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2006年7月31日 (月)

夏の記憶

お待たせしました、梅雨明けです。先週末の天気図を見て、これは梅雨明けになるな、と分かってしまった私は気象予報士並みでしょうか。夏の記憶というのは人間の脳のヒダの奥深くに刻まれるらしく、いつまでも忘れないような気がします。セミの合唱、磯の香り、盆踊りの太鼓の音、花火の輝き-。そんなことをふと思い出させるこの季節が好きです。それと、もうひとつ好きなのが道ばたの狭い畑にトマトが赤い実を付け、トウモロコシが天に向かって精一杯背伸びしているのを見ると、夏休みに帰省してくる子どもや孫に食べさせようとおじいちゃんやおばあちゃんが丹精している楽しそうな様子が目に浮かぶことです。人の一生を一年に例えるなら、夏は青年期。しかも真夏は二十歳前後というあたりなのでしょうか。「暑かったけど、短かったよな。夏」という映画「稲村ジェーン」のせりふと「真夏の果実」のメロディに、人生の真実を見る思いがするのであります。もっとも、最近の中学生や高校生の中には、すっかり人生の真夏を過ぎて秋風が立っているような顔が見えて気がかりではありますが。でもって、夏というと読みたくなる本、ありますか。私はなぜかアーサー・ランサムの「海に出るつもりじゃなかった」を書棚から引っぱり出したくなるのです。ランサムのシリーズはどれも潮の香りが一杯で、今風に言えばマイナスイオンが充満した物語だからでしょうか。

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2006年7月28日 (金)

レジャー市場

今朝の日報経済面に「3年連続 細るレジャー市場 『観光・行楽』は健闘」という記事がありました。少子高齢化がモロに影響しているわけで、スキーなどのスポーツ産業や映画、カラオケなどが軒並み減少。唯一、海外旅行の回復や愛知万博効果で観光・行楽が伸びているということです。でも、高齢化の方は今後、レジャー市場に大きなプラスの影響力を持ってくるはずです。2007年問題と騒がれている団塊世代の大量リタイア(実際は雇用延長・再雇用などでリタイアしない人が多いようですが)で、必ずやレジャー市場は活況を呈してくると思います。海外旅行もいいけれど、のんびり、ゆっくり近場の散策、という方に是非お薦めしたいのが「新潟 大人の遠足」です。ちょっとマニアックに「新潟県の廃線を歩く」も大好評をいただいて、一部書店では品切れになっていますが、間もなく増刷ができます。「いやしの湯宿」「越後百山」「素敵に美術散歩」などもお役に立つ一冊です。

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2006年7月27日 (木)

甲子園めざし

今日はアルビの試合結果を書こうと思っていたのですが、ホームでまさかの敗退。書く気がしなくなったのでやめます。高校野球は熱戦が続いています。文理と明訓はさすがの貫禄です。明日は準決勝。さあ、どうなるのでしょうか。春のセンバツで県勢初のベストエイト進出を果たした日本文理高校は、その後立派な記録集「翔けよ若獅子」を出版。当社がお手伝いさせていただきました。感動を伝えるたくさんの写真と、新潟日報の膨大な記事を収録。残念ながら非売品ですので日本文理高校関係者の方だけの「宝物」となりました。この夏の甲子園でも新潟の球児が大活躍して、また立派な「宝物」を後輩にのこしてほしいものです。どうやら梅雨明けも近そうです。

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2006年7月24日 (月)

女性嫌悪の文化!?

日報朝刊文化面の「常識的!」には毎回うならせられます。今朝は「米国ドラマに見る男の本音 女性嫌悪の文化を映す」ときました。エッと思ったのは私だけではないでしょう。アメリカの映画などを見ていてイライラするのは、男が国家存亡の瀬戸際で仕事に邁進しているのに、奥方は壁紙の張り替えをしろだの、子どもを動物園へ連れていく約束はどうしただのとイチャモンをつけ、挙げ句の果ては「私や家族より仕事が大事なのか」と脅迫し、情けない男はその脅迫に屈するというような状況です。これはとりもなおさず、アメリカの男どもはおしなべて恐妻家であり、女性に頭が上がらないのであろう、と考えていました。しかし、今朝の一文は私の考えが甘い(浅い)ことを覚らせてくれました。そして結論的に次期大統領はライスかヒラリーに決まりだ、と断定した根拠に鳥肌が立つ思いをしました。そうか、そこまでアメリカの気の毒な男どもは女性に復讐したかったのか、という怨念への鳥肌です。当社から出版している新潟大学ブックレットのシリーズにも「<女>で読むドイツ文学」(三浦淳著)という大変ユニークな一冊があります。この機会に一度、女性観を修正しようと思われた方はご一読を。

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2006年7月21日 (金)

変人と靖国の国?

