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2006年6月30日 (金)

行進曲・新潟

日米首脳会談に臨んでいる小泉首相。あいかわらずのブッシュ・ジュニアによるリップ・サービスに頬が緩みっぱなしと言う感じですね。おまけに今回は首相在任中最後の訪米とあって米側はスペシャルサービスとして大統領専用機のエアフォース・ワンに搭乗させるとか。いいなあ。一方韓国では韓国人拉致被害者が記者会見して「拉致されたのではない。救助されたのだ」としたうえで、横田めぐみさんは自殺した、と従来からの北朝鮮側発表を繰り返しました。偽遺骨問題やめぐみさん目撃情報など北朝鮮に対する包囲網は狭まっているはずなのですが、歯がゆいかぎりの展開です。さて、私は昨夜「起業の人 中野家の志」(本体価格1600円)の出版記念パーティーに出席してきました。この本の中で気になっていた万代シティー開業時に作曲され、その後事実上忘れられていたという「行進曲・新潟」が会場で演奏され、なかなかすばらしい曲で感動しました。この曲は本の中でも紹介されているように、昨年3月に発売されたCD「日本のマーチベスト・戦後編」の中の1曲として収められ、ようやく「市民権」を得た形ですが、昨夜の演奏を聴くと本当に躍動感のあるすばらしい曲で、戦後を代表する「祝典行進曲」や「コバルトの空」に負けていないと感激しました。これを機会に是非、新潟市内の小中高校では運動会や体育祭にスーザのマーチだけでなく「行進曲・新潟」を使ってほしいと思います。

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2006年6月29日 (木)

アレルギー最前線

ここ数日間、鼻水と鼻づまりがひどくて不快な状態が続いています。こういうときは自宅でも会社でもティッシュの消費量がものすごくなって「資源の無駄遣いかなあ」と「チームマイナス6%」のメンバー(会員No.28979)としては心苦しくなります。最近では再生紙100%のティッシュもあるのですが、会社の近くのドラッグストアで買ってきた○リエー△は、今あらためて箱を見たところ「パルプ100%でつくられています」と堂々とうたっていました。残念!私のアレルギーはもう10年以上のお付き合い。主治医が一番恐れている喘息の発作は、もう長いこと起きていないのですが、飲み続けている薬はハンパな量ではないだけに、なんとかしたいと思い続けています。増え続けているアレルギー患者。原因や症状はまさに千差万別だけに、なかなか完治の決め手が見つからず、私のように対症療法でがまんしている人も多いのでは?そんな人のために少しでも役立てば、と「専門医がわかりやすく解説 正しく知って治すアレルギー」(本体1200円)が出来上がってきました。一両日中に書店に並びます。新潟アレルギー研究会の専門医13人がそれぞれの専門分野から分かりやすく原因、予防、治療についてアドバイスしています。新潟日報で1年間にわたって連載された内容を再編したものです。ご自分が悩んでいる症状から読んでもよし、県内各地の医師が書いていますので、自宅近くにはどんなアレルギー専門医がいるかを確かめるにもよし、という一冊です。

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2006年6月28日 (水)

死刑台のエレベーター

新潟県内で過去9年間に発生したエレベーター・トラブルはシンドラー社以外でも41基で58件もあったそうです。このうち閉じ込めは4件。私も以前、地震だったか何かで会社のエレベーターに閉じこめられ、手で扉を開けて段違いの上の階へ脱出した経験があります。あの大停電でも郵便配達の人が閉じこめられましたね。閉じこめといえば、ルイ・マル監督の映画「死刑台のエレベーター(1958年)」でしょう。最近も見直したけど少しも古くない。すばらしい映画です。マイルス・デイヴィスの音楽も、いかにもフランスらしいしゃれたサスペンス映画の雰囲気を盛り上げていました。主演の不倫をする社長夫人役のジャンヌ・モローが鬼気迫る演技でしたね。殺人の証拠となるものを忘れて、エレベーターの中に閉じこめられるモーリス・ロネ。ナイフでエレベーター内のパネルを外すがドアを開けることができない。この焦りがなんとなく間抜けに見えてしまうのは、その後イッパイ登場したエレベーターもののアクション映画で、いとも簡単に天井パネルを外してロープ伝いに脱出したりするスーパーヒーローたちを見ているからかな。半世紀前のパリを舞台にしたこの映画。エレベーターはシンドラーだったのでしょうか。脱線しますが、この映画に重要な脇役として登場するドイツ人夫妻が乗るシルバーのメルセデス300SLはため息が出るくらいカッコいい。石原裕次郎も乗っていたガルウイングのスーパーカーですが、1958年と言えば昭和33年。日本では東京タワーができて、軽自動車のスバル360が初の大衆車としてもてはやされていたんですね。まさに「3丁目の夕日」の時代です。そんな時代に同じ敗戦国のドイツでは、どうしてあんなスーパーカーが造られていたのか、思えば謎であります。

