (水)

秋艸道人

ようやく新潟市の桜が開花。春ですねえ。きのう會津八一記念館へ特別展「街のなかの會津八一」を見に行ってきましたが、記念館わきの桜はもう5分咲きくらいでした。この展覧は新潟県内の身近なところに残る會津八一の足跡を集めたもの。見慣れたお菓子の大阪屋さんのあの文字や、アルビレックス新潟のユニホームでもおなじみになった新潟日報の題字、お茶の浅川園、そばのやま文などなど、へーっと言うこと間違いないので是非ご覧ください。なかでも興味深かったのは新潟交通との深い関わり。聴いたことはないけど新潟交通の社歌を作詞したそうで、しかしそのどこにも「新潟交通」というフレーズが出てこないのが、やはり會津八一らしいということでしょうか。「會津八一のいしぶみ」とか「會津八一逸話集」を片手にこの展覧を見れば、一段とこの気難しかった新潟市名誉市民の面影が身近に感じられるでしょう。

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2006年4月11日 (火)

パリは燃えているか

あわや革命の瀬戸際か、と世界中を驚かせたフランス全土の若者によるデモ。ドビルパン首相が若者雇用策として打ち出した「初期雇用契約」を撤回してどうやら収束の方向とか。なにしろ革命の本場、一つ間違えば一気に火が燃え広がる可能性は十分にあっただけに、フランス政府も苦渋の選択というところでしょうか。小泉首相なら「感動したっ!もとい、びっくりしたっ!」とかいいながらごまかすんでしょうか。あの美しい永遠の都が「パリは燃えているか」なんてことになったら悲しい。でも、フランスやパリに関係する本なんて地方の出版社で出してるの?とお思いでしょうが、あるんですね、これが。ひとつは「CI VEDIAMO パリでまた逢おう」。新潟市在住の写真家ジャン・フランソワ・ゲリーさんが母親の死で新潟からソウル経由、パリを往復した際のスナップ写真をまとめたもの。何の説明もない写真の1枚1枚が、実に多くのことを語りかけてくる、それはまるで映画のワンシーンのようだ、と評されています。同じ著者で「旅の虫」というモノクロ写真エセーも秀逸。「添乗員の独り言」はベテラン添乗員ならではの海外こぼれ話集。これから海外へ出かける人も、すでに多くの国を旅した人も、それぞれに読んで楽しい内容です。今年のGWは空前の出国ラッシュが予想されるとか。新潟発着もようやくいろんなツアーが出てきたし、ひとついかがですか。

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2006年4月10日 (月)

美しい季節

ゴルフの第70回マスターズ・トーナメントは最終日に猛チャージしたフィル・ミケルソンが2年ぶり2回目の優勝を果たしました。ミケルソン優勝の感動的なシーンは通勤電車の中、ワンセグで見ていましたが、やっぱりデジタル放送は画質がすごい。あんな小さい画面でもボールがちゃんと見えています。これまでNHKのBS2でPGAツアーを見ていましたが、とにかくひどい画質でボールがどこにあるのかも分からない始末。今にして思えばよくあんな放送を我慢していたものです。それはともかく、マスターズの行われるオーガスタ・インターナショナルのコースは本当に美しいですね。緑と水と花。夢のようなコースは入念な手入れがもたらすものです。なんでも一般(といっても限られた人たちですが)がプレーできるのは1年のうち数ヶ月のみで、あとは閉鎖してひたすら芝の養生に専念するとか。でも、あんなため息の出るような景色は新潟県にはいくらでもあります。「にいがた絶景との出会い 海・川風景」や「松代・松之山の原風景 棚田」で、その一端を味わってください。これから新潟県の山間部は1年で一番美しい季節に入ります。

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2006年4月 7日 (金)

温泉あれこれ

今日から新潟日報で新連載「なごみの湯求めて」が始まった。新潟市の温泉愛好家・島崎弘さんが、全国の「いい湯」を探して旅した記録だ。第1回目は北海道は知床半島のカムイワッカの滝。なんかものすごくワイルドで、これでなごむんだろうかと心配になるが、行った人にしか分からない魅力があるのだろう。温泉といえば前回もちょっと紹介した「ぶらり日帰り立ち寄り湯」は実は新潟の隠れたベストセラーだ。現在書店に並んでいるのは改訂第5版。初版はなんと1995年に出ているから、もう10年以上も新潟の日帰り温泉愛好家のバイブルとして親しまれていることになる。日帰り温泉の魅力は、なんと言っても気楽なこと。ちょっと時間が空いたら手ぶらで立ち寄って、特徴あるお湯を楽しめる。最近の施設は設備もすばらしい。最近行った新潟市(旧岩室村)の「多宝温泉だいろの湯」はびっくりするほどの大きな施設で、道路脇にそびえ立つ温泉やぐらで地下1200mから豊かな温泉が自噴している。大露天風呂はすばらしかったけど、洗い場がちょっと手狭。飲食施設はおそらくほかに例を見ない規模。「安田温泉保養センターやすらぎ」(阿賀野市=旧安田町)は安田瓦かなにかの工場を改装しただけあって明るくて広々していた。気を付けたいのは「みかぐら荘」(阿賀町=旧上川村)。河原の風情ある露天風呂には本館から川の上を橋で渡って行くのだが、脱衣場から橋への通路があるため、うっかりすると裸で橋を渡ってしまう。向こうから女性グループでも渡ってきたらエラいことになる。露天風呂にも脱衣所があるので、橋は着衣で渡ること。やっぱり温泉はいいなあ。