昭和天皇が靖国神社へのA級戦犯合祀に不快感を表明し、参拝をやめていた、というニュースには驚かされました。しかし、もっと驚いたのは小泉首相が「それとこれとは別だ」と自らの靖国参拝を正当化していることです。「入門 田中角栄-語録・評伝-」の中で、角さんが日中国交回復の首脳会談後、周恩来首相に「信は万事の元」としたためた書を手渡した、とあります。田中角栄というたぐいまれな政治家が失脚させられた原因が、この日中国交回復を快く思わなかったアメリカの謀略であったという説は、最近ほぼ一致した見解となっているようです。角さんはその辺について語ることなく世を去ったわけですが、首相退陣表明の「わが国の前途に想いをめぐらすとき、私は深夜、沛然として大地を打つ豪雨に心耳を澄ます思いであります」(「入門 田中角栄」より)という一文に万感の思いが込められていたのだなあ、と思うわけです。「信は万事の元」ということを小泉首相はどう受け止めたのでしょうか。小泉政権の生みの親だった(今となってはとても信じられないことです)田中真喜子代議士は、故小渕氏が自民党総裁に選出される総裁選の際には小渕、小泉、梶山の3候補を「凡人、変人、軍人」と切って捨てて井戸端桟敷からやんやの喝采を浴びました。小泉首相はまさにその「変人」ぶりを遺憾なく発揮して小泉流を定着させたのですが、自らの信念を押し通すあまり、周辺諸国の不信感をかい、国自体が「変人」であるかのような印象を植え付けたとすれば、そのツケは大きく重いでしょう。

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2006年7月19日 (水)

あなたはアルビですか?

こんなことって、あるんですねえ。W杯ショックで気が抜けた代表クラスを擁するチームと、代表に全然関係なかったチームの「トラウマ」の差でしょうか。これまでJ1でアルビはレッズに1勝もしていなかったばかりか、いいようにやられまくっていたのに、今日はどうでしょう。復活したエジが早速先制弾を放つと、シルビーニョも目の覚めるような弾丸シュート。後半40分で1点返されて、今までならズルズルと相手ペースに乗せられ、気がついてみたらドローとか逆転負けというパターンだったのに、今日はファビが足をつってピッチ外に出て1人足りないまま全員がゴール前を死守。レッズのこれでもかというシュートの嵐でボコボコになりながら、ことごとくはねかえして1点差を守り抜いたのですから、これはほめてやるしかないでしょう。これで初戦ボコ負け以来背負っていた得失点差の借金もやっと消えて、順位も4位。ウソじゃありませんか、というくらいのわれらがアルビでありました。それにつけても、NHKや地元テレビ局はどうしたんでしょう。おそらくアルビにとって勝っても負けても今シーズンの帰趨に大きく影響する最大の一戦だったのですから、中継しろよな。(午後9時30分記)

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マックとビスタ

昔は原稿と言えばマス目の原稿用紙に鉛筆か万年筆で手書きしたものと決まっていましたが、今やIT時代。みんながパソコンのキーボードを叩いてワープロソフトに漢字変換させています。どうしても読めない達筆や悪筆はなくなったけど、なにか文字から伝わる息吹のようなものも無くなった、と嘆く声も聞きます。ところで、皆さんがいま使っているパソコンのOSはなんでしょうか。恐らく圧倒的多数がマイクロソフトのウインドウズですね。世界的にパソコンのOS市場を席巻したウインドウズがなければ、いまや地球上のあらゆる鼓動が止まってしまいかねない状況です。私がパソコンを使い始めたころはまだウインドウズがなくて、MS-DOSというOSでいちいち文字のコマンドを打ち込んでさまざまなソフトを動かすというのが当たり前でした。そうした時にアップルのマッキントッシュ(マック)が登場し、アイコンをクリックするだけでいろんなことができるという「オシャレで知的で文化的」なパソコンというものに大いに刺激されました。マイクロソフトもこれに対抗してマックによく似たウインドウズを登場させ3シリーズ、95、NT、98、2000、ME、XPと改良を重ねてきたわけですが、どこまで行ってもマックの洗練された世界には到達できないままです。どうしてもDOSを引きずっているオタク系(?)のウインドウズに対して、最初から「面倒な設定などは魔法の箱の中でやるから、ユーザーは電源オンで使うだけ」というマックでは発想が違うのですね。とは言っても企業や家庭はウインドウズが独占し、従って各種の市販ソフトもウインドウズ用がほとんどとあってはマックが伸びるのは厳しいわけで、最近ではマックでウインドウズXPが(仮想的に)使えるようになってきています。でも、近く発売される次のウインドウズ・ビスタがマックで使えるかどうかは不明。数は「力」だけれど、数が「文化」を押しつぶしてはいけませんね。