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2006年6月26日 (月)

エイビーロード

リクルートの海外旅行情報誌「エイビーロード」が10月号を最後に休刊というニュースに「やっぱり来たか」と感じた人は多かったでしょう。割安の海外旅行を計画する人は一度は手にとって見るメジャーな雑誌だった同誌ですが、最近はネット上の情報提供サービスが雨後の筍のように増え、ほぼリアルタイムで新しい情報が入手できて、しかもその場で空席照会や仮申し込みまですんでしまう手軽さは紙媒体には真似のできないものになっていました。エイビーロードも既にネット上のサービスに軸足を移していました。もう大昔のような気がしますが、94年に米のホットワイアード誌が好調だった紙媒体を廃止してweb上の電子出版に切り替えると発表された時は、腰が抜けるほど驚いたものでした。しかし、ホットワイアードの発表を読んで、紙媒体のコストがいかに出版元に高負担を強いるのかを理解し、納得したものです。今では雑誌も単行本もマンガも、電子出版が花盛りです。PCだけでなく携帯でも読めるのですから「寝っ転がって読むのは紙の本さ」という強がりも通用しなくなっているようです。出版業界、いよいよ難しい時代になってきました。

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2006年6月23日 (金)

サムライブルー?

サッカーは英国(イングランド)でスポーツとして確立したと言われます。今や世界のトップに君臨するブラジルやアルゼンチンなど中南米諸国へは遅れて伝わった、ヨーロッパの球技でした。その逆と言えるのがタンゴでしょうか。アルゼンチンを発祥の地とし、その後ヨーロッパへ伝わってコンチネンタル・タンゴというジャンルを確立しました。ファン・ダリエンソ(アルゼンチン・タンゴ)もアルフレッド・ハウゼ(コンチネンタル・タンゴ)も、どちらもいいですよねえ。だからどうしたって?別にどうもしないんですが、ただ、やっぱり日本代表にとって世界の壁、とりわけブラジルの壁は高かったんですね。脱力ついでにもう少し脱線すると、サッカー・ワールドカップの各国ユニフォームの色って、どうやって決めているんでしょうか。特に日本の青って。自動車レースの世界ではずっと昔から車体色が英国はグリーン、イタリアは赤、フランスは青、ドイツはシルバー、遅れて参加した日本は白という伝統的なナショナルカラーがありました。かつてバイクしか造れないと侮られていた東洋の島国から参戦し、たちまち優勝をかっさらって世界を驚愕させたホンダのF1がまとっていた純白のボディに真っ赤な日の丸はかっこよかったなあ。もっとも最近はコマーシャリズムや多国籍化の影響で、この良き伝統も消えつつありますけど。

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2006年6月22日 (木)

蒲原の方言

方言ブームなんだそうです。お笑い系が発信源らしいのですが、女子高生なんかが、いわゆる仲間内ことばとして使っているのも原因とか。新潟県は方言の宝庫ですが、今までなんとなく格好悪いような印象が強くて、気がついてみたら街の中から方言がどんどん消えていました。そんな新潟の方言でもピカイチなのが「蒲原ことば」と言われた方言でしょう。青森の津軽弁ほどではないにしても、沼垂あたりのお年寄りが使いこなす方言は、うっかりしていると外国語かと思うほどユニークです。このたび「新潟方言を探る」の著者・野口幸雄さんがまとめられた「新潟方言誌 蒲原の暮らしのことば」(本体価格2600円)には、そんな消えゆく蒲原ことばがぎっしり収められています。まず本を開いて目に飛び込むのは32ページに及ぶ方言語彙索引。これだけ見ていても、思わずニヤリとすること請け合いですが「ばらこくてぇ」「げっぽ」「あたける」など、ほんの10年、20年前までは普通に使われていた言葉の解説や用例を読めば、きっと若い人たちには新鮮に映るのではないでしょうか。巻末の「方言語彙の意味の記述について」では、例えば「ズル」と「ヨゴク」の違いを明確にしているなど、新潟もんにとっても目からウロコの内容です。

