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2006年12月29日 (金)

良いお年を

3月から始めたこのブログ。今日が164本目の書き込みになります。当社が出版する(出版した)本の紹介をメーンにして、活字離れが言われる現代社会に、少しでも本への興味を持ってもらう内容にしようとスタート当初は考えていたのですが、次第に日々思うことをつづることが多くなり、なんか普通の日記みたいになったかなあ、と反省しています。ま、しかし出版はれっきとしたジャーナリズムです。ジャーナリズムに批判精神は不可欠です。世の中のこと、特に最近権力乱用が目立つように見える為政者の動向については、公平無私の「是々非々」からもう一歩批判的な方へスタンスを寄せて、強いて言えば「是非・非々」(変な言葉ですがフィーリングだと思って許してください)くらいの「くせ玉」で攻め続けてみたいと思っています。新潟市は今朝は雪です。風も強くていよいよ新潟の冬本番という感じです。来年が新潟県にとっても出版界にとっても(ひどい自己中心ですね)活気に満ちたすばらしい年になることを祈りつつ、今年の更新を閉じます。みなさん良いお年を!

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2006年12月28日 (木)

原色で見る戦前の新潟

新潟の原風景を彩色画でたどる貴重な画集ができました。新潟市に生まれて、100歳を目前にする今も新潟市の下町に暮らす画家で彫刻家の銅谷拍洋(どうやはくよう)さんが、10代の少年だったころに絵の練習のため街の中を歩き回って書き貯めた水彩画の画集です。収録された100点の絵が描かれたのは1932(昭和7)年から1935(同10)年の間。今はすっかり市街地となっている場所がのどかな農村だったり、堀や池が緑を映していたり、海岸の砂丘が子どもたちの遊び場だったりという様子が分かります。この時代の様子は写真でも残っていますが、当然ながらモノクロの画像。これに対して銅谷さんの絵は当時の色をそのままに伝えてくれる貴重な歴史資料といえます。私の印象に残ったのは絵の中に描き込まれた人々です。赤い着物の女の子も、もんぺ姿の女性も、みんなこのあと長くつらい戦争の時代を迎えるわけですが、少なくとも絵の中の新潟市は生き生きと、色鮮やかなまま存在していて不思議なタイムスリップ感を味わった気分です。銅谷さんの絵に偶然出会った「カワ・ミチ・マチ研究所」の皆川袈裟雄所長が、これらのすばらしい作品を多くの人に知ってもらいたい、と編集をかって出て画集が実現したのです。絵が描かれた場所がはっきりしている場合は、同じ場所の現在の様子が写真で収められていて比較することができます。この画集は銅谷さんの自費出版(皆川さんが編集)ですが当社が書店販売を担当します。年明けには店頭に並ぶと思います。

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2006年12月27日 (水)

劇場の幕が開く

球界きってのエンターテイナー「シンジョー」は突然の引退表明で世の中を驚かせましたが、引退後の次の仕事についても最近「驚かせます」宣言をしました。あの日本晴れのような笑顔で言われると、なんでも許してしまいたくなりますよね。新庄のプロ野球最後の舞台となった北海道日本ハムファイターズは、あれよあれよのリーグ優勝と日本シリーズ優勝でこれまた「シンジラレナーイ」ドラマを見せてくれて、空前の不況にあえぐ北海道に希望の光を投げかけてくれました。そして今また、サッカーのコンサドーレ札幌が天皇杯でJ2チームとしては5年ぶりのベスト4進出。そりゃもう北海道は大騒ぎです。29日の準決勝は対ガンバ大阪戦。これで大金星をあげることができれば、元日の決勝で(多分浦和に)勝つことは決して夢ではありません。すでに観戦ツアーの予約は準決勝だけでなく決勝までほぼ満員とか。スポーツの持つ地域活性化の力をつくづく感じさせられます。J1昇格へ秒読みとなっていた2003年のわがアルビも、サポーターが遠く九州まで大挙して駆けつけ、本当に新潟がひとつになった熱気というものを感じさせてくれました。今季は降格ラインに首の皮一枚の14位と不本意な結果でしたが、もう一度地域ぐるみで燃えてJ1優勝戦線に駆け上がらせたいものです。今季の結果を再度「熱戦の軌跡」で振り返り、胸の炎を燃え上がらせましょう。