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2006年7月18日 (火)

キッチンドン

このところ週に1度くらいの頻度で西堀通(と言うより新津屋小路)にあるキッチンドンで昼食をとります。ここは知る人ぞ知る(新潟人なら知ってて当たり前?)家庭風洋食屋の新潟市における老舗。もう45年もここで変わらず店を開いている初老の夫婦が、カウンターの中から「いらっしゃい」と声をかけてくれます。私が若いころは、会社がこの近くだったこともあって昼食に、夕食に、ときに夜食にここを訪れたものでした。私的にはこの店の売りはハンバーグとポークソテーと洋風(カツとご飯を別皿にした洋風カツ丼、またはカツ皿)だと思うのですが、通い続けた人によっては「オムライスだよ」という意見や「やっぱり松坂(松阪牛の鉄板焼き)だろう」「ビーフシチューに決まってる」などとさまざま。でも、最近再び通うようになって、昼食時のオーダーの大半がランチ(850円)かスペシャルランチ(1000円)になっているのはちょっと寂しいのです。どちらのランチもドンならではの味が盛りだくさんで、コストパフォーマンスは恐らく新潟一なのですが…。この店の近くでは、やはり長年愛されてきた中華料理の広東飯店が惜しまれつつ閉店しました。広東麺や麻婆麺、天津飯にインドカレーなど、どれも秀逸な味だっただけに、もう食べられないと思うと無性に寂しくなります。街の味は街の文化の一部です。キッチンドンがいつまでもおいしい料理を提供し続けてくれることを祈るのみです。

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2006年7月14日 (金)

ゴミ箱とテロリスト

ようやく上越新幹線の車内ゴミ箱が復活するそうです。JR東日本が「乗客から不評だったため」夏の行楽シーズンを前に決めたのだそうですが、そんなもん不評に決まっているじゃないですか。そもそも「車内警戒を強化しています」と言う意味不明の理由で新幹線のゴミ箱を「封鎖」するというみっともない姿にしていたことが理解できません。東海道新幹線も山陽新幹線もそんなことはしていない。それどころか東海道・山陽では車内をゴミ回収のサービスが巡回しています。上越新幹線や東北新幹線の乗客だけが不当にもテロリスト扱いされて弁当の食べがらも、鼻をかんだティッシュも全部自分で列車を降りるまで身の回りに保管するという屈辱を強いられていたわけで、遅すぎた決定と言わせていただきたい。先日、富士急の「フジサン特急」に乗ったところ、古いお下がりの車両なのに車内には分別収集のゴミ箱があって感動しました。そんなことで感動しなければならないJR東日本の利用者は哀れですね。そう言えば上越新幹線の愛称が当初「あさひ」という、およそ意味不明なものを勝手に決めて、これも猛烈な批判の嵐の前に渋々ながら「とき」という順当な愛称に変更しましたね。JR東日本のナゾの思考回路は困ったものです。

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2006年7月13日 (木)

ハートランド

なんだかんだと言われても、夏はやっぱりビールの季節です。湯上がりにグビッと飲んで、冷感がのどを下っていく快感はこたえられませんね。一時は百花繚乱状態だった屋上ビアガーデンがちょっと減った感じなのは寂しい限りです。薄暗がりで汚れも隠れて見えない屋上にハワイアン(!)が流れ、ビニールのヤシの葉っぱがなま暖かい風に揺れるなか、つまみのフライドポテトは時間が経ってグチャッとしているけどがまんして「カンパーイ」と傾けるジョッキの重さ。決して涼しくもなく、おいしいわけでもないのに、あの人混みはまさに癒しの空間だと思います。最近は発泡酒とか第三のビール系飲料とか、いろいろ出回っていて、味もそれなりにおいしかったりしますが、私が最近はまっているのは「ハートランド・ビール」です。なんといってもほかのビールたちと全然違うルックスに惹かれます。エメラルドグリーンのガラス瓶にラベルはなく、エンボス加工されたハートランドのロゴがおしゃれです。飲んでも違いは明白。麦芽100%、アロマホップ100%というこだわりが、何ともいえないフルーティーな甘さを感じさせてくれて、これまで日本のビールにはなかった味です。以前、フランス・アルプスのモンブランを訪れた際にシャモニーで飲んだ地ビールのモンブラン・ビールにとてもよく似ています。メーカーのホームページによると、もともとは六本木にあったビアホール・ハートランドのハウスビールだったとか。そんなビールを新潟でも飲める幸せを感じます。