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2006年6月21日 (水)

古代のロマン

會津八一 悠久の五十首」がいよいよ刊行となります。本の帯には俳優の仲代達也さんが「10年前、NHKのドキュメンタリー番組『會津八一の世界 奈良の佛たち』で八一の役を演じた私は、先生の短歌を朗詠するたびに、古代へのロマンに誘われ、その美しい言葉の響きに心が洗われる思いがしたものです。私を俳優に育ててくれた亡き小林正樹監督は會津先生の愛弟子。珠玉の歌50首に再びめぐり逢い、孫弟子はじっくりと味わいます」と書いています。この本は新潟市の寄居浜を散策する會津八一を撮った濱谷浩の有名な写真を冒頭に、巻末には珍しく呵々大笑する會津八一を小柳胖(元・新潟日報社社長、元・新潟日報事業社社長)が撮った1枚が飾られています。内容は會津八一の数多い短歌から鶴見大学の和泉久子名誉教授が選んだ奈良の歌37首、東京の歌6首、新潟の歌7首を原文、漢字かな交じり・現代かな遣い、解釈、解説で多角的に紹介しています。また斎藤茂吉ら文芸家10人が書いた「八一の歌の評論」や「會津八一の美学」、「會津八一の生涯」も興味深い内容です。6月30日には仲代達也さんを招いて新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ劇場で「會津八一没後50年記念イベント 仲代達也 座談の夕べ」が開かれます。入場料1500円ですが入場者にはこの本が全員にプレゼントされます。入場券申し込みはこちらからどうぞ。最後に八一の代表的な一首を。
おほてら の まろき はしら の つきかげを つち に ふみ つつ もの を こそ おもへ

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2006年6月20日 (火)

自然と暮らす

長野県黒姫で森の再生に取り組む作家C・W・ニコルの小説には、かつて普通に見られた日本の美しい自然が喜びに満ちた筆致で描き出されています。例えば「下枝のきれいに払われた杉木立を抜けるとすぐ、両側に段丘をなす水田地帯が開けた。小さく仕切られた棚田は自然石の石垣に支えられ、石のあいだから遅咲きの菫など、野の花が可憐な顔をのぞかせていた。灌漑の水が田のわきをちょろちょろ流れ、ところどころ銀色の布を垂らしたように、石垣にあふれて落ちていた。燕が田の上を低くかすめ飛び、畦には鶺鴒が、白と黒の尾をせわしくふって歩くのが見られた」。これは「遭敵海域」(文芸春秋社刊)の一節で、前後の脈絡から新潟県のおそらく柿崎あたりの山合いの集落をモデルにしたのではないかと考えられます。と同時に、これはかつての旧山古志の「当たり前」の風景でもあったのです。さて、団塊世代の大量リタイア時代を迎え、この世代の帰農や就農が増えると見られています。ニコルが描いているような自然のなかに身を置いて、ボロボロになった体も心も癒しながら暮らしたい、という人が増えているからです。そこまではできないけど、せめて汗をかいて自然の恵みを満喫したい、という人にまずは「新潟の家庭菜園」がお薦めです。身近な56種類の作物について栽培のコツや耕作の準備、病害虫対策などを分かりやすく解説しています。でも、まず土地を確保しなきゃね。

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2006年6月19日 (月)

カカオのチカラ

うーん、何度も得点チャンスがあっただけに悔しい。決定力不足という意味が良く分かった試合でしたね。恐らく、悔しさはクロアチアの方が数倍なんだろうと思います。PKで「いただき!」ってほとんどのクロアチア・サポは思ったはず。川口、ほんとによく止めた。今大会は各チームのキーパーがすばらしいという印象があるのは私だけですか。それにしても崖っぷちが続くわれらがサムライ・ブルー。2試合を見た印象では「おとなしすぎ」という感じが強くします。とは言ってもイタリアとか欧州勢の相変わらず暴力的なまでのアグレッシブさも、ちょっとねえ、という感じはします。スローで見れば腕をつかんで、顔を殴って、足をかけてますよね。審判はほとんど流しているけど。その点、初出場ガーナのジェントルさが印象的でした。高度な身体能力と技術をフルに発揮しながらも、ゲームの要所要所で相手プレーヤーや審判の動きに気を使っている様子が見られ、なにか風格のようなものすら漂っていました。私はブラジルより好きだなあ。決勝リーグで日本とガーナの試合が見たいなあ(って、木っ端みじんだね。きっと)。