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2006年12月26日 (火)

ああリサイクル

自宅で使っているパソコンのディスプレイは21インチのCRT。とにかく巨大で重いのです。以前はディスプレイを置いていたデスク(木製)が重さでたわんでしまい、あわてて新しい丈夫なデスクを買ったこともありました。現在は分厚い天然木のデスクに乗せて、ディスプレイの直下あたりに床から支え棒を立てています。それにしても、いかにも古くなったので最近の軽快な液晶ディスプレイに替えたいなあ、と思うのですがPCリサイクルの案内を読むとCRTディスプレイは通常4200円で回収してくれるのですが、重さが30キロを超えるものは「エコゆうぱっく」での引き取りができないので通常の回収は不可能なのです。そもそもこんなに重いモノを自宅2階によくも持って上がったものだ、と当時のことをしのんで(もう、すっかり忘れています)驚いたりあきれたり。まあ、ディスプレイの機能自体は全然問題ないし、それどころか液晶なんかよりもズッと画面がきれいなので、いま無理して替えなくてもいいのですが…。ふと気が付けば有料リサイクルが広がっています。パソコン関係しかり、テレビや白もの家電(冷蔵庫や洗濯機)しかり、自動車しかり。前なら「処分してください」と意志表示すればすんだものが、今ではいろんな手続きをしておカネを払って、やっと不要品が姿を消すという時代です。地球環境を守るため、と言われれば反対する理由はないのですが、もうちょっと簡単にできないものでしょうか。

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2006年12月25日 (月)

観音様とスパニエル

いやー、天気予報がきょうは大当たりです。昨日夕方の予報で「明日の新潟県内は一日中晴れ」と力強く宣誓(?)していたので、これで雨にでもなったら大笑いしよう、と手ぐすね引いていたのですが、本当に素晴らしい青空が広がりました。あと1週間で新年を迎えるなんて、シンジラレナーイ。新潟市内はコートもいらないくらいのポカポカで、これじゃ10月くらいの感じです。昨日、わが家のイヌ(ゴールデン・レトリバー)を連れて自宅近くの共同霊園へ行って来ました。ここには人間のお墓だけでなく、一角にペットの共同慰霊塔が建っています。わが家の先代のイヌは10数年前、老衰で眠るように息を引き取り、ペット専門のお寺で供養してもらってこの共同慰霊塔に骨を収めました。慰霊塔は巨大な金色の観音様で、その足下に金色のイヌとネコが観音様のお顔を見上げています。イヌがイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルらしいのが観音様とミスマッチですし、ピカピカの金色というのもちょっとねえ、という感じがするのですが、家族の一員をまつるには十分以上の存在感です。私が慰霊塔に手を合わせている間、当代のゴールデンは全然先輩への敬意も見せずにそっぽを向いてきょろきょろしていました。「新潟県の葬儀と法要」はペットとのお別れについても触れています。ペットロス症候群に打ちひしがれる人が多いという昨今。せめていつでもお参りできる環境を整えてあげましょう。合掌。

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2006年12月22日 (金)