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2006年7月12日 (水)

沈める滝

三島由紀夫の「沈める滝」や映画「ホワイトアウト」で小田裕二と松嶋菜々子が雪まみれの演技を見せた舞台が奥只見湖一帯です。「沈める滝」は奥只見ダムを建設していた当時の物語で、今は奥只見湖の中に没して、渇水期だけ姿を現す実在の滝が登場します。ホワイトアウトはダムそのものが舞台ですが、奥只見丸山スキー場とか旧湯之谷村役場(なぜか警察署として登場)が重要な背景になっていましたね。日本有数のトンネル道路であるシルバーラインを途中で出ると銀山平の民宿街で、すぐそばには真夏でも雪渓が楽しめます。イワマス(イワナとニジマスの交配種)の刺身にどぶろくなんて、ここでしか味わえません。そんな奥只見などの山歩きに役立つのが「新にいがた花の山旅」です。

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2006年7月11日 (火)

バナナと遠足

JR新潟駅の万代口改札のすぐ脇にあるメディアステーションbanana(バナナ)は今年10月で5周年を迎えます。通りすがりのちょっと見はふつうの駅待合室ですが、中に入れば巨大なマルチスクリーンに映し出される県内の絶景や新曲のプロモーション・ビデオが若者からお年寄りまでくぎ付けにします。駅ホームを見渡すサテライトスタジオではBSNラジオの公開番組が放送され、インターネット・コーナーでは簡単な会員登録でいつでもパソコンを無料で使えます。なにか大きなニュースがあれば新聞の電子号外がここで高速プリントされて配られます。このbananaはJRと地元新聞社、放送局が共同で開設した全国初の情報発信型待合室で、その後類似の施設が上野、大宮、池袋などに作られたモデルとなったものです。bananaで待ち合わせてお出かけ、というのが今や新潟の定番。かまびすしい女子高校生らに交じって、もの静かな熟年夫婦や、にぎやかな中年女性グループなどが、ここを起点に小さな旅へ出かける光景をよく目にします。そんな旅のお供に最適なのが「新潟 大人の遠足」(定価1575円)。県内50の小さな旅をていねいにガイドしておいしいものや見どころを紹介しています。

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2006年7月10日 (月)

ジダンの一撃

ジダン選手、何を言われたのか激高してしまったようですね。2006年ワールドカップの有終の美を飾るべき大事な一戦。しかも自身にとっても最後の現役で立つピッチで、なにがジダンの堪忍袋の緒を切ったのでしょう。それにしても、普通だったら殴りかかるか、蹴飛ばすかしますよね。ヘッディングで一発!というのもジダン流というべきなのでしょうか。なにはともあれイタリアがPKでW杯を手にしてドイツのお祭りは終わりました。なんか日本のサッカーって、これでいいのかなあ、という思いだけが強く残った大会でした(自分的には)。そしてJリーグが再開。まったりと練習していたわれらがアルビはイキナリ、あの真っ赤なサポに支えられた超強力軍団の浦和レッズとぶつかります。見たいような見たくないような、複雑な心境ではあります。で、北朝鮮のミサイル問題ですが、韓国の盧武鉉大統領は「北のミサイルは脅威ではない。日本は騒ぎすぎるな」と言ったそうですが、信じられないことです。これが脅威でないなら、韓国はなぜ北と戦争状態を継続(休戦中)しているのか。もっとも、日本の政府高官が「自衛隊は北朝鮮のミサイル基地を攻撃できる能力を持つべきだ」と発言したのは、いささか行き過ぎだとは思いますが、日本もジダンのような一撃を、ということなんでしょうか。即、レッドカードですね。

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2006年7月 7日 (金)

怒れ!外務省

泉田知事のメールマガジン「たがいに にいがた」7月7日付け第36号で知事は北朝鮮のミサイル発射について非常に強い調子で抗議しています。政府・外務省のなんとなく腰が引けた対応を見ていると、段々腹が立ってくるのですが、せめて日本国の中でも特異な位置(国交のない北朝鮮との唯一の窓口を新潟港で引き受け、複数の拉致被害者のふるさとである)にある新潟県の知事としては、是非とも軸に狂いのない、筋の通った対応をお願いしたい。政府は「あれがこうなると、これを失うかもしれない」とか「これをこうすると、あれが具合悪くなる」などということをグジグジ考えている場合ではないはずです。怒るべき時にはきっちりと怒ることです。いつもあいまいな笑いでごまかしていては、国家の主権・尊厳など守れません。それくらい毅然とした冷徹な判断を示して理不尽な恫喝に立ち向かってほしいと切望します。要は1億3000万人を護る気があるのかどうか、ということなのですから。笑い話で三自衛隊を四文字熟語で現すと、陸上自衛隊は「猪突猛進」、海上自衛隊は「唯我独尊」、航空自衛隊は「支離滅裂」というのがありますが、さしずめ外務省は「軽挙妄動」でしょうか。