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2006年6月17日 (土)

みんな戸惑っている

7000万円の腕時計というのを見ました。どうしてそんなに高いのか、見ただけでは分かりません(見る目がないので、すみません)。今、市販されているクルマで一番高価なのは、なんと1億6000万円!タイヤは4個だし、ハンドルもあるし、2人しか乗れないのに、どうして?…。ヒルズ族の巣窟(?)である六本木ヒルズの賃貸マンションは1ヶ月400万円とか。1年で4800万円を払い捨てるんですか(買わなきゃ当たらないジャンボ宝くじで3億円当たれば6年間は住めますけどね)…。そういったモノがこの国では平気で売られ、買われているから恐ろしい。一方で100円均一ショップは、まさにモノの花盛り。「どうしてこれが100円なんだろう」と手にとって原材料、生産加工、流通という過程(そこに携わる人々)に思いを巡らすものがたくさんあります。政府・日銀はデフレ脱却を謳っていますが、デフレとかインフレとかいうこと自体が相互に入り組んで同時多発的に作用しているのが現代の経済なのではないか、とさえ思わせられます。資本主義経済というよりも自分勝手主義経済でしょうか。こんな訳の分からない世の中に社会人として小さな船をこぎ出す若い人たち。その不安は察するにあまりあるのですが、思い詰め、自分を責めてもなんの解決にもなりません。いま自分は不安定になっている、と感じたら「窓の外は青」を読むことをお勧めします。

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2006年6月14日 (水)

空中散歩気分

グーグル・アースを知っていますか。衛星写真で世界中を見ることができる、すぐれた無料サービスです。地域によっては乗用車とバスを見分けることも可能な解像度ですが、米国防省はもっとはるかに高解像度の衛星画像でリアルタイムに世界中を監視していると思うとちょっとねえ、という感じです。それはともかく、まるで好みの場所の上空から見下ろしているような経験ができるグーグル・アース。試みに極東ロシアはカムチャツカ半島のペトロパブロフスキー・カムチャツキー市周辺を拡大して見てみたら、市の北にある飛行場には以前函館に亡命したことで有名なミグ25らしい戦闘機が10数機、無造作に並べられていました。市の南にある湾には、まるで鯨が並んでいるように潜水艦が20数隻も係留され、そのうち大きい数隻は紛れもなく戦略ミサイル搭載の原潜です。一方、サハリン対岸にあるワニノ市周辺を拡大すると、こちらの飛行場には超音速爆撃機のツポレフ・バックファイアが10数機と、日本近海によく出現する巨大なプロペラ爆撃機のツポレフ・ベアが10数機並んでいました。崩壊前の旧ソ連なら、こんな写真を持っているだけで逮捕なんてことになったかもしれません。時代は変わったんですねえ。新潟市一帯はかなり細かいものまで識別できるエリアです。万能地図をかたわらに置いての空中散歩も楽しいですよ。

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2006年6月13日 (火)

個人情報

昨日の朝刊連載「常識的!」で「奇妙な個人情報保護」という一文が掲載されました。このところ「それっ!個人情報保護だ!違反すると大変なことになるぞ」というお上の号令(恫喝)に振り回されていただけに、なにかフッと力が抜けて、同時に何となく腹が立ってきました。ちょっと前まで話題になっていた男女混合名簿の是非なんてものじゃなく、世の中から名簿そのものが消えているんですね。そういえば身近な社員名簿も消えました。本当に日常の仕事がやりにくくなっているのを実感する今日この頃だけに、病院で名前を呼べないため患者番号で呼んだらお年寄りが気づかない、なんて話は「そうだろうなあ」と納得してしまいます。「あつものに懲りてなますを吹く」もほどほどに、と言いたくなります。そういえば駐車違反の取り締まり強化もそうですが、最近の風潮はちょっと極端すぎる気がしませんか。1かゼロか、のデジタル的な思考なんでしょうか。

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2006年6月12日 (月)