雪と幽霊の関係は

雪の季節。ゲレンデはいよいよシーズン到来のようですが、如何せん昨今はスキー客の激減でどこも経営が大変とか。閉鎖や休業するゲレンデがいつになく多い冬になりそうです。私も以前は冬になるとスキーに行きたくてウズウズしたのですが、毎週末のようにスキーに行っていたのをぷっつりとやめた原因がスノーボーダーの急増でした。もう10年以上も前になりますが、当時はやり始めたスノーボードをやる若い人たちは非常にマナーが悪く、リフトから飛び降りたりゲレンデの真ん中で寝ころんでたばこを吹かしたりで、私のような昔からのスキーヤーにはガマンできないものだったのです。最近はボードも市民権を得たようですが、スキーともども客足は激減しているようで一過性のブームだったようですね。新潟県で雪と言えば「北越雪譜」を思い出します。近世越後を代表する随筆、と言われる鈴木牧之の名著ですが、なにしろ古い文体は読みにくい。そこで田村賢一さんの名訳によって現代語ですらすらと読める「北越雪譜物語」を当社が出版しました。「とき選書」と「電子ブック」でお読みいただけます。本はいきなり幽霊の話から入るので、いやでも引き込まれてしまう短編集です。なかには初雪から12月15日(旧暦ですから、今で言えば2月ごろです)までに特定の場所に降った雪を計って足していったら約54メートルになった、という「雪の堆嵩(たかさ)」のような興味深いトピックスも満載です。今も昔も変わらない、雪国の風情と苦労をかみしめてください。

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2006年12月21日 (木)

ふるさとの自費出版

このところ自費出版のお問い合わせやご依頼が増えています。ご自身の足跡を一冊の本にして残したい、というご希望が多く、なかには出版・編集のプロから見ても脱帽するようなすばらしい業績を持ち込まれるケースが散見されます。つくづくこの世の中には人知れず大きなことを成し遂げている方が多いのだなあ、と感心しています。そんな中で、このほど完成した一冊は全国に数百カ所ある歴代天皇や皇族の陵墓をご夫婦で訪ね歩き、膨大な写真と記録とをまとめげて喜寿の記念にと出版されたものです。非売品ですので一般の目に触れることはないのが残念なくらいに、これは貴重な資料となっています。おそらく、こうした研究をしておられる同好の方には垂涎の的となるであろう、すばらしい業績といえましょう。このほかにも画集、写真集、歌集など長年研鑽を重ねられた業績が相次いで自費出版されています。こうした本の大部分が広く世に出ることがない、というのが本当にもったいないと思うのです。そこで当社が今年度からスタートさせた「ふるさと新潟 出版大賞」は、今年一年間に当社から出版した自費出版の中から優秀な作品を選び、大賞1点を来年度の全国新聞社出版協議会による「ふるさと自費出版大賞」本県候補作品としてノミネートしよう、というものです。こうした取り組みを通して、本県の自費出版のレベルの高さが広く全国に知られるようになってほしいと願っています。

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2006年12月20日 (水)

越後線でGO!

昨日も今日も薄雲の合間にときおり青空ものぞくという穏やかな天候が続いている新潟市です。たしか3、4日前の予報では雨か雪になるはずでしたが…。尼崎のJR福知山線脱線事故。運転士は車掌が駅での停車位置オーバーランに関する報告を輸送指令と無線でやり取りしている内容が気になっていた、とのこと。事故当時もこの停車位置ミスに関する報道に接して、ゲームの「電車でGO!」なら「あれっ、オーバーしちゃったよ」なんてことはしょっちゅうですがプロのJR運転士でそんなことあるとしたら特別にヘタなのかなあ、と感じていました。ところが!あったんですね越後線でも。私はなんとこの数日間で2度も経験しました。一度は内野駅到着時に先頭車がホームを外れかけてひどい急ブレーキをかけ、立っていた多くの乗客が冷や汗をかきました。直後に運転士はどこかに電話連絡するのに時間がかかり、発車が少し遅れました。もう一度はオーバーではなくてショートです。内野西が丘駅に到着した電車がいつもより後ろで停止したため、ホームにいた私や何人かが待っていた場所から移動してドアに手をかけようとした(雪国では冬にはドアが手動開閉になります)瞬間になんの合図もなく電車が動き出し、10メートルほど前進して再び停車したのです。もし私の手がドアの取っ手にかかっていたら引きずられたかもしれません。新米だったのかもしれないけれど、事故は手加減してくれないのですからしっかりと教育してほしいものです。