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2006年4月 6日 (木)

新社会人に贈る(その3)

新社会人に贈る第3弾は、疲れたとき読む本。疲れることやメゲることがいっぱい転がっているのが実社会。でも、みんなその中でがんばって「自分流」を見つけだしている。「あー、もうヤダ」と思ったら、まず「蒼き戦士」がお奨め。新潟のビッグスワンで、もう一つのワールドカップを成し遂げたCP(脳性まひ者)サッカー選手・大橋圭介の物語。「障害は個性だ」と言い切って、ボールに青春を賭けるケイの生きざまは、きっと疲れたキミに勇気をくれる。もっと現実的に疲れをいやしたいというなら「いやしの湯宿」と「新潟ぶらり日帰り立ち寄り湯」がいい。前者は新潟と近県の温泉宿をテーマ別に紹介。後者は県内140の日帰り湯を網羅している。「新潟・長野サイクリングコースガイド」や「新潟県の森林ガイド」「新・新潟ウォーキングガイド」も自然を満喫してストレスを解消するのに役立つ。「新潟の海釣り」「新・新潟の渓流と釣り」は釣りファンなら必携だ。そして腹が減っては戦はできぬ。「ラーメン道楽」で新潟ラーメンを極めて明日からまたバリバリと働こう。

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2006年4月 5日 (水)

新社会人に贈る(その2)

フレッシュマンに読んでほしい本の第2弾です。今回はお勉強バージョンでまいりましょう。社会人としてまず直面するのはさまざまな書類や文書の製作でしょう。学生時代のお気楽なメールとはぜーんぜん違いますから覚悟してください。大事なことは①ルールに則っていること②伝えたいことがきちんと書かれていること③分かりやすく簡潔であること-でしょうか。そこで役立つのが「気らくに文章教室」です。本県を代表する作家のひとりとして活躍し「ひとの文章におせっかいをやくのが大好き」という杉みき子さんが自分自身の経験にもとづいて懇切丁寧に「指導」してくれます。企画会議というのも待ちかまえているでしょう。多くの企業ではフレッシュマンに新しい感性での企画案を期待しています。これに応えないわけにはいきませんね。そこで読んでほしいのが「アイデアはこうつくる」。独創的な企画塾を主宰する岩田桂さんが「ピンクチラシはアイデアの宝庫」など、思わず「えっ」と言う内容満載。「にいがたビジネス物語」は新潟県でひとつの企業を経営するシミュレーション。これは新潟大学ブックレットというシリーズの1冊で、本当は大学の講義などで使う本だけれど、フレッシュマンが読めば視野が広がること請け合い。最後に、やっぱり大事なのは健康だよね、ということで「身近な健康」をお奨めします。身近な生活習慣を見直そうという、身に覚えのある人にはドッキリものの内容です。

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2006年4月 4日 (火)

新社会人に贈る(その1)

4月。フレッシュマンの季節だ。わが社にも初々しい顔が仲間入りした。早速、研修だとか先輩との飲み会だとか忙しいが、それもこれも一日も早く社会人として独り立ちしてほしいという先輩の思いやりなのだから、がんばって付いて行こう。フレッシュマンのなかには県外出身などで新潟をよく知らない人も多い。そうした人に是非とも読んでおいてほしいものをピックアップしてみた。なにしろ本の数が多いので、ジャンル別に3回に分けて書くことにする。
まず、新潟を知るため最低限これだけは、という本。何と言ってもまず必要なのは地理の知識。これがないと動けない。そこで役立つのが「新潟 地図ウオッチング」だ。新潟県を109のエリアに分け、それぞれに地図とエリアの概要やポイントガイドがあってこれ1冊で新潟県が分かる優れもの。それから新潟市の3大ダウンタウンや郊外大型店のショッピング・グルメ情報を網羅して新潟デビューに欠かせないのが「新潟タウンナビ」。地理の次にはそもそも新潟とは、の知識。「新潟県365日事典」は、よくも調べたと感心する新潟学の宝庫。例えば4月1日の項には新潟市誕生(1889年)とか新潟県と関東が鉄道で直結(1893年)などが詳しく説明してある。「新潟のはてな」は新聞社の新潟支局員が県外人の目で見た新潟のナゾを面白くまとめた。例えばフリスビードッグはなぜ新潟が発祥の地か、とかポッポ焼きってなに?など。最後に、これは本当に必携だと思うのが「新潟県の葬儀と法要」だ。いつ直面するか分からないのが葬礼。社会人として失礼のないように、新潟県独自の習慣も織り込んでていねいに解説した1冊で、これさえあればあわてないですむ。