地震に負けるな

6月16日が近づいてきました。若い人たちはピンと来ないでしょうが、1964年のこの日に粟島沖の日本海海底を震源とする大地震が発生し、新潟市では橋が落ち、ビルが横転したり傾いたりしたほか石油精製コンビナートが炎上するという大被害を出しました。この新潟地震は近代都市を襲った初めての大地震というありがたくない代名詞が与えられましたが、同時に都市の中心部が津波によって浸水したことは意外に知られていません。地盤の液状化現象というのも新潟地震で一躍有名になったものです。一昨年の中越大震災は、これとは対照的に中山間地を襲った直下型の大地震でした。魚沼コシヒカリや端麗辛口の地酒、紬や縮の伝統織物、世界に知られた泳ぐ宝石・錦鯉…。そうした特産名産を育んだ豊かな自然とあたたかい人情を壊されてたまるかと、新潟日報社は報道紙面と広告紙面ともに総力を挙げた地震復興キャンペーンを展開してきました。そのひとつ「With a Smile 心をひとつ ふるさと復興」の広告キャンペーンが本年度の第14回全広連広告大賞を受賞したのです。中心となった企画は1年間にわたった「黄金の稲穂」シリーズで、絵本作家の黒井健さんが描き下ろした心温まる絵にメッセージをそえて被災地へのエールとしました。また、シリーズ終了後にはこれらの絵に女優の星野知子さんが文を添え、絵本「黄金の稲穂」として当社から出版。県内のすべての小中学校に寄贈しました。ことしも被災地では早苗がすくすくと伸び始めています。黄金の稲穂が実るころには、多くの被災者の皆さんが懐かしいふるさとに帰れますように。

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2006年6月 9日 (金)

花盛り

ゴールデンウイーク終盤にこのブログで書いたプランター花壇。当社の玄関前に6つ並んで見事な花を咲かせ始めました。最近は各家庭でも外を通る人に見えるよう工夫した美しい花壇やプランターが増えましたね。数年前には大流行して、どこの家にも紫の花が溢れたサフィニア(これは商品名です)が、ちょっと見なくなったように思うのですが、やはり値段が高いせいでしょうか(まだ時期が早いかな)。いまの季節に人気があるのはポピュラーなパンジーや小輪のビオラ、ペチュニア、ベゴニアといった花たちでしょうか。手間がかからず長く花を楽しめるというのはうれしいことです。私は真夏に大輪の花を咲かせるアメリカ芙蓉が大好きなのですが…。ところで新潟日報生活面の連載「癒し誘うハーブの世界」、今朝の5回目はラベンダーです。ラベンダーと言えば北海道の富良野でしょうが、現地のライブカメラを見たらまだ土の畑状態でした。これであと1ヶ月半もすれば満開で紫の絨毯になるんでしょうか。最近では新潟でも栽培する家庭が増えているようですが、新潟の高温多湿はラベンダーの大敵。管理には気を付けましょう。県内の山で見られるウツボグサは紫の小さな花がたくさんついて、同じシソ科だけにラベンダーと似ています。「新にいがた 花の山旅」にも紹介されています。

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2006年6月 8日 (木)

シンドラーと引きこもり

続落している東証株価は8日朝、1万5000円を割り込みました。去年の12月1日以来だということです。大きく見れば米国の景気減速懸念が震源地なのでしょうが、なんかこのところの村上ファンドとかシンドラーエレベーターとか五泉市村松小の防火シャッター落下とか耐震偽装といった全般的な信頼感失墜への嫌気というのも影響しているんじゃないのか、と考えてしまいます。それはそうと、新潟日報の生活面で連載している月乃光司さんによる「心晴れたり曇ったり」が今朝で100回目となりました。東京で来年開く「エイブルハート・オンステージ」出場団体選考に出席し「僕はアルコール依存症と薬物乱用、引きこもり体験の当事者です。僕たち当事者が主体となって活動したい」と訴えたとのこと、心から声援を贈りたいものです。選ばれるといいですね。月乃さん著の「窓の外は青」はアルコール依存症からの脱出の苦闘を書いた自伝で、にいがた市民文学小説部門奨励賞受賞作品。そして「家の中のホームレス」は対人恐怖症や引きこもり、自殺未遂などの自己体験をエッセーや詩にまとめた1冊。さらに「ひきこもり―ただいま冬眠中」は月乃さんはじめ4人の引きこもり体験者が座談会形式で引きこもり体験や引きこもり脱出を語っています。どれも当事者でなければ表現できない本音の痛みや苦しみが胸を打ちます。月乃さんは心身障害者のパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」という組織に参加しているそうですが、本当に「こわれ」ているのは一体だれなんだ、と考えてしまう今日この頃です。