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2006年12月18日 (月)

巡礼は心の旅

団塊世代の四国八十八カ所遍路が静かなブームだという記事がありました。NHK教育の「趣味悠々」(この番組は本当に嫌らしいくらい団塊世代にターゲットを絞り込んでいます)で取り上げた影響が大きいらしく、テキストは11万部も売れたとか。ま、それはそれとして生まれたときから世間を騒がせ(ベビーブーム)、以来ずっと今まで日本という国の文化を揺さぶり続けてきて、いよいよ大量退職が目前となった「お騒がせ」世代が、やっと自らの来し方行く末を静かに考える余裕を得た、というのが今の時期なのではないでしょうか。お遍路さんは四国だけではありません。わが新潟県には越後八十八カ所があります。「越後八十八カ所霊場 遍路の旅」は弘法大師入唐1200年を記念して写真家の高橋与兵衛さんが県内88カ寺を巡り、写真と紀行文でまとめた一冊。巻頭には正しい遍路の作法がまとめてあり、遍路入門の手引きとしても好適です。内容は第一番札所の能生山光明院(糸魚川市)から始まって第88番札所の瑠璃光山薬照寺(南魚沼市)まで、各霊場ごとに写真と地図、そしてご本尊のお名前(ちゃんとご真言での唱え方も併記)からご詠歌まできっちりとデータがまとまり、それに紀行文が付くという丁寧なもの。「あとがき」で高橋さんは「世の中がどう変わろうと、ゆとりを持って自分を見つめることが大切。ゆとりとは単なる余裕や暇ではなく、次のステップへの瞬間的な時間的余裕だ」と述べておられます。かみしめたい言葉だと思いました。

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2006年12月15日 (金)

街は夜更け過ぎに

天気予報が外れっぱなしです。どうなっているんでしょう。週間予報なんかもう、とてもアテにはできません。2日前でもまだ不安です。前日ならもう大丈夫か、と思えばこれも見事に外してくれます。要するに最近は「天気予報」ではなくて「天気現況」しか信用できないのではないか、とため息です。うちの年寄りが「ものを食べるときに天気予報って言えば食あたりしない(当たらない)」と言っていました。最近のノロウイルス封じにも効果あるかなあ。気象庁の人的能力に問題があるのかシステムの問題なのか、それとも最近の自然界の変動についていけなくなったのか。このハイテク、IT全盛のご時世にやれやれです。防衛庁は防衛省に格上げされそうですが、ご自慢のイージス艦や早期警戒機で天気予報サービスってできないのでしょうか。それにしても暖かい冬です。なんかまだ11月か、と勘違いしてしまいそう。クリスマスまであと10日だなんて信じられません。私が大好きな街、古町ではたくさんのお店が統一した大きさのクリスマスツリーを店先に出し、それぞれに工夫を凝らした飾り付けで道行く人を楽しませています。人気コンテストの投票も受け付けているみたいですので、ぜひ行ってみてください。せっかくそんな風にがんばっているのに、通る人が少ないのは本当に気の毒なことです。みぞれや雪になれば、地下駐車場からオーバーアーケードの繁華街へ出られるありがたさが身にしみるハズなんですけどね。

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2006年12月14日 (木)

