« 行進曲・新潟 | トップページ | 北朝鮮ミサイル発射 »

2006年7月 4日 (火)

人の歴史と自費出版

県央地区のさる企業の創業者の方が、病を得て亡くなられる2年前から書きつづられたご遺稿を、このほどご子息が立派な本として自費出版されました。300ページ近いこの本には、この創業者の方が歩んでこられた時代が生き生きとよみがえり、人の一生の重みを感じさせる一冊となりました。恐らく思い出すままに書きつづられたのだろうと拝察する内容は事業のこと、家族のこと、趣味のことと多岐にわたり、数多く世に出ている、いわゆる昭和史では知ることのできない地方の鼓動が伝わってきます。歴史とは何なのか。思わず考えさせられました。国や為政者や大自然の遺した足跡が歴史になるのではない。生きて死んでいく一人ひとりが歴史なんだ、ということに思い当たったのです。100人いれば100通りの、1万人いれば1万通りの足跡があり時代があります。そうしたものを縦糸、横糸にして織り上がるのが歴史なんだ、という思いを強くしました。自分史がブームだといわれて久しいのですが、こうした自費出版がもっともっとたくさん編まれて、そうした本を一堂に集め、分類し、閲覧できるような「人間の歴史館」のような施設ができたらいいな、と思います。

|

« 行進曲・新潟 | トップページ | 北朝鮮ミサイル発射 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/78392/2493451

この記事へのトラックバック一覧です: 人の歴史と自費出版:

« 行進曲・新潟 | トップページ | 北朝鮮ミサイル発射 »