ああ情けない
故障続きでヤバい飛行機だなあ、と感じていたDHC-8(ダッシュ8)が、とうとうみっともないトラブルを衆人環視の中で起こしてしまいました。世界的に需要が多いコミュータ路線専用機としてブラジルのエンブラエルやスエーデンのサーブと市場獲得競争を繰り広げているこの機体。もともとデハビランド・カナダ社は信頼性の高い小型機で有名だったメーカーですが、国際化・効率化の波に呑まれてタガが緩んでいるようです。日本におけるダッシュ8はあの国産名機YS-11に替わるものとして大量に導入されたわけですが、今でも海外では重宝されているYS-11だったら、こんな無様なトラブルは起こさなかったのではないか、と残念です。国内民間航空会社が早々に見捨てたYS-11も、自衛隊では20機ほどの全機が今なお現役。古いものは製造から40年も経つのにみんな大事に使われて、一部は近代化した「スーパーYS」に改良されてバリバリ働いています。いいものは長持ちするんです。それに比べてダッシュ8はいかにも使い捨て、ジャンクフード的な雰囲気を漂わせている飛行機だと思います(ひいき目ですが)。ものづくりの伝承が盛んに言われる昨今、YS-11の後継機開発を怠った日本の産業界は高いツケを払わされることになるのでしょう。
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