葬儀と法要のすべて

新装版・新潟県の葬儀と法要」が出来上がりました。実際にページを繰ってみると、その驚くほどの情報量と、それに反比例する自分の知識のなさに唖然としました。臨終から通夜、葬儀、その後の手続きまで仏式を中心にしながら神式、キリスト教式も交えての詳細な解説は、分かりやすい図解とともにだれもが参考になる内容です。仏壇やお墓の買い方もあります。葬祭場の正しい選び方もあります。遺言についても細かく解説しています。財産相続などについてどのような遺言を書けばいいのかや、遺族は遺言をどう取り扱わなければいけないのか、など参考になります。臓器移植や尊厳死を希望する場合の手続きや、自分の葬儀についての希望、さらには自分の葬儀の生前予約にも触れていて、私なんかは「へえーっ」と感心するばかりです。事情をよく知っているお年寄りが身近にいれば、たいがいのことはお任せですむのですが、ほとんどの人はだれに何を相談したらいいかも分からない、というのが近親者の不幸に直面したときの現実だと思います。また、自分の最後は自分流でという方にとっても、この本はなにをどう準備したらいいのか多くのヒントを与えてくれるでしょう。

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2006年12月13日 (水)

Gacktの謙信

当社から出版した「上杉謙信ゆかりの地を訪ねて」(花ヶ前盛昭著)がにわかに売れ行きを伸ばしています。どうやら来年のNHK大河ドラマ「風林火山」の影響が早くも現れているようです。ドラマは甲斐の武田家に焦点があたりますが、なんと言っても5回の川中島決戦を戦ってその前に立ちふさがり、野望をうち砕いた越後の上杉謙信(川中島の時点では長尾景虎)は影の主役。しかも上杉謙信役に美貌の歌手・Gacktさん、という超・異例のキャストもあいまって前評判はどうやら上々の様子です。そんな中で、上越市の春日山城に生まれ、春日山城で49歳の生涯を閉じた稀代の武将の足跡を、写真と分かりやすい文章とでたどる本書が脚光を浴びているようです。著者の花ヶ前盛昭さんは上越市・居多神社の宮司で新潟県文化財保護連盟理事。居多神社と花ヶ前家は京都の朝廷や謙信の長尾家と深い関係があり、まさに謙信を語るにこの人の他はなし、といった存在です。本書は春日山城をはじめ、林泉寺、山形県上杉神社などの寺社や新潟県内に数多い城跡、川中島古戦場などを丹念に訪ね歩いて美しい写真と文章で構成しています。詩吟で有名な「弁静粛々…」や、故田中角栄氏が愛した「霜は軍営に満ちて秋気清し…」は、すべてこうした謙信の世界の中から生まれたもの。春日山の山城に立って松籟に耳を傾ける気分で本書を読むと、俗世間の煩わしさから一時離れて時間旅行ができます。

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2006年12月12日 (火)

葬式はどうしますか

先日、なにかの中で見かけたのですが、初老とおぼしき女性の文章で「亡夫は生前から葬式にむだな費用をかけるな、と言っていたので簡素にした」という趣旨のことが述べられていました。例えば戒名はランクによって費用が違うからやっかいだとか、大がかりな祭壇は気恥ずかしいとか、49日法要など一定の期間ごとに集まってもらうのは大変だ、といったようなことだったと記憶しています。ただ、棺にはふんだんに花を飾ってほしいし、許されるなら遺灰は海にまいてほしい、という希望だったそうです。まあ、人それぞれに考えがあるわけですが、いずれにしても一般的には現在は自宅葬はほとんどなくて、ホール葬で故人をしのび、送っているのが圧倒的多数派ですね。形式としては仏式、神式、キリスト教式、そしてそのどれにも属さない「お別れの会」式などがありますが、いずれにしても会場は必要です。私の自宅近くにも最近、新しい葬祭ホールができて、驚いたことにほとんど毎日のように利用されています。当社から以前出版していて現在は絶版となっている「新潟県の葬儀と法要」の新装版が間もなく発刊にこぎ着けます。大きく変わった葬祭環境に対応した必携版となります。もう数日お待ちください。

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2006年12月11日 (月)