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2006年6月 7日 (水)

エレベーター

東京・港区の高層共同住宅で起きたエレベーター誤作動による死亡事故は、その後同じメーカーのエレベーターが各地で異常な挙動を示していたことが続々と明るみに出て、単なる不幸な偶然などではなかった疑いが濃厚になっています。
電源を切ったら最上階まで急上昇したとか、指定の階で止まらない、閉じこめられる、振動が起きるなどといった事例の数々を聞くと、一体なにが起きているのかとあきれてしまいます。高層建築が急増している昨今。特にマンションでは新潟市内でも20階クラスが相次いで建築され、住民の足は事実上エレベーターしかありません。すなわちライフラインです。エレベーターは正常に作動していてさえ、その個室性から犯罪の温床と言われ不安が多いのに、作動自体が信用できないとなったらもう大変です。事故を起こしたエレベーターを造ったシンドラーという会社は1874年にスイスで創業した世界第2位のエレベーター・メーカーだそうです。この会社のホームページで代表取締役は「この事故がエレベーターの設計や設備によるものではない事を確信している」と明言しています。また保守点検はシンドラー社からほかの会社に移っていることも公表していますが、社団法人エレベーター協会ホームページには、万一に備えたエレベーターの安全装置(建築基準法準拠)が明示されており、これに従っていれば今回のような事故は絶対に起きないはずであるだけに、このところ相次いだ企業不祥事などの際の当初の釈明と同じパターンは残念で納得いかないと感じました。

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2006年6月 5日 (月)

ふるさと再興

小千谷の牛の角突きが復旧なった小千谷闘牛場で開かれた、とテレビのニュースで見ました。失われた平凡な日常を一日も早く取り戻したい、という住民の皆さんの切望は痛いほどに分かるだけに、ひとつひとつの復興の足取りが頼もしい限りです。長岡市に合併した旧山古志でも、住民の強い要望を受けて一度は古志となった地名が11月から山古志へと変更されます。闘牛も9月からいよいよ旧山古志へ戻っての開催。建設が進む新しい小中学校でも10月末から授業が始まる予定とか。崩れてしまった山や棚田は元へ戻らないかもしれないけれど、父祖の地で再び生活できる安堵は何にも代え難いものでしょう。フェニックスのようによみがえる「日本の原風景」のムラを、いつまでも支え、守っていきたいと思います。旧山古志の住民の皆さんが、こぞって慣れない「手記」に挑戦した、いわばフェニックスの決意表明とも言える「帰ろう山古志へ」がいよいよ今月半ばには刊行の運びです。多くの方に読んでいただいて、ふるさと再興の思いを共有していただきたいと願うものです。

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2006年6月 1日 (木)

クールビズなど

昨日、東京で行われたクールビズのファッションショー(cool asia 2006)。お歴々の中にあって泉田知事の夏姿はなかなか良さげに見えました。青いジャケットと生成り(?)のシャツは小千谷縮のメンズブランドで、パンツは片貝木綿という「復興支援型クールビズ」は、機能性もテーマ性もあって大いに結構なものでした。実は私も先日、知事と同じ片貝木綿のパンツを入手しようと電話をかけたのですが「もうありません」と残念な返事。記者会見での発言で一気に話題となり、注文が殺到したらしいのです。是非、来シーズンは大量生産してください。当社もきょうから軽装奨励期間に入りました。もうちょっと気温が上がってくれないと気分が乗りませんが、地球温暖化抑制のためにできることから協力したいと思っています。ところで「人間の死亡率は100%」というフレーズにちょっとたじろぎました。考えてみれば当たり前なのですが、こうして文字にすると重いです。新刊の「新潟親鸞学会紀要第3集」のなかの「往生浄土とは何か」と題した講演採録にあったフレーズです。イラク戦争とキリスト教や、プラトンの哲学など縦横無尽の展開で、門外漢の私にも興味深い内容です。臨終は往生の終点で、信心の瞬間が往生の入り口ということだそうですが「朝に紅顔ありて夕べに白骨となる」ということを思い浮かべながら読んだことでした。

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