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2006年4月 2日 (日)

エジの復帰を切望

広島と引き分けた。終了間際のPKで1点献上なんて。ホームなんだから、これじゃ大方のサポーターは納得しないだろう。このところ出足不調なチームに勝ち点(初勝利)をプレゼントして回っているサンタクロースみたいなわれらがアルビ。それにしてもエジミウソンもファビーニョも出ていない。中原と矢野の2トップ、と言われても、なんかアルビじゃないみたいで落ち着かないのは私だけか。反町前監督が去って、アルビのひとつの時代が終わった(この辺は「熱戦の軌跡」で再確認を)わけだけど、相手の控えに木寺や優作がいるからって、動揺なんかしちゃいけないよ。って言うか、動揺しちゃいけないのはサポーターの方かな。スターティング・メンバーに「?」と感じることが多い人は、アルビ・サポ必携の公式ハンドブックを見てくださいね。次節はJ2から昇格してきて勢いがいい甲府。「信玄に負けるな」と「毘」のノボリでも押し立てて行きますか。

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2006年3月31日 (金)

昭和と帽子

「3丁目の夕陽」でなにやら昭和ブームがまたぞろ盛り上がりを見せている。すでに昭和がセピア色の世界にあるというのは、実はとっくに分かっていたことで、当社ではいち早く昭和回顧ものを多数出版してある。中でも写真集の「思い出ほろろん」シリーズ(新潟編新津編村上編 *新発田編は絶版)や、桜井進一さんの「新潟あの日の街角」「ガキ大将がいた街」などは、まさに夕陽ものの先取りだったと思う。そして、新潟日報で連載し好評を博した玉井一利さんの「おもかげ・にいがた 昭和グラフィティ」はこれにとどめをさす1冊だ。それにしても、こうした本でかつての街を思い出してみると、なんといろんなものを捨ててきたのか、と胸が張り裂けるような思いにとらわれる。閑話休題。寒かったこの冬、思い切って帽子をかぶって通勤した。昔懐かしいソフトだ。暖かいけどちょっと恥ずかしかった。だが、そのうちに駅でソフト仲間が増えているのに気が付いて大いに安心した。「思い出…」とか「街角」の写真を見ていると、どうやら昭和30年代の中頃までは、結構ソフトをかぶっている人がいたのに、40年代になると見事にいなくなったことが分かる。ドウシテダロウ。そういえば昭和天皇はいつもソフトをかぶっていたように思うけど、今の天皇はあまりかぶった姿を見たことがないなあ。

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古民家再生

古町十字路に偉容を現した調理・製菓専門学校のビル1階には飲食店ができるそうで、その店内装飾は古民家の廃材を利用したものだとか。古民家再生と言えばカールベンクスさん。テレビなどでも何度も紹介されて、すっかり有名になったが、この飲食店の店内装飾にも彼が関わっているという。カールベンクスさんといえば、やはりカーブドッチ・ワイナリーの中のレストラン「薪小屋」を抜きには語れないだろう。鮮やかな紅色の外壁と黒い石貼りの大屋根。店内に入ると広大な吹き抜けを縦横に走る太くて黒ずんだ梁。古い材料とドイツの機能的な建材を見事に組み合わせた傑作建築といえる。古民家の美しさを味わうなら、早津剛さんの「四季 雪国の民家」とか「雪国の民家 魚沼」がいい。美しい自然、厳しい自然の中で凛としてたたずむ民家の姿をあたたかく描ききっている。最近の住宅建築にも、こうした古民家風とか個性的なものが増えてきているようで、新しい分譲地に次々に姿を現す新築住宅を眺めるのも楽しい。

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2006年3月30日 (木)

通勤電車の涙

私にとって通勤電車の中は読書の大事な時間だ。わずか30分足らずだが、集中できるのがいい。本には必ずブックカバー(ビニール製、しおり付き)を愛用している。ささやかな個人情報保護だ。先日、新しい本が手元に届き、電車の中で読んだ。うかつであった。涙がとまらない。あくびをする振りをして目を拭ったり、大変だった。本のタイトルは「よみがえれ大地」。2004年10月の新潟県中越大震災で壊滅的な被害を受けた旧山古志村を舞台として書き下ろしたフィクションの児童書なのだが、よりリアルなDVD付き「中越地震1年の記録」とか「復興へ 中越地震」よりも、むしろ地域のうめきが伝わってくる感じがする。その点ではこれも新刊で「山の子たちの中越大震災」も、川口町田麦山小学校の子どもたちの様子を先生方が淡々と記録したものだが、胸を打つ点では双璧といえよう。子どもが出てくると、やはり弱い。この手の本は電車の中で読んではいけない。家でひとり、部屋のドアを閉め切って読もう。

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