街が寂しい

最近、テレビニュースとかで全国各地の繁華街が映ると、ついため息が出てしまいます。繁華街に人が多い!東京や大阪なら分かります。しかし、新潟市同等かそれ以下の規模の地方都市で、まるで「お祭りですか?師走のアメ横ですか?」と聞きたくなるくらいに通行人がひしめいているのを目にすると「どうして新潟市の繁華街には人がいないんだろう」と不思議になります。で、新潟市随一の繁華街であった古町をみれば「これじゃ人は集まらない」と納得します。かつては老舗の専門店が並んでいたメーンストリートにはパチンコ店と専門学校とコンビニが並んでいます。新潟市唯一の地下商店街である西堀ローサは、いつの間にか若い女性向けのけばけばしい衣類や下着専門店だけになってしまって、とても家族連れや男性客がそぞろ歩くことはできません。そんな街の中に2つのデパートだけが荒海に浮かぶ岩のように寂しく、がんこに佇立しています。今年8月に「中心市街地の活性化に関する法律」が施行され、関係省庁横断的に活性化支援策を講じることになったようですが、中身を見るとなんか相変わらず駐車場の整備とかハコものの整備に力点があるような…。新潟市が国に提出した活性化基本計画によるとキャッチフレーズは「水都にいがた あじなまち」。でもね、前に書いた「にいがた 冬 食の陣」のホームページは今日現在もまだ「秋の陣」のままですけどね。

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2006年12月 9日 (土)

熱戦の軌跡

昨日書いた「電車内でライターを使って化粧」の件ですが、私の空耳ではなかったようです。どうにも気になってJR新潟支社に問い合わせをしたところ、しばらくして返事が来ました。「調べたところ、越後線で重点的に放送しています。女子高生がまつげをカールさせるビューラーという化粧器具をライターの火で温めて使うケースが散見され、危険なので注意喚起しています」とのこと。うーむ、まつげのカールねえ。いまだにチラホラと生き残りを見かける「やまんば」系の仕業でしょうか。混んだ通勤電車の車内でライターを使うなんて、荒技ですな。すぐにヤメナサイ!!さて、お待たせしました。アルビレックス新潟が発行する唯一の公式イヤーブック「熱戦の軌跡2006」がいよいよ店頭に並びました。毎シーズンおなじみになったサポーター必携の一冊。そろえておけばアルビレックス新潟の涙と笑いの歩みが、そっくりあなたの手元に残ります。ファビーニョの優しい笑顔が、何ともいえずいい味を出していますよ。また、アルビ・レディースの戦士たちが素顔で登場しているのも必見です。

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2006年12月 8日 (金)

地方いじめ

電車通勤しているといろんな人の生態が見えるので、結構腹の立つことが多いことに気づきました。床に座り込み携帯をご神体のように捧げ持ってメールする高校生。人目を気にせず一心不乱に化粧する若い女性(含む女子高生)。荷物を置いたり足を広げたりして座席を2人分占領し寝たふりする若い男女。雪国のローカル線では暗黙の了解事項となっている”開けたドアは自分で閉める”(冬期間はドアが手動になるため=大都市圏の人には想像がつかないでしょうね)を守らない高校生。言い始めたらだんだん腹が立ってきました。先日は車内放送で「化粧のためにライターを使うのは危険ですからおやめください」と叫んでいたように聞こえましたが、そういうことってあるんでしょうか。腹が立つと言えば、最近のいじめ報道が学校や職場、家庭のいじめに偏っていること。国家レベルのいじめはどうしてくれるんだ、と言いたいのです。道路特定財源の一般財源化などはその典型です。道路を整備するためにドライバーは高い税金を払っているのです。特に地方は公共交通機関が不便なので、一家にマイカーが2台、3台とないと生活できません。その税金は道路整備のため、ということでガマンしているのです。公共交通機関が完備し、道路も網の目のように整備された大都市圏の発想で、われわれ地方生活者の税金を勝手な使い方されては困るのです。不要になったのなら税金を廃止すべきです。景気にしたってそうです。なにが「いざなぎ超え」ですか。地方は記録的な不況にあえいでいるのを見て見ぬふりの都市型政治の暴力です。それにしても地方選出の国会議員の皆さんはなにをしていらっしゃるのでしょう。ヘタに文句を言うと「刺客」を差し向けられるから怖くて口にチャックなのでしょうか。こんなことでは近い内に邪魔者は放射性物質で毒殺するような国になるんじゃないかと心配です。