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2006年7月 6日 (木)

歌合戦など

先日、久しぶりに宴会の二次会まで付き合いました。普段は若い諸君が心おきなく破産、いや入力ミスです、発散できるように二次会は遠慮しているのです。二次会といえば歌ですよね。カラオケボックスなんかへ入ってしまうと、これはもうひたすら歌い続ける体育会系の消耗戦になりますが、スナックなんかだとほかのお客さんグループと「熊さんチーム」対「うさぎさんチーム」の戦いに発展することも多いのではないでしょうか。敵が吉幾三で来たら、こっちは新沼健次。こっちが浜崎あゆみで攻めると、敵はケツメイシで返してくる、みたいなね。でもって、新潟のスナックで良く起きるのが「新潟ブルース」の正面衝突。「おいおい、それって俺の持ち歌だぞ。ママ、次も新潟ブルースね」というわけで店内のお客さんは「今日も霧が降る 万代橋よ~」と同じ曲を2回続けて聴かされるハメになるわけです。それくらい新潟人に愛されている信濃川と万代橋。国土交通省と新潟日報社が共催する「信濃川自由大学」も、この川と地域を見つめ直して地域活性化につなげようというイベントです。今回、自由大学の最初の6回分をまとめた「われら信濃川を愛する part1」(定価1500円)が出版の運びとなりました。長岡造形大学の豊口理事長はじめ地域の文化を担う各界の方々が対談形式で信濃川を語っています。とても読みやすい、しかし眼からウロコもいっぱい。このあとpart2も出版の予定です。

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2006年7月 5日 (水)

北朝鮮ミサイル発射

いったい何を考えているのか、北朝鮮がついにミサイル6発を発射しました。いくら公海上への着弾とはいえ、一般航行船舶への被害もあり得たわけで、通告無しの暴挙を世界は絶対に容認しないでしょう。もし日本の自衛隊が訓練と称してミサイルを日本海に向け発射したら、ロシアや北朝鮮、韓国の反応は想像するのもいやになるほどヒステリックなものになるでしょう。個人レベルでも国家レベルでも、被害者の痛みを加害者は決して理解しません。逆の立場でものごとを考えられないというのは悲劇を招きます。過去の過失(全部が全部、確信犯だったわけではないのですが)に対する執拗な攻撃がトラウマになった日本外交の無抵抗主義も、ここまで好き放題なことをされて黙っているとなると、世界中から「国家主権を放棄した」とバカにされること必至です。戦争放棄と主権放棄は別次元の問題です。折しも新潟港の港外には万景峰号が到着しました。今回に限っては、これを入港させるようなことがあってはならないと思います。断固たる抗議の意志を示して入港拒否すべきでしょう。街頭には右翼の宣伝車が軍艦マーチを大音響で鳴らしながら走っています。なにか、国民の鬱積した気分に火を付けかねない危険な響きに聞こえます。

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2006年7月 4日 (火)

人の歴史と自費出版

県央地区のさる企業の創業者の方が、病を得て亡くなられる2年前から書きつづられたご遺稿を、このほどご子息が立派な本として自費出版されました。300ページ近いこの本には、この創業者の方が歩んでこられた時代が生き生きとよみがえり、人の一生の重みを感じさせる一冊となりました。恐らく思い出すままに書きつづられたのだろうと拝察する内容は事業のこと、家族のこと、趣味のことと多岐にわたり、数多く世に出ている、いわゆる昭和史では知ることのできない地方の鼓動が伝わってきます。歴史とは何なのか。思わず考えさせられました。国や為政者や大自然の遺した足跡が歴史になるのではない。生きて死んでいく一人ひとりが歴史なんだ、ということに思い当たったのです。100人いれば100通りの、1万人いれば1万通りの足跡があり時代があります。そうしたものを縦糸、横糸にして織り上がるのが歴史なんだ、という思いを強くしました。自分史がブームだといわれて久しいのですが、こうした自費出版がもっともっとたくさん編まれて、そうした本を一堂に集め、分類し、閲覧できるような「人間の歴史館」のような施設ができたらいいな、と思います。

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