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2006年12月 7日 (木)

トランス脂肪酸

昨日の日報夕刊で一面トップになったのは「ニューヨーク市がトランス脂肪酸を”禁止”」。こういう記事が一面トップになるというのは、ある意味すごいことです。トランス脂肪酸(人工的に水素を添加した自然界に存在しない形状の脂肪酸)は国内でも近年、健康志向の強い一部の人々の間では「悪役」として急成長?していましたが、一般にはあまり知られていないものでした。今回のNY市の措置は、最近アメリカで取り組みが加速している肥満撲滅運動の一環ともとらえられますが、この「異常な脂肪」が人体にもたらす影響についてはすでにさまざまな研究結果が出ています。それによると、これはあきれるくらいの超悪役です。動脈硬化、糖尿病や心臓病と因果関係があり、認知症にも関係し、ドイツではクローン病との因果関係が証明されたというのです。私が個人的に関心を持ったのはアレルギーに決定的な影響を持つという点でした。喘息やアトピー、花粉症などを悪化させるのがトランス脂肪酸だというのです。この悪役が潜む代表的な食品がマーガリン。私も長い間、朝食のパンにはバターよりも健康にいいだろうとマーガリンを愛用していたのですが、どうも雲行きが怪しいので最近はバターに切り替えて様子見をしています。日本マーガリン工業会は食品安全委員会の報告を引用して「諸外国と比較して日本人のトランス脂肪酸の摂取量が少ない食生活からみて、トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さい」と発表しているのですが、今後は恐らくトランス脂肪酸を含まないマーガリンへの切り替えが迫られるのでしょう。戦後復興から高度成長の道のりで、とにかく効率的にたらふく食べる、ということだけを追求してきたツケが回ってきたのですね。

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2006年12月 6日 (水)

格安航空券

私が個人的に登録しているメールマガジンのひとつに格安航空券だけを定期的に教えてくれるものがあります。最近のケースでは1月の成田からニューヨーク直行便往復で、なんと2万7500円…。往復ですよ、これ。ソウル往復は12月で9600円というのもありました。国内航空運賃を考えると、いったいどうなっているんだというレベルです。私が時々利用する新潟-大阪便は正規料金なら片道2万6000円。往復割引で片道2万3000円くらい。運良くキャンペーン期間に当たれば片道1万円ですが、普通は大阪往復で4万円から5万円かかることを思うと、海外格安航空券の異常さが分かるというものです。無論、これにはタネも仕掛けもあって、旅行会社などが自社枠として抑えている座席を放出するなどの「余剰分」が市場に出回る。つまり捨ててしまうくらいなら多少なりとも売り上げがあった方がいい、ということなんですね。この原理を応用したネットビジネスで大成功したケースもあって、米で1997年に創業したプライスラインが有名です。消費者が希望する区間の航空券を○○ドル(正規料金より遙かに安い価格)で買いたい、と注文するとプライスラインのシステムが働いて、この区間を運行する航空会社すべてに希望額を提示。空席のある航空会社がこれを受け入れて商談成立、という仕掛けです。もっとも、こういうダンピング競争が最近の米航空業界の壊滅的な不況を招いたんでしょうけどね。こうした捨て値の航空券を利用して私も何カ国か旅行したのでエラそうなことは言えませんが、消費者にうれしい価格破壊はまわり回って社会全体の景気を悪くすることにつながる場合があることも頭の片隅に置いておく必要があります。

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2006年12月 5日 (火)

横浜FCサイコーッ!

あの横浜FCがついにJ1昇格を決めました。正確にはフリューゲルス正統後継者なのですからJ1復帰、と言った方がいいのかもしれません。最終戦はホームの三ツ沢で愛媛に2-0で勝って、完璧なシーズン終了。おめでとう!横浜FCと言えば、ついこの前のような気もするJ2アルビの試合でビッグスワンや市陸にお迎えしましたが、なぜかアルビは横浜FCと相性が超いいようで、ホームもアウエーもほとんど負け知らず。しかも5点とか7点とかの大量得点をいただいて勝たせてもらっていました。あちらのサポでは超有名な「なかじじ」さんも何度も新幹線で新潟入りしていましたが、ホームページで拝見すると、いつもがっくりしてお帰りになっていた様子。本当にその節はありがとうございました(?)。そして2003年11月のJ2最終戦、超満員のビッグスワンで「新潟、サイコーッ」と叫んだ我らがキャプテン・山口選手が今シーズン横浜FCへ移籍し、昇格請負人として三浦選手と一緒にいぶし銀の活躍をしたのも他人事ではない感じを抱かせてくれます。さあ、今度はJ1の場での対決です。以前のように相性のいいチームなのかどうか。心してあたりましょう。

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2006年12月 4日 (月)

始まりの終わり

14位。うーん、喜べませんね。どん欲さが希薄なんですよね。降格がないと決まったら、とたんに淡泊になってしまう。シーズン中も下位で低迷しているチームとあたると、なんとなく手加減して勝ち点をプレゼントする悪癖がありましたが、あれと根っこはひとつ。要するに「新潟もんのお人好し」がチームにも出ているように感じます。きっと昨シーズンまでソリさまも、その辺でイライラしたんじゃないでしょうか。やればできる力がついてきているのは誰の目にもはっきり映っていると思います。あとは精度をあげることと、どん欲になること。来シーズンのアルビレックス新潟の目標はその辺でしょうか。ファビーニョ、本当にありがとう。日本人以上に日本人のメンタルを持っていたように感じる、すばらしい人でした。新潟はあなたを忘れません。これでマルクス、アンデルソン、ファビーニョとJ1昇格助っ人軍団がすべてチームを去ったわけで、もうJ1ビギナーなんて言ってられない。これからがチームの正念場です。来期のユニはオレンジ一色。エスパルスとは色合いの違いくらいで紛らわしいけど、明らかにかっこいいと思います。そんな節目となった今シーズンを振り返る、恒例のクラブ発行オフィシャルブック「熱戦の軌跡」がいよいよ今週末発行です。書店、コンビニへ急げ!

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2006年12月 1日 (金)

新潟は大丈夫ですか

毎年楽しみにしているイベント「にいがた 冬 食の陣」がきょう開幕しました。新潟市の食文化を全国に発信しようという催しで、今朝の新潟日報朝刊に掲載された広告によると期間は来年3月末まで。恒例の「ふるまち 料亭の味」をはじめとする多彩な食イベントが展開されるそうです。この広告で興味を持ったのが「新潟 鮨 進化論」と銘打った市内寿司店共通メニュー。今年はその名も「極み」と豪華に1人前3000円で旬の味が楽しめるのだとか。「今日からスタート。行かなくちゃ」と思ったのですが、新聞広告にはこれ以上詳しい内容がありません。そこで広告に掲載されていた食の陣ホームページにアクセスして驚きました。なんとまだ秋のイベント終了時のままで更新されていないのです。もうメーンイベントである冬がスタートしたのに、です。念のため(意地悪ですねえ)事務局に確認の電話を入れてみると「はい、まだ更新していません。よろしければ来週(!)には無料の冊子ができますからご覧ください」と、これまた驚いた応対。あのさあ、もう始まってんだよね。ちなみに三業協同組合のホームページでは、ちゃんと今日スタートの「料亭 暖簾の味」コースなどの情報がありました。政令指定都市もいいけど、看板だけ立派にしたって中身がこれじゃあねえ。やれやれ。

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